#183「試作品」 |
BABYLON |
地球 P3X-584 |
採点(5段階)★★★ |
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(シーズン9のストーリーは4部構成にて更新していきます。) 前半部分 ストーリー概要 後半のストーリー概要 今回のポイント 今回の重要点 小エピソード |
前半部分 ストーリー カーターは、トクラからの報告書で長距離センサーで異常な重力場を発見したというものを、ハンクに挨拶を忘れるほどの状態で報告する。またオーライの侵略か?とハンクは答えるが、未知のブラックホールの可能性もあるが、トクラは今使える船がないそうで、近くのゲイトのある星をピックアップし、すぐにいける状況になっている。ハンクは、カーターとSG5に出陣命令を出す。 向かってそれほど経っていなかったがカーターたちが戻ってきた。カーターが早速報告する。それは、何処かに間違いがあったのか違う星に行きついたという。 行った先にマルプ(無人偵察機)がなかったというのだ向こうで見える星座から確認したところ、目的のP3X-584ではなかった。全く違う星に飛ばされてしまったのだ。 コンピューター、さらにはゲイトをチェックするが異常な点は見つからない。 ハンクは問題がみつかるまで一切の活動を禁止させた。 カーターはクロスパンコンプログラムなどを試していると、そこにダニエルがやってくる、P3X-584のダイヤルのシーケンスは正常。1万2千光年ずれた星についてしまったのが現状なのだが・・・ウォルターがあるものを見つけた。そこには、ゲイト接続時のエネルギーパターンを過去30回に遡って比較するようカーターが命じていた。 パターンを見る限り、異常な隆起が見受けられる。正確に8.5秒おきに、連続して同じ形のコブが出来ている。これで説明がつく。 早速ハンクに説明に行く。ある種の防御メカニズムで、これらの隆起は先方のゲイトがエンターコードで求めており、一定期間に打ち込まれないと、ゲイト通過を阻まれる。アイリス同様、データをバッハシステムに蓄積し、正しいコードが打ち込まれてなければランダムに新アドレスにダイヤル、バッハシステムを空にする。 マルプがくぐれたが、何故?それはおそらく584のセキュリティシステムは、限られた物質を阻むよう出来ている。たとえば有機体だけを弾くとか・・・ 何が隠されているのかが謎だが、プロメテウスを最大に飛ばしても2週間かかる。 オーライがスーパーゲイトを作っているのであれば、間に合わない。評議会にティルクは連絡しようとするが、ハンクが今回は私だけでと拒む。 カーターはエンターコードを説く方法を考える。 マルプの荷物室の中にバクテリアのバイオトレイを入れた。その際にコードを聞いてくるはずだと判断したのだ。コード要求を受信したため、解析を開始。 解析が成功。ゲイトを抜け最初のマルプの映像が映った。 早速SG1、SG5は、584へ向かう。昼間だったため、暗くなるのをまって、ブラックホールを確認してからにしましょうと考える。カーターは、ダイヤルを見てみるわと、DHDを見る。ミッチェルは到着したことをSGCに報告。プロメテウスも一応準備しておくとハンクは言う。 一回りしてこようと、ダニエルたちは探索を開始。カーターは、原因の元を発見、下手に抜くのも危険と考えたカーターは、とりあえずそのままにするという。 そこにダニエルから連絡が・・・ミッチェルが向かうことになった。ミッチェルが到着すると、そこには転送リングがあった。 無用心に転送していくSG1。降りてみると辺りは暗く、長らく人の出入りがない様子だ。科学ラボであると気づき、さらにティルクは、見覚えがあると・・・それはニルティのDNA操作装置だ。スイッチを入れたダニエル。そこには遺伝子のホログラフが映し出された。そこにはエンシェントの文字が書かれていた。 前言撤回留守番がいたよと、奥へ進み、スイッチを入れてしまう新米中佐。 冬眠装置は、解除され、男が解放される。まだ脈があり、ミッチェルは、カーターにSGCに救護班を用意するよう指示する。 SG1はSGCに戻るが、検査の結果、異常なし、ウィルスその他に感染した兆候もない。冬眠男は、痙攣は、冬眠から急に起こされたせい、面白い検査結果が見つかったという。アトランティスからデータが送られてきたおかげでエンシェントの遺伝子特性が明らかになったが、例の患者には、生理学的類似点が多いと説明する。 エンシェントの可能性もある?本人に聞けばと、ラム軍医が言うので、カーターたちは、聞いてみる。名前はケイレック他の星で冬眠状態のあなたを見つけたとカーターは説明。自分は彼に捕まって長い間実験体にあっていたと話しうちに帰りたいという。 カーターはニルティが実験体にするためにさらった生き残りだわというが、ミッチェルは、ケイレックは彼だといっていると話すと、ニルティ以外にも進化した宿主を作ろうとしたゴアウルドもいると思うわとカーター。 一方584のダニエルの元にSG5がブラックホールの調査が終わり報告に来た。ありふれたブラックホールだったと・・・ダニエルはティルクと話して、ログを探っている間、に気になる文字を見つけてしまう。「こいつはやばいぞ!」 すぐにSGCに戻ったダニエルとティルク。彼はどこです?衛兵は? ハンクは、どうしたんだ?と血相を変えてきたダニエルに驚く。 エンシェントの文字を見つけたとき気づくべきでした。奴です!エンシェントのラボではありません。アヌビスのラボです。!ラボに残された男は、犠牲者ではない。アヌビスの血の継承者です。奴はウソをついている。ゴアウルドは記憶を遺伝して受け継ぎます。奴の体内にヘビこそいないけど、ゴアウルドの、DNAはしっかり受け継いでいる。アヌビスの子供として。 急に拘束されたケイレック。 ログによれば遺伝子を使って高みに昇る前のDNAを再生したそいつを、人間のDNAにミックスさせ作られたのがケイレック。彼は肉体的にも普通の人間より進化しており高みに上る前のエンシェントによりちかい存在とわかった。 グリーフィングルームでは、アヌビスは何故遺伝子を使って実験を行ったのかがわからないでいた。それよりもどうするかに議論が及ぶ。 ポッドに戻そうというのだが、あの星に戻せば誰かが開放するかも?と・・・ まず奴を保存したいのか話し合うべきだと議論は続く。 まとまらない状態、さらに進化の状態もわからない。 ダニエルは、必死にやつは危険な存在だと発言を繰り返す。どんな状況だろうと、奴を生かしておく事態が問題なんだ。 ハンクは、彼をどうするかはワシントンに協議してから決定する。それまでは、彼から多くのことを学んでくれ、ケイレックが知っていること、知らないことも含めてだ。 ダニエルは、捕獲状態のケイレックに、質問を開始する。全く一般のフリをしているケイレックにしつこく冷たく質問を繰り返すダニエル。 ついにケイレックは、本性を現す。おまえの記憶もあるぜジャクソン博士。 父と対決したときの記憶だ。最後に目覚めて月日が経っているようだ。 父はどうなった?質問には答えないダニエル。他の奴らは?俺を研究したがっている。でなければ危険とわかってて置いておく理由がない。奴らはこの俺から知識を得たいんだ。だが、おまえは、、おまえは人を殺したことがあるな。わかっているんだ、人殺し。はぁ、俺の記憶は鮮やかだ、(この後は、殺戮に関する話がずらずらと・・・)どちらかがその喜びを味わえる。とダニエルと殺戮について話す。 SGCにウールがやってくる。ハンクは、ウールジイさんと言うが・・・爺さんみたいだ 国際監視委員会で、ケイレックを冬眠に戻すという案は、却下され、彼を研究すべきだという意見に決まった。ウールは、危険ということを裏付ける事実にかけていると言う。だからこそ研究が必要だと・・・ しかしSGCの予算に対し、オーライ襲撃に対する対抗策が全く進化しておらず、 武器の一つも開発されていない。さらに長期的戦略も展望も何一つ提示されていないのが現実だ。委員会のいずれもケイレックの研究を求める意見となってしまった。 ケイレックの動意次第でSGCの存続そのものも危ぶまれるのだ。 |
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今回の後半ストーリー概要 584でダニエルはミッチェルにケイレックを冬眠に戻すべく手段について話し合っていた。しかもケイレックは自分を殺せということで、高みに上る最終段階にまできている。アルトマン少佐がラボで何かを見つける。その見つけたものは、被験者の生理学的状況を分析してDNA操作先にフィードバックする装置だった。これをSGCに持ち帰ってケイレックに繋げば、どれだけ進化しているか判定できる。 ミッチェルたちはSGCに戻り、ダニエルは翻訳作業を続ける。 早速フィードバックする装置をケイレックにつけるアルトマン。ミッチェルは、銃を構えて様子を見る。ラムは、数時間は目が覚めない薬を打ち込んでいるため、その必要はないというが、念には念をという感じだ。脳の断面図が映し出され、赤い面が、シナプス活動が最大になっているエリア。一般の人間では、全体の5%〜10%しか使われていない。既に68%のエリアでシナプスが活動している。ダニエルが言うには、自らの意思で高みに上るには80〜90%が必要だという。そう話している間に赤い面が増えてきている。いっきに71%まで跳ね上がった。接続に問題がないかチェックしていると突然、ケイレックは目を覚まし、ディスプレイを破壊。 ミッチェルのザットガンもテレキネシスで受け止め、反撃し、カーター、ラムもザットガンデ撃たれる。ミッチェルが、銃で2発撃ちこむと倒れこんだ。 数時間後、弾は2発命中、しかも至近距離からなのに、今は傷跡もない状態にまで回復してしまっているケイレック。ミッチェルは、奴をここにおいて置くことがどんなに危険か理由がウールジイにはわからないのかと尋ねる。ハンクはバァカだからだ。と答える。彼がこうしている間にも、どんどん進化し、いつ高みに上るかも予断が許さない状況だ。 床には5万ボルトの電流、壁にはトクラのシールド、外から内へは自由だ。(こういうことを解説しておくウールジイはさらに馬鹿)必要なら弾丸も浴びせることも可能だ。さらにはドーパミン抑制剤で、君の能力を抑えることも出来る不穏な動きを探知すれば、頭蓋に挿入してあるシャントから自動的に薬品が注入される。 警告ありがとうリチャード、ディックの方がいいかな?とケイレックは答える。 それにはウールジイは驚く、誰も教えていない。アルタマは気の毒に、それ以降、ウールジイしか知らない極秘事項を次々と話し出し、ウールジイを精神的にいたぶる。 584で翻訳を続けるダニエルと、ティルク。そこに、カーターが助けで登場。 ケイレックは、昇天メーター(ミッチェルが名づけた)で80%まで達した。 ミッチェルに撃たれた後5%も急上昇している。 傷を癒すプロセスが進化を促進。撃たれるのを狙っていたんだとダニエルは答える。研究レポートには、被験者が治療を受けると脳内で生理学的変化が得られる。 それから何週間何ヶ月かけて、被験者はその変化になれていく。ゆっくりとしたプロセスだ。ケイレックは、変化を速めようとしてわざと銃撃と言う刺激を受けた。 肉体精神共に、進化した奴は、危険な段階に達し、肉体と言う殻を脱ぎ捨て、エネルギーに変わる。 カーターは、高みに上るには、心が正じゃないといけないのでは?と言うが、エンシェントが関わっているときであり、プロセスさえ踏めばないようだ。 カーターは、どのレベルまでの実験を行ってきたかを、試すためにやってきた。時間枠くらいまでは掴みたいところだと。 ウールジイとハンクは、予算に関して話し始めた。オーライの対抗する手段が見つかるまでは拘束するといい、彼はコントロール下にあるといっているウールジイ。 しかしケイレックの頭蓋に埋め込まれているチューブをケイレックは、テレキネシスで、徐々に溶かしていた。 ハンクは、司令官室にウールジイを呼び、SGCはこれ以上委員会に支援を求めないとまで言い出した。彼は、安定しているし警備体制もバッチリだ、彼の情報を得れば得られるほど、プライアに対抗する武器となる、人間自身の謎を解くカギともなるんです。というが、いずれ解決できる問題だ、それより、対局出来る視野に立ってもらいたいと述べる。(意見の言い合いはもううんざりだ。) ハンクは、ついに、ウールジイの反対を押し切り、ケイレックを584のポッドに戻し、永久保存とする。全責任は私が取るといいお引取りをと・・言う。 カーターは、科学ラボで、DNA操作機が施す治療とその結果を示している。ケイレックのレベルもログで判明した。すぐに将軍に知らせないととダニエルはいうが、一つやることがあると・・・ ケイレックは、険しい症状で待っている。ミッチェルはおまえをラボに戻すと、外していると、ダニエルたちが帰ってきた。ダニエルは、ラボに戻すのは危険だとハンクに話す。ハンクは、すぐに撤回、囚人を拘束せよと命じる。 ケイレックは既に歩こうとしているところだった。素直に椅子に戻るケイレック。 ケイレックの進化が止まっているのは、ドーパミン抑制剤のせいじゃなく、今が限界状態だった。高みに上るには再び584に戻って遺伝子治療と受ける必要がある。とゲイト前で話しているのだが、その会話は、全て、ケイレックの耳には聞こえていた。ケイレックの拘束は再びされたのだが、ずっと会話を聞いているケイレック。 奴は、戻されるのを待っているんですとダニエル。 突然、シナプス活動が一気に膨大!トクラの壁で立っていた2人の衛兵は、引きずりこまれ、5万ボルトの床で感電死、銃は乱射状態。ミッチェルは電圧を止め武器を手に取るが、一気に壁に叩きつけられ脳震盪。ケイレック開放。次々と倒していく 「コントロールできると思ったのか!馬鹿が」(ウールジイに対するこの捨て台詞がいいね) 緊急体制に入ったSGC。ダニエルたちは、ミッチェルの様子を見にくる。奴はゲートルームに向かっているとミッチェルが言うと、話を聞いたのかしら?とカーターはいう。次々と封鎖していく状態で、コントロールルームでは、レベル21B通路を北に移動中。次々と衛兵を倒し進んでいくケイレック。そして保安システム用の電源をぶち切りSGCは電圧が一気に落ちてしまった。予備電源に切り替える。 ケイレックにティルクも吹き飛ばされてしまった。 ついにケイレックはゲイトルームに辿り着く。そして扉も閉じておく。(この扉は制御不能に)さらにアドレスもパソコンのキーボードを入力し、アドレスを繋いでしまう。 あっけに取られるハンクたち。見ているほか方法はない。 ケイレックは殺しておけばよかったなとゲイトを抜けてしまった。 ゲイトおよび、アイリス制御不能状態になったままだ。 しかしすぐにゲイトが動き出した、カーターは影で微笑む。扉の通電を切ってといい、手動で開けるミッチェルと衛兵達。ティルクも駆けつけ、扉はようやく開く。 ゲイトが繋がり、イベントホライズンが・・・ アイリスは閉鎖できないが、なんと出てきたのは、ケイレック。 ミッチェルが銃で撃つが再び手で止められてしまった。 しかし、ケイレックの体から血が・・・・ダニエルが、反対方向から銃で撃っていたのであった。一気にケイレックを撃ちまくるダニエルとミッチェル。 ケイレックは笑いながら倒れ死んだ。 実はカーターが584のダイヤルに細工をして、ここに戻ってくるようにしておいたのだった。それはハンクにも内緒でのことで、教えるつもりだったが、時間がなかったののだ。だが、それが幸いし事なきを得た。 ウールジイは、ダニエルに今回の兵の遺族には最大限の報償を約束する。というと、ダニエルは、今回の件ではあなたの気持ちはわかるし、あなた取った行動も理解できる。 ウールジイ「少なくとも君は私を許してくれる?そう聞こえるが・・・」 ダニエル「いーや、しかし僕らもあなた同様答えを探している危険も承知のうえで」 ウールジイ「今回は危険が大きすぎた」 ダニエル「払った代償も大きかった」ウールジイはうなずき「残念だ」とつぶやく |
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今回のポイント ・有機体が入ることが出来ないゲイトの先には果たして何が? ・P3X-584で見つけたケイレックという人物は果たしてどのような人物か? ・結局ニルティ意味なし・・・ ・ティルクが吹き飛ばされる姿を久々に見た。 ・ウールジイが被験者にこだわる理由は? |
今回の重要点
・ウールジイしか知らなかったことをケイレックは簡単に探り出せた。しかしハンクのことは何故?さらにカーターのことも簡単にわかったのではないか? ・584から去るとき、ダニエルがやるべきこととは、カーターに命じた、584にダイヤルすると戻ってくるということ? ・科学ラボの情報を手に入れて置くことはしているのか? ・果たしていつアヌビスは、この実験を行ったのか? |
小エピソード(笑えるシーンなど) ・584のグリーフィングでカーターが「何が隠されているか気になるでしょう?」「君ほどじゃないけどね」とミッチェルが言うけど全然ウケネーみんなむし ・ラボでスイッチを勝手に押したことに腹を立てたダニエル「新米め!」「あんただって触ったろう?」「僕は字が読める」 |