#186「抉られた一夜」
COLLATERAL DAMEGE
地球 ガラール
採点(5段階)★★
(シーズン9のストーリーは4部構成にて更新していきます。)
前半部分 ストーリー簡略概要
後半のストーリー簡略概要
今回のポイント
今回の重要点
小エピソード
前半部分 ストーリー

今回は、非常にサスペンス染みたストーリーですが(なんかトム出演のある映画に似ていたような気が・・・)

ミッチェルは、突然女性殺害する夢を見て起き上がる。起きた今でも鮮明に映像が残っているのだ。しかも撲殺で、両手には血が・・・するとドアを開けろという。
「確保しました!」ミッチェルは逮捕されてしまうがここは地球ではない。
連れて行かれるとそこには、夢で見た女性が殺害されていた。
ミッチェルは、
ドクターレイアバリック殺害容疑で正式に逮捕された。

24時間前、ミッチェルは、ある診断を受けている状態だ。

顧問から呼ばれあるプロジェクトのリーダーがレイアバリックに決まった。しかし顧問の顔は、ミッチェルだ。彼女は新しい地位に従って機密に触れる資格も手に入れた。リング(スターゲイト)は、人の住む星を既に10以上訪れた。ミッチェルは、星を訪ねることにより、優れた宇宙船、凄まじい武器。我がガラールは無防備も同然。プロジェクトは唯一我らの希望なのだ。と言っているときに目を覚ましたミッチェル。
実は、これは、コラテラルイメージの中での物語だった。

ミッチェルは、あなたと話を交わしていた、それも一年前に・・・でもあなたに会うのは昨日が始めてだ。ドクターバリックと話をしていたのは私だ。と
ガララン顧問は話す。
顧問の記憶の一部をコピーしてミッチェルの記憶に貼り付けるという技術を使っていたのだ。SG1の他のメンバーも驚く。臓器の移植手術と同じように記憶が溶け込んでいるのだ。
今はまだデモンストレーションの段階で、完成には至っていないが、教育装置として欠かせないものになっていくはずだ、特に天才的な外科医や、科学者の持つ経験知識がわずかな時間で歳若い学生達のものになるのだ。教育の期間を大幅に短縮できる。これはゴアウルドの記憶装置から得たものだとレイアバリックは言う。
装置はどうやって手に入れたかダニエルが尋ねると、この星はアスガードの支配地であるが、元々はゴアウルドの支配地であった。装置は百年前、考古学者が発掘しましたが、その先進技術を解明し、記憶移植装置に応用できるようになるまでには長い時間がかかった。その功績はひとえに彼女のおかげとガララン顧問は言う。
多くの先達の努力が実を結んだ。と彼女は謙虚に話す。

SGCではガラール人の記憶移植装置について早速グリーフィングを開く。
まだ実験段階だが、ミッチェルの様子を見て、完成には近いと考える。そうなれば、科学技術は急速に進歩する。しかしそれは危険を意味する。
アスガードは再建中のため保護に目を配る余裕が無い。ガラール人が焦る気持ちもわかるという。彼らがタウリとの関係強化を求めるのもわかるとティルクが言う。
タウリがゴアウルドを倒したと言う情報は、誰もが知っている。

彼らが、宇宙に出る方法手段としてスターゲイトしかないそのため、ハイパードライブに挑んでいるが前途は多難だ。技術援助を求めていることだ。ペンタゴンは、乗り気で、短期パイロットの育成が出来ると舞い上がっている。次の会合はいつかまでいっているが、カーターは必要ありません移植技術を開発した科学者の授賞式に全員が招待されたという。

早速授賞式に招待されたSG1。ミッチェルは、レイアバリックを口説こうとするがことごとく失敗してしまう。ダニエルたちは記憶は、個人のもののため、ガラランに共用すべきでないと話す。ティルクも技術が悪用される危険性があると話すのだが、
新しい技術の宿命だと断固聞く耳を持たない。
ミッチェルが話しているところにドクターマレルが現れ話があると彼女を連れて行ってしまった。ミッチェルはカーターたちに外交は俺には向かないようだと・・・

マレルは、レイアにあるメモを見せる。レイアは、顔色を変え、辺りを見渡し、ガラランのもとへむかう。それは実験の予定変更のメモだった。君の業績を認めてのことだというのだが、被験者は全て軍人で、素直には受け取れないとレイアが言うが、どんどん会話は大きくなってミッチェルたちにも討論していることがわかった。

ミッチェルがレイアの元に向かうとプロジェクトをレイアから奪い取る計画よと話す。もう用は済んだということよ、どこから言ってきたのもわかっている軍よ、軍が民間の科学者の妨害なしで技術を管理したいの。そうしないっていう約束だったのに・・・
やだ、なんであなたにあなたも軍人なのに・・・装置を手に入れたら同じことをするでしょう?
どこの星であろうと技術は正しく使って欲しい君の力になれると思うよとミッチェル。
ガラール政府は地球との技術協力を強く望んでいるそれを利用できるはずだ。と
今はあそこには戻りたくないわ、良ければ家まで送ってくれない?近くなんだけど夜道が怖くて・・・ミッチェルが送ることになるのだが、ガラランは、何かをたくらんでいるように見える。
ミッチェルは、レイアの家に向かい、夢で見たのと同じだと驚いていた。
レイアの強い酒、さらに家の大きさににミッチェルは尋ねる。
彼女は今は一人でこの家に住んでいるのだ。結婚していたが、仕事で気まずくなって・・・そんなこんなでキスシーンへ・・・


そして殺害後の現在。

カーターたちは、ガラランのもとへ向かった。今ミッチェルは拘束中だと知る。
ガラランは、血中濃度の高さ、現場から去った二人、両手についた血、指紋など全てが殺害容疑に関係し、さらに自白しているとカーターたちに話す。

カーターは何があったのかミッチェルに尋ねる。一晩の記憶が曖昧だと言う。かろうじて覚えているのは怒りの感情だけ・・・理由はわからない。置物を掴んでレイアを殴った。レイアはゆったりと横たわり俺は・・・と言うが、
ダニエルは君じゃない、誰かに記憶を移植されたんだと言うが、ミッチェルも自分で言い聞かせているはいるものの・・レイアの死に顔が消えないと話す。

ミッチェルには地球にお帰り願おうというガララン。閣議に地位確保の保全を求めたのだが無理だったというのだが、ミッチェルは、有罪と思っているのならば、どうして釈放を?ガラランは政府としては、何よりも地球とガラールの関係を確かなものにしたいそのためには障害は極力廃したいのです。というが、ティルクはミッチェル中佐は誰も殺していないとガラランに話す。現実記憶移植装置に近づける人間は限られている。さらに操れるものとなると一握りだが殺害の動機を持つものは、いない。
中佐には感謝してもらいたい裁判ならば有罪は間違いないというのだが、忌まわしい記憶と共に一生を送ることになってもですか?とミッチェルは反論。
カーターはこの星の法体制がわからないため慎重に行動すべきだというのだが、ミッチェルは本当には何があったのか知りたいとして、戻ろうとしないのだった。

しかし勝手に残ったミッチェルにハンクは怒る。中佐の意志など知ったことかとダニエルたちに何故戻らせなかったのかを話している。ミッチェルには死刑が宣告されても、死刑にはしないだろうとティルクは言う、それは地球の交易に関して有利だからだ。ドクターマレルと話し、移植技術の応用で記憶が本物か偽者かどうかわかるという。カーターが立ち会うと言う。その間ティルクとダニエルは捜査の関連資料に、接する許可を得ています。ハンクは仕方なく許可を出す。

早速移植の分析をマレルとアムロが担当。逮捕時に取ったをちょっと分けてもらえないかしら?とカーターは言う、結果の比較対照を行いたいと・・・そのため軍の3名は、去っていった。マレルとアムロは、軍が彼女を殺害したと考えていると本音を話す。ミッチェルの脳の分析が始まる。
幼少の時からキーとなる出来事を順番に引き出す、人生の道筋に立つ道しるべのようなものだ、後の人生に、大きな影響を与える。

幼少の頃、
軍の病院におり、テストパイロットで事故にあった父が入院していた。両足膝から先が無い状況の父、ミッチェルは笑顔でいる。事故の後初めて父にあった。変わり果てた父を見てショックだった。でも父はなんでもないといった様子を見せてた。

関連した記憶に移行する。
それから数ヵ月後、初のスペースシャトル打ち上げを見ていた。そのときミッチェルは10歳かそこらだ。スペースシャトルが飛び立つ姿を見ている二人。
そこでとりあえず終了。このデータを元に装置の細かい調整を行う。
それから最難関だ。殺害時の記憶をほじくる。一度じゃなく何度もだ。

データ資料には捜査資料が全て収められているはずなのに、ドクターバリクの個人記録が消されていたとダニエルとティルクは、ガラランの元に向かった。多くの機密プロジェクトに関わっていましたから、消去は国の安全保障のためです。しかし今回の捜査に必要な情報は全て、絞っているはずです。その根拠は?私がそういっていると断固として問題ない発言。

3度レイア殺害現場を見るが、何かを見落としているとマレルとアムロ。
マレルは風に当たってくると出て行ってしまった。記憶をすり替えた情報が無い。何か無い限り、殺害犯はミッチェル中佐だ。

今回の後半ストーリー簡略概要
カーターはマレルに分析を続けて欲しいと頼む。しかしマレルは、反対。実は、マレルは、ただの友人でなく、ミッチェルに語っていたレイアの豪邸に住んでいた夫だったのだ。マレルはこれ以上力になれないという。

ウォルターはラムからの血液検査の結果をハンクに渡す。ミッチェルは何らかの電気ショックを受け意識を失っていた。ザットガンかそれに似た何かだ。

ガラランに再調査を依頼するSG1、しかし肝心のマレルが捜査に協力しない。
アムロも同意見だった。記憶の基本軸は確定した普通ならばニセの記憶と本物の記憶とを区別できる。それが出来ないということは本物か、移植がたくみになされていて通常の方法では探知できない。
似通った経験が、あれば、その記憶と比較することで、罪のないものを殺す資質があるかどうかが見られるがとマレルが言う。
そんな経験なんて・・・ミッチェルは、あると思うと述べる。
早速実験が再び行われる。

殺害時の心境と極めて似通ったパターンが見つかった。
それは戦闘機に乗ったミッチェル。ターゲットの確認が出来ずイライラしているミッチェル。ある任務での出来事で、ターゲットが車列の中にいるか確認する。
旋回を行った。

現実のミッチェルは脈拍が速くなり、呼吸が浅い。

確認が出来ず、狙われているミッチェルの戦闘機、すると基地から攻撃の許可が下りた。攻撃に入ろうとするミッチェル間違いないかの確認だ。
高度を1500まであげ、爆薬を投下・・・しかしその直後中止の命令が、ターゲットを見失ったとの報告だ。ターゲットを破壊(3台とも)
ミッチェルには、残念な結果となってしまった。大尉の頃のミッチェル現地の情報を信頼していたが甘かった。ターゲットは、車列におらず、避難民の乗ったトラックだったのだ。罪もない人々を殺してしまったことのショックを受けるミッチェル。

突如目を覚ますミッチェル。必要なデータを得られたか?と尋ねる。
心身的に疲れたが、試験は成功だレイア殺害は移植されたことが証明された。
顧問に連絡してくると言うが、まだ真犯人がまだだとミッチェルは止める。
真犯人を突き止めるまで地球に帰れないと・・・

ミッチェルの実験は再び繰り返される。移植されたのであれば脳で処理されていない時間がどこかに出てくる。それは時間の喪失の形で現れたり、あるいは似した人物が急に別人になったり、継ぎ足された記憶の開始点と、終了点に集中して、出る。
それを探知するのがまた厄介なのだが・・・

ガラランから呼ばれたSG1、マレルとアムロが、ミッチェルの記憶は、移植されたものであると証明されたという報告が入ったという。真犯人の調査を行っていることをダニエルたちは話すと、ガラランの表情に少しの動揺が見える。ガラランは許可できないという。

しかしミッチェルは、マレルたちの元実験を繰り返している、それは、何度も、レイア殺害をしている現場、映像だ。移植を失ったときの記憶の一貫性が無い場所に集中する。ミッチェルの神経にも疲れが生じている。
マレルは、あるポイントを見つけた、記憶の中で合理性に欠けるポイントを見つけたとミッチェルに話す。具体的に見つけるため、見ているものを話してくれと言う。
すると家の中で、長い廊下を歩いている、一瞬の映像をミッチェルは見逃さなかった。鏡に映っている自分の顔があるが、顔がぼやけている。鮮明に出来るか?と尋ねると、マレルは鮮明に見えるよう行う。なんと、その顔は・・・マレルだった。
思わず起き上がったミッチェル。
真犯人は、マレルだ!
しかしアムロもカーターも信じられない。犯人探しに一番熱心だった彼がするはずがないというのだが、愛していたとマレルも反論するが、ミッチェルは、捨てられたんだろう?その傷がいえないまま、俺がレイアと出て行くのを見ていたと言うと、何もいえない。そんなありえないとマレルは口を開くが、確かめる方法は、自分の記憶を消したんならば、ミッチェルと同じ方法で矛盾ポイントを探ることになった。

数時間後、同一の記憶が二つあり、ひとつは事件当日、もうひとつは数日前、サインのようにそっくりだったという。本来ありえないとアムロは言う、つまりコピーされた記憶だということだ。自分はずっと寝ていたと思っていた。
罪の意識からのがれるため自分自身を欺いていたことになる。
ガラランは何も言わず聞いていた。
ミッチェルにも正常の記憶に戻された。ミッチェルには、レイアとのキスシーンの映像が蘇り、ありがとうと・・・
マレルは、戻ってきたが、地球から来たということしかわからず、さらにレイアの死が信じられないという。つまり殺害の記憶は消された。彼女は事故で死んだと思っている。ガラランは、プロジェクトのためにはそれがベストだと判断したのだ。

SGCに戻ったミッチェルは、報告書を見たハンクから、空軍からあのような事件が聞けるとは思わなかったという。無実を証明するため貴官が何をしたかも聞いた。
思い出したくも無い記憶を呼び戻したのだな。もちろんカーターはなにも知らんが、私は貴官の軍歴に目を通している。何年も考えないできましたでも永久に消し去ることは無理です。あの一見の後軍を辞めようと思いました。・・・とミッチェル
やめなくて良かったとハンク
写真を眺めているミッチェルは、やめようとしたときにことを思い出していた。

父親のもとに向かったミッチェルは、おまえの気持ちはわかるだが軍をやめても事実は消えない。後悔はそのまま残る。やめて何をする?シャトル便を一日に五回ほど飛ばし、日曜には芝刈り・・・それも悪くないさと言うが、おまえには耐え切れんよ、ママに似ていればいいが、おまえには無理だ、常に地平のかなたに何かを求めている。と父親はいう。しかしミッチェルは、親父とは違うよそんなに強くないと言うと、
それはおまえの勘違いだな、気づいていないだけだ。といわれそのまま軍を続けていたのだ。
今回のポイント
・ミッチェルは本当に殺害したのか?
・果たして真犯人は誰?
・軍が関与した今回のプロジェクトはSGC、さらには地球にも使用されることになったのか?
今回の重要点
・ミッチェルの過去の記憶が重要なポイントなのか?それとも今まで過去が明らかでなかった彼の過去を知らせたかったのか?
・なかなか最後まで真犯人がわからなかったが、最後もよしとしよう(笑)
・レイアは結局最初の方しかでておらず、ずっと殺害されていくシーンばかりで気分が悪くなります。

小エピソード(笑えるシーンなど)
シリアスな場面ばかりで笑えるシーンが見当たらない。
・あえて言えばウォルターがラムから聞いた検査結果をハンクに報告するときに、どれが正常で、どれか異常か忘れてしまった。

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