#162「良心の天秤」
COVENANT
地球
採点(5段階)★★★
US AIR FORCEの模型の飾った部屋。そこはアレックコルソンのオフィスだ。
ブライアンは、コルソンに対して、一度踏み出したらもう戻れないと忠告しつつ、これには社運がかかっているんだと、再度とめようとするのだが、コルソンはやる気だ。
株主もだまっちゃいないというのだが、全ての国民にも知る権利があると、断固として聞かない。正しいことだと話す。

そして記者会見を開いたコルソンは、ご存知のように、5ヶ月前恐ろしい悲劇に見舞われました。2千名を越すアメリカ軍人が、一度に亡くなったのです。原因は大量の隕石が地球に、降り注ぎ太平洋で演習中の空母に直撃したためとされています。
でも私は、あえてそのときの政府発表に異を唱えたく、ここにお集まり願いました。
事件のおきたその日ですがどの衛星も、隕石の大量落下を捉えていません。
とその記者会見を見ているダニエルのラボに、カーターがやってくる。
生中継でその模様は写されているのだ。

世界中でどれだけの国家が、この陰謀に加担しているかは、知りませんが、確かなことは、国民がだまされ、真実が隠されたことです。お集まりの皆さん、この地球外にも生命はいます。我々よりはるかに優れたテクノロジーを有するエイリアンは、幾度となく地球に現れ、人類と接しているのです。証拠もあります。これまで隠している政府に24時間の猶予を与えます。事実を公表するのです。公表しないときは、私が変わってそうする。とコルソンは会見を終える。
会見場は騒然とする。

ダニエルたちはどうするかな?と冗談交じりに話すが、予想以上に苦しむ。
テレビのニュースで話すキャスタージュリアドノバン宇宙船プロメテウスにでたキャスター)は、20年間よその星に住んでいた人のために伝えます。アレックコルソン、42歳で600億もの資産を持つ実業家傘下の企業には情報産業、バイオテクノロジー、航空産業多数があり、世界の富豪500人中8位。個人的に200を越すパテントを所有し、その能力は、経済界だけでなく、といっているところだった。しかしテレビを消せというオニール将軍の言葉により、カーターたちは、テレビを消す。
そいつのことならテレビより詳しいんだろう?と聞くと、実は、カーターは一緒に仕事をした仲だった。F302制御システムを開発したのはコルソンの会社で、彼自身優秀なエンジニアだが、、目的は、秘密だったという。少々おかしくないか?とオニールは言うが、オニールも、実験機を使ったと話す。僕らもゲイトをくぐったとダニエルも後押しする。少々イカレタカルト集団とは違うとカーターは話し、みんな耳を傾けるという。コルソンは気象観測衛星を何個も所有しているため軌道上のアヌビス艦隊や、南極の戦いかで、何かを捉えたのではないかと考える。ペンタゴンで何度か講習を受けている彼には大統領が個人的に招待もしているらしい。
なぜそのときに真実を教えなかったのかティルクが尋ねると、彼の人柄から保安上の危険が、大きいと見られたとカーターは言う。

父親は、新聞記者でマッカーシー旋風で投獄されて以来、彼は表現の自由と国民の知る権利について、やけにこだわっている。機密情報の漏洩は国家反逆罪だとカーターも言う。コルソンを説得する手を考えろとオニールは指示し去っていく。

主要なテレビ、ラジオ放送局、お堅いのからゴシップ専門の新聞に、週刊誌まであらゆるメディアが次の発表を待ちかねているとブライアンは興奮している。コルソンは、落ち着けと話す。ブライアンは、株価は25%も暴落してしまったと言う。政府を敵に回すということは、最大のお得意様を失うということになるんだ。と意義を唱えているのだが、それがなんだっているんだとコルソンはいう。
伏せておいたほうが、いい真実もある。新しい現実と折り合いを付けていかなきゃと説得を始める。手に余ったらどうする?ワシントンが正しくて、伏せたままにしておくべきだったということだったら・・・どんな混乱が起きるかわからんぞ?と話しているところに、コルソンの元に、来客が現れる。
その来客は、ダニエルと、カーターだ。2人は、さっそくコルソンに会いに向かったのだ。ダニエルのことはコルソンは、大ファンで知っていた。ピラミッドは、宇宙船の発着所だと論文を出していた頃のものを読んでいたのだ。遠い昔のことですとダニエルはいうのだが、コルソンはあれ以来新論文の発表がないなと伝え、どうしてたんですと聞く。まぁいろいろあったとダニエルは言う。ブライアン・ボブラーを紹介する。
事実を認め合うところからはじめましょうか?と別室に案内する。
隕石落下、事実を隠すウソだった。それも出来の悪い作り話だと、証拠を手に入れるまで半信半疑だったがねとその証拠をテレビ画面で見せる。
映像には、ハイパースペースから抜けた母艦の姿だ。さらに次々とボタンを押すと、南極での戦いのシーン。さらに拡大図。そして、プロメテウス号の映像が映された。
これは我が地球の宇宙船だろう?とコルソンは尋ねる。
問題の日、わが社の衛星12基全てが6時間に渡って更新不能になって、機能が回復すると同時に、この録画映像を送ってきた。

映像なら作りものかも?というのだが、さらにスイッチを押し、アヌビス艦隊がハイパースペースを抜けてきている映像が出された。君らの来た目的はわかっているよ、ワシントンは君らのような人物を送ってくることで私をイカサマ師と思わせたいんだと話す。私のような?とカーターは言うが、聡明な人物さとコルソンはいう。
映像は他にもあり、知る権利がある、国民も同じだとさらに付け加える。
どうすればとめられるのかしら?と言うと、ブライアンは、私もそれが知りたいよと話す。カーターとダニエルは、渋々オフィスを後にすると、ジュリア・ドノバンからカーターの携帯に電話が入る。どうしてこの番号を?とカーターが聞くと、私の情報網、一時間前、私のカメラクルーがハンサム街道シアトルコルソンの本社ビルに入っていくあなたを捉えたのだけど?というと、公式コメントはないの?と尋ねる。
カーターは、あなたのニュースは一方的と話すと、ドノバンは、今度こそコルソンは全てを暴くつもりよ、ワシントンも今度こそは隠しきれないんじゃない?という。
ドノバンは、秘密厳守の同意書にサインしており、忘れないでちょうだいというと、コルソンは、刑務所行きも怖くないみたいとドノバン。秘密が暴露されそうになったら真っ先に、連絡するとカーターにいっていた。そのつもりよとカーターは電話を切る。
英雄たち 前編に出ていた
ブレーグマンからも13回も留守電が入っているとダニエルは笑っている。

会見以来電話回線はパンク状態で、殆どがイカレタ連中からのものだとスタッフはいう。君たちや家族にもそれぞれ護衛をつけようとコルソンはいう。
これから先は何が起きても不思議じゃない。
ブライアンは、さらに止めようとするのだが、コルソンは、簡単に静止できるような人物ではない。激しい戦いがあり、国民は知る権利があると全くブレーグマンと同じ主張を唱えるコルソンにはコルソンの会社のスタッフも何も意見がいえない状態だ。
全てを公表して欲しいという考えだが、強硬手段に訴えないのが不思議だとブライアンは言う。徹底的に無視して茶番と思われるのが利口だという。
政府は簡単に黙らせることも出来るとブライアンはいうが、全くコルソンは、静止できない。政府に何が出来る私を殺すか?と言っている状態だ。

写真以上に重大な隠し玉を持っていそうね?とカーターはダニエル達に話す。
ここ数年間コルソンの会社と交わした契約書に目を通すが、内容的にエイリアンのハイテクに直接つながるものはなさそうだけどな?とダニエルは話す。

そしてドノバンのニュースで記者会見を行う場面が始まった。ピッタリ24時間後にコルソンは会見を始めた。昨日私はここで地球外の知的生命体は確かに存在すると伝えました、我がアメリカ合衆国を含め、複数の政府が、その事実を知りながらもこれまで情報を一切国民に伏せてきたこともです。そこで私は政府に対し、情報を交付するよう、チャンスを与えました。結果は黙殺でした。
かくなる上はいたし方ありません。私が持てる証拠をお見せするしかない。
エイリアンの存在に何故私が確信を持っているかの答えを見せる。
なんと、ドアを開けて出てきたのは、女性・・・・いや違う、エイリアンの姿だ。
記者達は一斉に写真を取りはじめる。オニールは誰かさんにそっくりだと言う。
億万長者の実業家アレックコルソン氏によって明らかにされた、本物のエイリアンの登場は全世界に衝撃を与えました。しかしホワイトハウスからは、未だなんら、公式見解も出されないまま。コルソン氏は更なる重大発表をほのめかしています。
カーターはアスガードのトールに確認を取ったが、彼の知る限り地球にはアスガードはいないとのことだ。最高評議会の目を盗んで何年も秘密実験を繰り返していた
ロキの例もある不安定なDNA
あのエイリアンは、アスガードのニセモノという考えもある。
コルソンは質問を受け付けず、即効で会見を終えた。ということは、話せない可能性が高い。灰色の小さいエイリアンは定着している偽者を作ることは簡単だと話す。
本物があんなところに姿を出すと思う?とカーターは聞くと、妙に空ろだったな?とダニエルは話す。
だが、本物志向のコルソンがインチキをするとは思えない。じゃぁ何なんだ?

コルソンたちは、口が聞けないことは既に承知済みであったが、口はきけるはずだとスタッフは話す。MRIの検査などでも発声器官に異常は無いと、彼にしゃべる意思がないだけですと・・・
マスコミは本物のエイリアンかどうか科学者や医学専門家に直接彼を調べさせるよう要求している。どうやっても世界にエイリアンであることを照明するのは無理だという。マスコミにさらせばさらすほど化けの皮がはがれるとブライアンはいう。
遺伝学上としては画期的だ、だがあれをエイリアンと呼べるには怪しいと・・・
確かなのはDNAは国防総省にあったことですとスタッフは言う。
メディアがこぞって政府に噛み付いていくのをコルソンは楽しみにしている。
これにより国民の知る権利が増幅していく作戦だ。

SGCではコルソンのアスガードはただのそっくりさんということが判明した。
ペンタゴンは、アスガードのDNAのコピーをコルソンのバイオテク研究所に渡していた。クローン技術の開発援助のためだ。エイリアンのDNAとは知らずに研究していたのだけど、限定された研究領域を勝手に乗り越えたようだ。
アスガードのDNAは、クローンが数ヶ月で成熟するようプログラムされているが、彼らの意識を映されるまでは只の入れ物に過ぎない。しゃべらないのではなく、しゃべれないのだ。歩くことを教えるのにもかなりの時間を費やしたはずだとカーターは言う。とにかく、ペンタゴンも忍耐の限度に来た。阻止を命じた。
かえさるものはかえさるにだというと時間を気にするオニール。
さて、そろそろ来る時間だというと、光が現れ、転送してやってきたのは、トールだった。

コルソンのスタッフが慌ててコルソンに伝言しにきた。あれがラボから消えてしまったと話す。エイリアン、コンピュータ、何もかも・・・警備は何をしていたんだというのだが、盗まれたんじゃなく、掻き消えたことを伝える。
目の前で白い光が走ったと思ったら何もかも消えてしまったという。
ロンに囮の車を走らせて、マスコミを巻くようにいえ、ジェットの用意をさせろ、ワシントンに飛ぶぞと言う。

テレビ局では、カーターが、ジュリアドノバンの番組に出る準備中だ。用意は出来てないとカーターは言う。実はカーターはコルソンのことについて尊敬しており、真実を追究している人の信用を壊すのではないか心配しているのだ。
軍の命令だからと出演に応じている。

カーターは、ニュースに出演し、宇宙科学ではトップクラスであるということで、ドノバンの質問に対し、もしエイリアンが存在し、地球にやってきた場合、知るのは我々だと話す。するとコルソン氏の主張は根拠が無いと・・・私達は現に実況でエイリアンを見たというのだが、テレビのSFや映画でもエイリアンはおなじみだとカーターはいう。
あのエイリアンは偽者だというのですか?とドノバンが聞くと、偽者の定義にも寄ります。と話しているのだが、その映像は、コルソンの車の中でも映し出されている。
どういい逃れるのかね?と楽しんでいる。現実に近い形の立体映像ホログラフをお見せしますというと、ホログラフでトールの映像が映し出される。コルソン氏が連れてきたエイリアンとそっくりねと言うと、はじめまして地球のお友達とトールの声で聞こえる。本物みたいというドノバン。本物に見えても、ホログラフ技術で作り出した立体映像に過ぎないと言う。カーターは手をふれホログラフである証拠を見せる。
似たような技術はテーマパークでも見られるという。
期待したよりは高い視聴率だったとドノバンは話す。
ドノバンは、どうやったのか尋ねる、彼女は視覚効果は詳しいが、あれは違うという。あれこそエイリアンの技術じゃないの?とこっそり聞く。
しかしニュースメモが入った。10分前アレックコルソンの乗った自家用ジェットが、シアトルを離陸直後機体の異常で緊急着陸を余儀なくされた。
急激な減圧とエンジン出力の低下に見舞われたものの、かろうじて着陸に成功。
ゴメンすぐにオンエアしないととニュースに戻る。
コルソンの奥さんと娘の資料をとスタッフに言う。
18年前飛行機事故で死んでいる。航空機製作を始めたきっかけだと話す。
そしてカーターに電話が入る。コルソンからだ、怪我はないと聞くと、もうご存知かい?と話す、危なかったよ、ブライアンはまだ真っ青だ。
どうしてこの番号を?とカーターが聞くと、情報網があるという。
整備員が機内で破壊工作の証拠を見つけたとコルソンは言う。だれかが殺そうとしている。心当たりはない。政府が関与して無い証拠だというのだが、政府の仕業としても君は駒だという。着陸で冷や汗をかいたのは今回だけではない、私は止めないぞと話す。約束しよう、世界は必ず真実を知る。と言うと電話を切る。
オニールは、トールと交渉中だ。プロメテウス号用のハイパースペースは?と聞くと、最高評議会にかけて検討しないとと・・・オニールはトールに、大統領に土産を手渡したいと言ったろうと話している。そこにカーターがやってきた。
コルソン暗殺未遂に関してわかったことは・・私らではないとオニールはいう。
ダニエルは、コルソンは、南極で回収されたゴアウルド母艦の破片を持っている。子会社がサルベージに従事したんだ。間違いない。
いつまで信用失墜にこだわるんですとカーターは強気だ。
あれだけの規模の戦いの痕跡を完全に消すのは不可能だと・・・
他に選択肢は?とオニールが聞くと、真実を告げるんですとカーターは言う。
コルソンにです。保安上のリスクを抱えた人物なのは承知のうえです。でも、ここまでくれば、もう失うものは無いはずです。
好評が目的の彼になぜ、秘密を守るか重要かを解くんですと・・・
彼ほどの人間を味方につけるメリットをお考え下さいという。
トールと私は5分後に大統領と会う。進言しようと・・・5分後に?というと
あぁそうだというと、トールによって転送ビームを使い、大統領の元に一瞬にして移動してしまった。

実況中継は2時からだと入念な打ち合わせを行うコルソン。衛星写真に宇宙船の残骸全てそろっている。アレック!殺されかけたんだぞとブライアンは消極的だ。
私らにとって有利に働くとコルソンは言う。
殺されたらそれでおしまいだとブライアンが言っていると、突然、コルソンは、転送ビームで転送された。ブライアンとスタッフは驚く。
転送されたコルソンは、SGCのグリーフィングルームに連れられてきた。
横にはトール。ここはどこだ?とコルソンは言うと、ダニエルとカーターが説明する。ここはコロラドのシャイアン山の地下だという。ダニエルは覚えているでしょう?と握手する。そしてトールの説明も・・・
こいつは本物だな?と本物に驚く、私のはどうなったと聞くと、肉体の劣化したアスガードの意識を移す入れ物として使わせてもらうと・・・光栄だよとコルソンは言う。
オニールは明日にでも帰ってくると伝え消えてしまった。
見せたいものがあると、コルソンにスターゲイトを見せる。

ブライアンに電話をしたコルソン。カーターが入ってくる。カーターは、ゲイトに向かうための準備万端だ。コルソンにも軍服を渡し、ゲイトルームに向かう。P4X-650そこに宇宙基地があると説明し、そこまでの距離は660光年あると話しゲイトをくぐる。
(アルファ基地に向かわせる)
アルファ基地に到着したカーターとコルソン。シェフィールド大尉がお待ちかねだった。最初のアルファ基地は破壊されたため次はSGCと同じように山を掘って作ったという。環境は厳しいですが、宇宙の我が家ですと、案内していく。
よその星を期待していたコルソン。次の部屋に向かうと、期待に近づいてきたという。
おいてあったのはF302、エイリアンとのハイブリット機だと話す。うちのマルチ専用システムがこいつに?聞くと、おかげで安全に大気圏内と圏外を往復できるようになったと話し、5ヶ月前、地球防衛に、大活躍したと・・・
スターゲイトを通して得られた最先端技術の推移を集めて作った機体だと説明し、乗ってみたいか尋ねる。

一方ブライアンは、エイリアンの映像などを隠していた。スタッフもDNAの情報のコピーをしてくれと指示するとスタッフは去っていく。そこにブライアンに電話が入った。
どこにもいないとコルソンについての話をしているようだ。そして、午後には連中と会う予定だと怪しい電話だ。上手くやると、電話を切る。

一方アルファ基地ではF302を飛ばすカーター。後ろにはコルソンも乗っている。これだけの事実を隠し通すのは難しいと話している。真実が知れたら恐怖で大混乱を生じると・・・一方でこんな未来兵器を手に入れたんだ、こいつを披露すれば国民も安心するだろうというのだが、敵の恐ろしさを知らないから言えるのだとカーターは話す。これまで地球が吹き飛ばされなかったのは、奇跡に等しいと・・・
絶えず敵の脅威にさらされているとしれば世界は、自滅する。
ガンの告知に例えるコルソン。自分が死ぬと知りたいか、最後まで何も知らずに生きていく。どっちもいやというカ-ターだが、私はどっちも知りたいというコルソン。
まず治療に励み、効果が無いとわかれば、残された日々を出来るだけ、有意義に過ごしたい。操縦を代わる?と聞くと、勾配コントロールに切り替えるとすばらしい!と乗り心地はFA22の機動性を持ちながら乗り心地は747ジャンボだ。内臓ダンパーの効果だと言う。
突然コルソンは、急降下を始める。メインエンジンロケット燃料にWARNINGの文字が・・・、カーターは、コルソンに上昇するようにいうが、コルソンは、それを無視しギリギリのところでカーターがスイッチを切り替えてなんとか無事に保った。
アルファ司令部から連絡が入り、異常はないか問いあわせが入る。
これより機投するとカーターは言う。無事に着陸したF302.
なんて無茶するのとカーターが言うと、302はちゃんと答えてくれたぜと言う。
遊覧飛行のつもりだったカーターであるが、こいつは遊びじゃない、きみらがここでやっていることは地球人全ての生死がかかっている。コントロールを失う気分はぞっとしないだろう?というと下手をすれば2人とも死んでいたというと、落ちてはなかったと・・・軍は、何もしてないと言った筈だというのだが、だれかがやったと・・・
私がこれで国民の知る権利を放棄すると思ったらそいつは間違いだと話す。
そしてスターゲイトの前で、コルソンにもう1つ話しておくことがあるという。
あなたのような事業家で組織された秘密グループがあって、NID内の腐敗分子が彼らにスターゲイトの情報を流していた。組織の根は深く、力は政府のトップクラスまで浸透していた。キンゼイ元副大統領も仲間だったと話す。
彼らは秘密裏に得たエイリアンの技術をあなたのように大衆に公表する代わりに、みずからの目的のためだけに使おうとしていると話す。
個人的な利益か、私達より上手に防衛するのが目的なのかわからないという。あなたを殺そうとしたのは彼らだという。ゲイトの存在が公になれば、自由に出来ないからだと・・・若い頃は頭の中は空を飛ぶことでいっぱいだった。部屋の天井はあらゆる飛行機模型で埋まっていた。その後・・家内と娘の事故は知っているかな?と言うと、有名人は辛いよ、プライベートが無くなる。あの事故以来、出来る限り安全な飛行機を作ろうと躍起になった。自分ならそれが出来ると信じていた。
完璧なものなどありえないさと話し、エイリアンのハイテクに軍事基地。悪い奴らがいるといわれると信じるしかないだろうなとカーターに話す。
人を信じるべきだというのだが・・・
スターゲイトのことがわかれば今まで以上に世界は分裂するとカーターは話す。
ある星ではスターゲイトの存在で最終戦争が起きたと・・・「アヴィダンの輪」

その後も必死にスターゲイトのことを公表しないよう説得を試みるカーターだが、コルソンの気は変わらない。人類を信じるといい、絶滅の道を進んでもそれはおろかだと。しかし地球に戻ったコルソンに一気に悲劇が訪れる。
ニュースでも企業グループの財政難から目をそらすためだと放送されている。
コルソン氏自身のマスコミへの発表はまだ・・・のところでダニエルはテレビを切る。
コルソンは、何が起きているのかさっぱりわからない状態だったが、1時間前にリークがあって、大統領は取引停止を命じた。
会社の株は80%暴落、ダウは500ポイント下がった。
連邦調査委員会が調査に乗り出している。ここ半年間業績は大赤字だそうだというが、コルソンはウソだと・・・はめられたわけだとすぐに悟った。

コルソンが会社に戻ると、ブライアンは酒びたりだ。何故中佐を?と聞くと、力になってくれるからだと話す。何があったか尋ねると、おれの忠告を聴こうとしなかった・・・
ブライアンがすべてやったことだ、コルソンが思いついたらすぐ行動を移すことに対して、後先考えないで冒険すればいいんだ。
とんでもないいたずらしでかしちゃ、俺が、その尻拭いだ。
君が帳簿を改ざんしたのか?というと、仕方なかったと話す。
株価だけが、企業を支えていたというのだが、委員会に誰が通報したと思う?というと、俺が飛行機でもう少しで死に掛けた。家族がいるんだよ。
連中が真相の暴露を簡単に許すと思うのか?というと、トラストと名乗っていたというカーターも詳しくはトラストについては語ろうとしない。
強力な組織で奴ら政府は地球防衛の義務を放棄したばかりかそもそものトラブルの元凶だと考えている。過ちを正すのは自分達の義務だと・・・
まだやりなおせるというのだが、手遅れだと・・・
このままではムショ行きだ。あぁ家族は大丈夫だ。
じゃぁ従業員は、どうなる?彼らにだって、家族はいるんだぞ。というのだが、
どうして3日前にそのことを考えなかった?とブライアンは言う。
カーターはどうして知ったの?とブライアンに尋ねる。どうしてトラストは帳簿改ざんを知ったの?あなたとアレックを脅迫できるとどうして知ったの?
五ヶ月前から接触されていたな?とブライアンにコルソンは問う。
君が何を持っているか全部知っていた。その公表をなんとしても止めようとしていた。アレック、君の間違いだ。真実であろうと、暴露すべきじゃない。
まだ早すぎる。
何か打つ手はあるはずだとコルソンはいうが、カーターは商法違反は覆せないという。違う、私らを殺そうとした奴らのことだ。
彼らは法を無視して動いている。脅迫は彼らの、上等手段だと・・・
なぜ放置しているというと、潰そうと努力してきたとカーターは言う。
だったらもっと努力してもらおう。

コルソンがボブラーを説得して、隠しマイクの装着を承知させた。繋ぎ役からNIDの線を辿って大元に辿り着けるかも?カーターの親友バレット捜査官にも協力を・・・
少なくともコルソンの悪評を修復できる。ブライアンの証言だけでは修復不能だ。
ブライアンの警備は?とティルクが聞くと、家族同様厳重な身辺警護をつけている。
秘密は今のところ守られた。オニールの電話中にしかしダニエルにこっそり伝える。真実を伝えようと今でも強く願っている。

監視要員が浴室でボブラーの死体を見つけたという。クビを吊っていた。
その言葉にショックを隠せないカーター。そしてコルソンの元に向かうと、銃をもっているコルソン。ブライアンは気の毒だったというが、私が殺したも同じだと・・・
彼が怯えていたのはわかった。家族思いなのは知っている。家族を危険にさらしたくないその思いで・・
銃を置いてくれない?というと、カーターは置く。真実こそ全てとしんじ必死に働いてきたという。議会が会社の救済法を検討している。会社も従業員も救われるはずだというが、やってもいない罪で刑務所だと・・・
コルソンが、何があろうと残された人生を有意義に生きたいんだという言葉を言ったことをカーターは話す。そのチャンスを挙げましょう。
起訴状を全て消すのではなく、あなた自身を消してあげようと・・・
上官の許可で、なければ言えないと言い、戦いそして逃げ出すわ・・・又の日戦うが為、誰にも知られぬ戦いに向かう。

私の世界へようこそとカーターは言う。
感 想
ブレーグマンやジュリアドノバン、ロキなど、懐かしい名前がぞろぞろ出てきた。
特に今回はブレーグマンのようなまたドキュメンタリーを撮ったりするのかと思ったが、サスペンスのようなストーリーも匂わせる。
シーズン8はこのような話が増えてくるのか?本当はゴアウルド母艦の中での緊迫したムードを楽しみたいところなのだが、こういう展開もなかなか興味はある。だが、同じような展開だと空きがきてしまいそうだ。
一番かわいそうなのはブライアンだった。結局コルソンに付回された挙句、自殺してしまったということだ。(トラストが殺したのかもしれないが・・・)

一番気になったのがF302の急落下。F302の推進力が凄いとしても、あんだけGがかかった状態で正常に保つのは無理だと思うのだが・・・

またもやトラストの組織がでてきて、今後どのように出現してくるのか・・・

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