#157監禁基地
LOCK DOWN
地球 KS7−535
採点(5段階)★★★
衛星からロシア無線が入っている。
南極事件の残留物を避けようとしているのだが、それを見守っているSGC。見事回避に成功した。ロシアの宇宙飛行士が、アメリカさんもエイリアン退治もいいが、跡始末もしっかりやってくれというロシア語だ。しかし突然無線が途絶えてしまう。何かが衛星内部に侵入してきた様子が・・・
オニールはなれない事務処理に大忙し。そこに、アレクシーバシロフ大佐が来た。彼は、ロシア空軍での長い経験をSGCで生かしたいためにこちらに自ら望んで転任してきたという。あつかましくはあるが、オニールが基地司令官として栄転となったため、SG1に奉職したいと望む。
経歴を見ていただければと自分の経歴を述べ始める。飛行時間は3000時間以上。35を越す機種を経験しており、勲章もロシア空軍勲功章をはじめ20を越すものをもらっている。しかしオニールはそれではSG1には入れないという。バシロフは、他のチームを望むのだが、然るべき訓練を受けた後でなければ、ゲイトに近づくことさえも許されないという。科学探査ユニットの非戦闘員扱いで構わないのでおかせて欲しいという。オニールはご苦労だった、下がってよしと伝える。

ティルクは念願のアパートへの引越しが出来るとカーターとダニエルに話している。
パーティはいつやるんだとダニエルが聞くが、ティルクはにっこり微笑むだけ。
ダニエルは引越しにはパーティをやるものだと話すと、ティルクは俺が食べ物を用意するのか?と尋ねる。カーターは、友人達が持ち寄るという。では、日曜にとティルクは言う。そこにオニールがやってきた。思わず、上官に対する態度で立ってしまう。オニールは楽にしろと何度も言っているらしい。
そして調理場のポテトで国産でない融混産のジャガイモが届いたことを話す。
うまいマッシュポテトが作れないと・・・そこにカーターがロシア兵がSGCに来たことを話すがあぁ来たよと簡単だ。ダニエルはどうだったか尋ねると、フライドポテトにしてくれといったというが、当然ロシア兵のことを聞いたのだ。
宇宙での作戦行動に耐えられると実証できるまでは特別扱いはしないと伝えた。
カーターはロシアの英雄に対してそれはないと言うのだが、オニールは、宇宙での作戦経験はゼロだとして、紙切れ一枚の履歴男に大事な部下を預けられないとする。いつもの将軍らしくない慎重さだとカーターは言う。ロシア側がチームに入れろと押されているのもある。ロシアにこれまで約束を果たしていないからだなとダニエルは言うが、オニールは、昔ロシアチームを作っただろうという。しかしもう2年も前の話だ。その後ロシア人は居ない。とにかく、SG1には入れないとオニールは決めている。ティルクは一勇の候補者はいるのか尋ねると、いないと・・・・
SGチームは4人で行動するという規則はないのだが・・・・3人でしばらくは行動せよという。

バシロフは自分の部屋で鏡を見ている。そして左手をめくると、そこには赤い斑点が多くあった。そこにノックされたため、扉の方にむかう。やってきたのはダニエル。
実はダニエルは、バシロフの隣の部屋であって挨拶に来たのだ。他のメンバーもあなたのようだといいのだが、と皮肉る。
司令官の結果を悪く取らないで欲しいとダニエルはなだめる。
しかしバシロフは敵意すら見えたといい、彼の中では冷戦は終わっていないのかな
?と・・・ダニエルは誰に対してもあんなものだと話す。
彼はがやつをかけられるのが嫌いであるという。バシロフはスターゲイト計画のパートナーだと思ったのだがと話す。ダニエルは交渉には僕もかんでいたという。
オニール将軍はまだ司令官になったばかりだ。慣れていない地位で、仕事に追い回されている状態でね。正直言ってタイミングが悪すぎると話す。しかしバシロフは突然苦しみながら倒れこんでしまった。

直ちに医務室に運ばれるバシロフ。ダニエルは状況を話せないまま、任務を知っているブライトマン軍医から任務でしょう?といわれ部屋を後にする。
バシロフの容体は、ロシアの記憶しかなく、何故ここに来たのかも覚えていないという。心だけでなく肉体の症状も気になると話す。機能障害が40%以上だと話し、白血球数の増加から感染症が疑われる。人に移るのか?とオニールが聞くと可能性が大だという。接触したものの早急の検査が必要だと話す。
その頃イベントホライズンが動きダニエルはSG11と別の星へ向かおうとしていた。
しかしダニエルが向かおうとしたとき、ゲイトは閉じられる。
オニールがとめたのだが、突然ダニエルは、SG11の兵の一人を人質にゲイトを開けろ!という。さらに衛兵に発砲し2人を撃ってしまう。
そこに駆けつけたティルクのザットガンによって、人質を離し、銃を落としたダニエルだが、さらに銃を取ろうとしたところ、オニールが肩を撃ち、ダニエルは気絶した。
医務室へ運ばれたダニエル。出血は多量だったが、命に別状はなかった。SG11の話によると見かけは普通だったとか・・・・将軍は何か異常に気づかれましたか?とカーターが尋ねると、ゲイトルームに入ってからおかしかったと話す。ゲイトが閉じられてから急にだと・・・
白血球が増加しており、バシロフと同じ状態になりつつある。バシロフはおかしな行動には出なかったとティルクは言う。病原菌が同じでも症状はさまざまだという。
脳に達すれば、個人の気質や人生経験の違いで影響が変わってくる。
同じ病原で基地全体に広がっている可能性が高いと・・・
作戦行動中のSGチームにSGCは当分の間閉鎖アルファ基地に待機しておくように伝えさせる。そして基地は完全封鎖された。

ダニエルの容体は、抗生剤が聞いてきたのか白血球も正常に戻りつつある。
バシロフ大佐の方は抗生物質が効かなく、悪くなるばかりだ。感染源を突き止めない限り手の内どころがない。
大佐が第一患者ならば、ゲイトから来たものじゃない。ロシアからの返事を待っているが、発祥は多分向こうだと・・・他に患者はまだ出ていない。

ティルクは、バシロフの様子を見ている。そしてバシロフは目を覚まし、ブライトマン軍医から聞いて、ダニエルの様子はどうだと尋ねる。開放に向かっている。
おまえはどうだ。よくはないなと話し、でもダスケビッチ将軍とノブゴルドで飲んだ時と比べればまだましだという。最悪の二日酔いだと・・・
ジャクソン博士は良い友達なんだろうと話す。ティルクは責任を感じる必要は無いと伝える。
意気込んでロシアからやってきて、挙句、隔離病棟とはな・・・と嘆く。
母国に居てもどちらにしても同じ隔離病棟に入ることになっていた。気にするなおまえの責任ではない。しかしどうしても確信がもてない。夢の中ではここ数日の出来事がところどころ浮かんでは消える。ここの通路を歩き、みんなと話す。だが、他人を見ているようだ。本当の自分がもう一人の自分を眺めている。
そしてブライトマン軍医は一ヶ月前です。国際宇宙ステーションからの任務から戻ったコンタンチナフ飛行士が突然倒れたと資料を見せる。それはカーターも覚えており、モニターを見ていたからだ。原因不明の通信途絶があったと話す。
それと関係あるのかわからないが一週間後死んでしまった。
表向きの死因は腎臓疾患だが、原因は不明だ。
そして症状がそれにそっくりだとブライトマンは話す。
記憶の欠落皮膚の崩落。白血球数の増加。
バシロフ大佐との接点は、あるという。これはコンスタンチナフが死ぬ直前見舞いに訪れている。彼らは親友で仕官学校の同期であったという。
何故秘密にしていたのかは、感染症で無いと考えたからだ。
コンスタンチナフが地球に戻ってからも入院してからも多くの人が彼と接触しているが、発祥したものは居ない。
実は病気でないかもしれない。その記憶が、細切れしかないがその記憶の中で、もう一人の自分を見たといっている。宿主と寄生体のようだが、ゴアウルドは彼の体内にはいなかった。未知のエイリアンからとも考えられる。
そこにダニエルが目覚めたと連絡が入る。しかし銃で撃たれたことを覚えていないという。バシロフが倒れたまでは覚えているが、医務室まで行ったことも覚えていない。ダニエルは誰が撃ったことが一番の聞きたいことのようだ。
そしてオニールが撃ったことに気づいたのだが、先に撃ったのはおまえだということでとりあえずは・・・・
カーターは、新たなエイリアン説を唱え始めると、突然ダニエルが黙ってしまう。
なんとダニエルは自分で僕はアヌビスだった。アヌビスに操られていたんだという
アヌビスは死んだんだぞというのだが、いやまだ彼は生きている。ここSG基地にいると話す。
アヌビスは宇宙母艦もろともチリになったんじゃないのか?とオニールはいう。だが、ティルクはダニエルジャクソンによれば、アヌビスは高みに上った時点でエンシェントによって肉体を失いその結果実体がない霊的存在に変わった。
これまで見てきたアヌビスは人型のフォースシールドで守られていたが、爆発により、霊体が飛び出した。パワーソースなる自分の星から何百光年と離れて船の残骸と地球を回っていた。そして宇宙飛行士に乗り移った。そして彼を捨てバシロフに乗り移った。ここのゲイトを使って逃げるためだ。
光になればとオニールはいうがエンシェントに見つかり、彼らの怒りを買うことになる。この世界のものになるにはフォースシールドの入れ物が必要だというカーター。
だが、この地球では出来ない。そこでスターゲイトをくぐる肉体を求めた。
アヌビスは必ずまた、ゲイトを開けようとする。だったらこの基地から離れる危険性もない。1つ言い手を思いついたとカーターは言う。

カーターはダニエルの元を尋ね、感染症状が見られる人物にアヌビスが取り付いているという。バシロフは一週間以上寄生していたので病状が進んだという。
多機能不全だけじゃなく、免疫システムも破壊されている。
アヌビスが出て行けば、よくなるんじゃないのか?というのだが、意識が殆どない。
寄生していた時間が長くて、今は苦痛を押さえてあげるしかない。
一方アヌビスの取り付いた人物の視点が・・・・
基地内を歩き、そして司令官室にいるオニールの下を訪れる。
自分がよしとするまで基地の封鎖は続けますという。
やってきたのは、ブライトマン軍医。彼女にアヌビスは寄生しているのだ。
バシロフの様子は好転せず、治療の効果がないため一週間が限界でもって2週間。
バシロフは目を覚ますとダニエルが立っていた。元気そうで良かったと・・・
バシロフは、ダニエルに頼みがあるといって、手紙を渡す。妹がおり基地の閉鎖が解けたら、この手紙を渡して欲しいと、看護士たちが不自然に無口になっている。よくない兆候だ。頼むと・・・
ダニエルは手紙を受け取る。ロシアのことわざに「どんなに長く巻かれた紐も、端っこは、ある。この世の全てに伝わる真実だ」私も含めてな。受け入れるよ。
そしてダニエルはロシア語で返す。「希望の王国に冬はない。」
そのほうが好きだと。
また顔を出すよとダニエルは去ろうとしたが、突然フラッシュが・・・
ダニエルは病状が悪化したときにエバンス中尉にアヌビスが移ったのを思い出す。
食事を終えたエバンスは食堂から出ようとしたところ衛兵によって銃を構えられて、両手を挙げる。
カーターはエバンスに話を聞く、2時間前ブライトマン軍医の診察を受けて異常はないとまだ症状が出ていない可能性があるというが、それならば自分でわかるという。
火曜日に何をしたか尋ねるが、わからないという。
彼女は思い出せない。
マカフリー上等兵が医務室任務をほったらかして行方不明ということでティルクがオニールに報告に来る。マカフリー探しをしている衛兵達だったが、一人の衛兵がマカフリーに銃を奪われてしまう。
キアニー少佐から連絡を受けたオニール。マカフリー上等兵に襲われ衛兵が怪我をしたと報告。マカフリーはコントロールルームに向かったと話す。警報を出してください。銃を持っていますと・・・
マカフリーはゲイトのコントロールルームに辿り着き、ゲイトを開けさせようとしたが、オニールが駆けつけザットガンでマカフリーを撃つ。
マカフリーは倒れ、中からアヌビスが出現。しかしアヌビスは消えてしまった。
ダニエルはオニールの部屋にやってきた。アヌビスはまだいるという。ゲイトを使う意外地球から出て行けないと・・・彼を捕まえられるのはエンシェントしかいない。
高みの世界の力を使えばルールを破ることになる彼らも動く。
考えがダニエルにはある。
アヌビスは、2回脱出を試みている。2回とも幸い直前に阻止できたが、3回目は上手くいくとは限らない。そしたらゲイトのアクセスそのものを困難にすればよい。
基地を3つの独立した区画に完全に分割する。ゲイトへの電力は絶たれ、コントロールルームからアクセスできない。その代わりゾーン1に臨時の中継センターを設けてそちらで再起動できるゲイトルームおよびコントロールルームその周辺はゾーン2とします。二つのゾーンを繋ぐ通路は完全に閉鎖。ゲイトルームへ直接繋ぐ、通路も同じです。最後の関門はゾーン3にある警備センターだけ。
全職員は、この3つのゾーンどこかに属し、食料医薬品なども3等分される。
ブライトマン軍医は、医療班を3つにわけ、毎日行われる身体検査を監視する。
そして司令官といえども誰もが封鎖が解けるまで移動が禁止される。

キアニー少佐は疑うわけではないが、本当にアヌビスをとめられるのかが疑問だ。
ポイントは奴が乗り移った人物をゲイトに近づけないことだ。生身では脱出できないとわかったアヌビスがエンシェントに見つかる危険を犯しても賭けに出る。
ゾーン1、ゾーン2、ゾーン3それぞれ準備は完了した。

すでに封鎖して6日目となったとき、大統領からオニールに連絡が入る。
大統領は、オニールに、24時間以内にゲイトのプログラムを再開せよという命令だ。オニールは、アナウンスを流す。大統領は無制限に延長する許可を下されたと話す。食料は1ヶ月分しかない。地上から安全に補給する方法を検討中だと・・・
しばらく気を楽にして過ごしてくれと・・・
アヌビスは、このアナウンスを聞き、行動に移す。

診断結果を調べるカーター。しかしザットガンを使い、衛兵を倒し、ゾーンの解除をする暗号をいれる。さらにダニエルをザットガンで撃つ。
次々と別のゾーンへと進もうとするカーター。ダニエルは目を覚まし、ティルクに連絡をいれ、カーターにアヌビスが入ったことを告げ、そっち(コントロールルーム)に向かっていると伝える。カーターは途中で衛兵を倒している間にオニールが、カーターをザットガンで撃つ。しかしアヌビスは、姿をあらわし、なんと、オニールに乗り移る。ダニエルは、オニールに連絡をいれ、アヌビスはあらゆるシステムをいじってしまったという。そしてオニールハ、キアニーをつれ、自爆システムの軌道を開始する。(キーは2人で同時に入れないと動かない)
カウントダウンが始まったところで、オニールはキアニーをザットガンで撃ち倒してしまった。カーターは、ことの重大に気づき、さらにバシロフは、いてもたってもいられなくなり、医療装置をはずしだした。

コントロールルームにいたティルクにカーターがやってきた。カーターがアヌビスと思っていたティルクだが、カーターが何者かが自爆装置にアクセスしたと話し解除しないという。
しばらくティルクはザットガンを構えていたが、カーターを信じる。
カーターは自爆システムを解除に成功した。しかし誰かがゲイトを開くシグナルが・・・ダイヤルをとめられるかやってみるとカーターがやっているところだが、ゲイトの前にオニールの姿が・・・
ゲイトが開き歩こうとしたところバシロフがオニールに襲い掛かった。
銃を構え、ゲイトをくぐる体が欲しいんだろう?とバシロフ。
私を取れと・・・するとバシロフにアヌビスが入り込む。
バシロフは、ゆっくりとゲイトに向かい、くぐり抜けてしまった。
正気に戻ったオニール。KS7-535にダイヤルシーケンスを変えたとカーターは話す。寒いな・・・・とオニールは話す。

ゲイトをくぐったバシロフは、KS7−535のゲイトの前で、凍った状態で跪いていた。
感 想
オニールの多忙なる事務生活はやっぱり似合わない。今回は、バシロフという変わった兵士の話かと思ったら、突然アヌビスの登場。誰にアヌビスが移っているのかというのが、今回の面白みだが、あまりにすぐに移っている人物がわかるので面白みがいまいち。アヌビスの様子を見るとジョンマルコビッチの穴を見ているよう・・・
肝心のアヌビスの声が全く聞こえなく、ウゥというような声だけ?
エンシェントに退治されるっていうのが良い落ちだったんだろうけど、最後のKS7−535だったらまた別のゴアウルドとかが救出してしまったりする展開も考えられる。人間レプリケーターのときのようにまたアヌビスが復活してしまう可能性も高い。
ゾーン計画は破れるのは、カーターしかいないと思っていたらやっぱりそうなってしまったか・・・自爆装置もあっけなくカーターが戻してしまったのはどうか?
後半はジェットコースターのように展開が速すぎるし、どうだったのか

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