#178「切れない絆」
THE TIES THAT BIND
地球 アドーラ カターナ
採点(5段階)★★
(シーズン9のストーリーは4部構成にて更新していきます。)
前半部分 ストーリー概要
後半のストーリー概要
今回のポイント
今回の重要点
小エピソード
前半部分 ストーリー
ヴァーラは、追放されるように地球を去ることになった。しかも念入りなチェックをしてみると、やっぱり貴重なものを隠し持って逃げようとしていた。それを確認したダニエルも、ようやくヴァーラを見送った。しかし1時間後、ミッチェルとダニエルはSG1について話していると、突然ダニエルは、またもや気絶してしまう。気を取り戻したダニエルだったが、その横に寝ていたのは、会いたくなかったヴァーラだった。

リー博士はブレスレッドが外されるとリンクがなくなると思っていたが、なんらかの影響で、それが続いていると考える。ヴァーラが盗んできたブレスレッドの元の持ち主こそ、その原因を知っているはずだと気づき、ミッチェルとダニエルを向かわせる。しかし、リンクが途切れる時間は1時間。その間に方法を聞きださなければならない。
持ち主のアーロスに会いに行ったダニエルとミッチェル。しかしアーロスは、ヴァーラからは盗まれたが、同じようにハートも盗まれたと愛の話を語り出す。
過去のこと、もう一度だけでいいから彼女に会いたいと言い出す。全てはヴァーラ次第だ。

SGCには、ギブソン少佐が現れた国際委員会は、ハンクの出した予算案を検討、SGCの逼迫した情勢にもかかわらずアトランティスプロジェクトを全面バックアップすることになってしまった。SGCは単なる支援基地と考えられてしまった。
委員会はウィアー博士の報告書とペガサス銀河で発見されたエンシェントのテクノロジーに夢中で、そちらに集中すべきだという見解だ。SGCの考えが予算にも組み込まれないのであれば、直談判する気持ちだったとオニールも言っており、閣下が
予算委員会にねじ込むほうが効果的だという意見だったとの報告だ。それにはハンクも笑って困っている。

ヴァーラは、アーロスに会うが、アーロスは、ヴァーラには私を見捨てた罪だとして教えようとしない。ヴァーラは、6人組に脅されて盗んだと口実するのだが・・・・
もうひとつ盗んでいったおふくろの形見のネックレスまでヴァーラは盗んでいたのだとっくにないわよとヴァーラが言うのだが、ミッチェルは取り戻してやると、取引する。

バステットの親衛隊長が持っていた一品だと取引する武器商人イナーゴ。彼は、征服する星も略奪する町もなくなったんだとジャファの食扶持を稼ぐ方法をミッチェルに問う。ダチから俺たちが来るって話しがあったろ?とダニエルが言いダチの名前ヴァーラを言うと、突然、イナーゴは、ザットガンを構える。
しかも今度ヴァーラのアマに出会ったら殺してやると様子が明らかにダチではない。しかしヴァーラはその上を行った。背後からイナーゴに銃を構えて待ち構えていたのだ。アーロスのネックレスをだまして高額で売っていたらしい。フォースフィールド抑制装置といってぼろ船のパワーコイルを売りつけていたとヴァーラも言う。
イナーゴは、ネックレスをしたままだった。イナーゴはパワーコイルを買い戻したいと言い出す。だが交渉も強引に戻すことになったのだが、パワーコイルがないとヴァーラは言う。

カイアスに会いにいったヴァーラ。ここは信仰の深い惑星で、グラナスに感謝といっている。ダニエルの話しによると、ケルトのマイナーな神で、カムナスの副官だった。
伝説のシェンマナクのリングと言うウソの言葉で、渡していたのだ。
星の最高の宝物であった、リバナクリスタルを同時に盗んでいたヴァーラ。ヴァーラは交渉上手で、シェンマナクが全くの偽者だとして、引き取りに来たというのだが、必要はありませんというカイアス。
本性を言い出したカイアスは、さっさとここから出て行きてぇと言うのだ。断食にお祈りに貧乏人の世話ばかりだと・・・ミッチェルも本性を見てビックリ。
実はカイアス、元は密輸業者で、ヴァーラの知る限り最高の腕だった、しかし逮捕の腕が伸びてお坊さんに転職した。偉大なるグラナスもジャファに処刑されたせいで巡礼が減ってしまったらしい。
出て行くためにはおまえが取っていった貨物船が欲しいとヴァーラに願う。ヴァーラは別の船ならというのだが、あの貨物船じゃないといけないという、というもの特別な仕様が施されているからだ。
しかもパワーコイルを盗み出そうにしても強力な信者がまだ残っているとカイアスに言われ、手も足も出ない。貨物船を探しに行く。

なんとヴァーラを探しているのは他にも居た。ルシアン同盟と名乗るテルタク、アルケシュを率いる強力な軍団だ。
今回の後半ストーリー概要
SGCに戻り船はルシアン同盟の手中にあることを伝えるヴァーラ。ルシアン同盟は、元密輸業者と傭兵達がゴアウルド崩壊後の真空地帯で有利にたとうとして手を組んだ。組織としての結びつきは極めて、強く、今は、ジャファ連合としても脅威となっている。コンタクトは無理。

実は、ダニエルが関わっているというそれは、「プロメテウスの受難」の話の中でヴァーラプロメテウス号を売ろうとしていたため、ダニエルが止めたことがあったせいだ。奪う方法はないかハンクが言うと、ダニエルはやる気だ。しかしハンクはそれを止める。リー博士を待つほかないという見解だ。さらに3日後にワシントンへ飛んでもらうといわれる。オーライと接触したことを予算委員会で説明してもらうためだ。

ダニエルはP4S-449で見つけたものの翻訳をしているが、ヴァーラにとってはつまらない。ついにはダニエルのめがねも壊してしまう。
そして、ダニエルは、リー博士と話し合った後、ダニエルの部屋に戻ると、何故かヴァーラが・・・ベッドインは防御メカニズムだというと、ヴァーラは去っていった。
ヴァーラは婚約者も居たが、そのせいで宿主にされた、トクラのおかげで自由になれたけど心の傷は消えなかった、自分の生まれ育った村でその住民達につばを吐かれて石を投げられた。その話をすると僕が悪かったとダニエルは、君の過去を忘れてしまってねと言うと、またもだまされたことに気づき消えろという。(これは本当のことかもしれないのだが・・・)

委員会ではゴアウルドが消えた後、脅威がまだ残っていると主張するティルク。さらに新たな敵オーライのことをダニエルに問うが、ダニエルはSGCから一歩も出ておらず、それはリアルな夢といわれてしまう。ハンクもその場に居たからトリックではないと話す。新しい宗教グループが出ても変ではなかろうと・・・
8年にもわたる戦いのうち数百ドルを使いようやくゴアウルドを無力化、レプリケーターも絶滅した。そこへ、突然どこからともなくオーライなる謎の種族が現れさらなる戦いと以前に倍する経費を要求してきた。と委員会フィッシャー委員長。
スターゲイト計画はエイリアン技術の目的を達成した。
今は、その技術を地球防衛と言う目的に限定して応用発展させる時期ではないか?ダイダロス級宇宙船の増産といった形で・・・
政府としてはSGCの完全閉鎖は考えていない。引き続き現在予算の30%で行ってもらおうという見解になった。
反論としてダニエルは、まだ未開のアドレスが何千とあることを告げる。フィッシャー委員長は、我々は地球を守るあらゆる兵器を手に入れたことだと言うと、ヴァーラは鼻で笑う。
この辺境の惑星を守るのに、そこそこのシールドを装備した宇宙船が数隻あれば十分という考えはおばかさんだけ、あなたはおばかさんにみえない、だから宇宙船をもっと作りたいわけは別にあるんでしょう?大方の男がデカイ機械とかエンジンとか、火を噴くミサイルに憧れる理由は、自分の下半身のコンプレックスをそういったもので慰めたいから」すると失敬なとフィッシャー委員長は言う。
横で座っていた秘書は笑っていた。とりあえず閉会された。

しかしそれはフィッシャー委員長を怒らせてしまい、SGCに戻ったハンクたちは、直ちに貨物船を探せとミッチェルに指示、しかも男の一番いたいところをつかれてなとハンクは話す。

テナトとジュプは、悪名高い密輸業者、ある惑星で彼らに接触を試みる。しかもテナトたちは、ヴァーラの予測どおりスキャンし4名しか居ないことを確認し、降りてきた。
ティルクは、今回はダニエルのためでSG1には復帰しないことをミッチェルに話す。
テナトたちは、ヴァーラを奪いに来た。ミッチェルは賞金稼ぎだと話し、交渉にいどむ。ヴァーラ、ダニエルとジュプは、テルタクに向かい、ミッチェル、ティルクは、テナトと残る。しかしヴァーラたちが向かっても肝心の賞金がなく、さらにヴァーラたちは閉じ込められてしまう。ヴァーラは手錠を簡単に外し、ミッチェルたちを救出に向かう。

そしてテナトは、待ち構えて、テルタクが来るのを見ていたが、降りてきたのはジュプだけで、ティルクたちも転送されてしまった。テナトは通信装置にスイッチを入れ、合図を送っていた。
ミッチェルたちは思ったより上手く行ったなと喜んでいたが、前方に凄い数の船がいるとヴァーラは言う。
カイアスは船に改造をしたと言っていたが、それは幽霊船を出すことだった。それにより混乱したルシアン同盟の船たち。
その隙に逃げ出した。しかし2隻が追いかけてきており、ヴァーラは、さらに魔法をかける。それはパルスウェイブで、相手の船のシステムを停止させた(最低でも、数分はかかる)その間にハイパースペースで去っていった。
無事にカイアスに船を返すと、パワーコイル、さらにネックレスと戻っていった。
アーロスから方法を聞けるはずだったが、残念だが、わしの力ではどうしようもない、時間が経過すれば、効果は自然と薄れるはずだと去っていってしまった。
結局、無駄骨だった。
ハンクは、大統領にあって、二つの選択を迫られた。
一つは、予算削減を受け入れるか、
もう一つは、国際委員会に、SGCへ基金を回してくれるよう頭を下げるかだ。
すると欲しいものを与える。委員会の任命する民間人がこの椅子に座り、基地は彼らが運営する。重要な決定も彼らが関与することになる。

ティルクは、ダカラに帰る。
ミッチェルは、まじで行く気か?と止めるが、去ってしまった。
戻ってくるさとミッチェルは言う。
今回のポイント
・ダニエルと、ヴァーラは切り離せない関係になってしまった。しかもその制限時間は1時間。その原因は、ブレスレッドかエンシェントの科学装置か?
・ブレスレッドにはゴアウルドが使っていたときと同じように生理学的な結びつきが生まれる。しかし、異常な電流が加われば、作用が高級的なものにすれば若干だが可能性は否定できない。
・ヴァーラは、アーロスからブレスレッドと母親の形見のネックレスも盗んでいた。それを取り戻すため、イナーゴに会いに行くが、イナーゴは、また別の条件を出す。
まるでアドベンチャーゲーム・・・

今回の重要点
結局はダニエルとヴァーラのリンクを断ち切るためにこういう流れになる。
アーロス(ネックレス)

イナーゴ(パワーコイル)

カイアス(貨物船)

貨物船が?

ヴァーラがブレスレットと一緒にいろんな手法で盗んでいったことになる。

・ルシアン同盟は、元密輸業者と傭兵達がゴアウルド崩壊後の真空地帯で有利にたとうとして手を組んだ。

小エピソード(笑えるシーンなど)
・さよならが辛いわと言うヴァーラに、あっけなくダニエルは「そう、ばいばい」と去っていく。
・ハンクは、SGCに就任してからずっと雑用や会議ばかりで、ウォルターに任せようとしてしまった。
・リー博士は、ヴァーラから「100万回テストしたってなんにもわかりやしない」と言われてしまう。それにはダニエルも納得した。
・ダニエルは、ヴァーラが交渉で手に入れたといっても、ブレスレッドを盗んだ相手だと気づいた。というのも最初はヴァーラが盗んだと自分で言っていた為だ。
・惑星に向かったダニエルが選んだ服装はカウボーイの格好だった。
・ヴァーラが盗んだのはブレスレッドだけじゃない、わしのハートもじゃ。としかもその愛の話は長すぎて、ミッチェルはもういいと言ってしまう。
・イナーゴ「ヴァーラ、この悪党のうそつきの性悪ブス女、久しぶりだな」
ヴァーラ「イナーゴ、このけちクソの2枚舌のデブ男、元気にしてた?」
という話に「いい仲だったようだ」とミッチェル。

・こいつと死ぬまでつながれているのであれば戦います!とダニエル
・ヴァーラ「この辺境の惑星を守るのに、そこそこのシールドを装備した宇宙船が数隻あれば十分という考えはおばかさんだけ、あなたはおばかさんにみえない、だから宇宙船をもっと作りたいわけは別にあるんでしょう?大方の男がデカイ機械とかエンジンとか、火を噴くミサイルに憧れる理由は、自分の下半身のコンプレックスをそういったもので慰めたいから」と予算委員会で委員長に言ってしまう。

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