#156新しい秩序 後編
NEW ORDER,part 2
地球 Orilla
採点(5段階)★★★★
前回の続き
カムルスは自分達は外交使節だが引き止めるのはと怒るが、戦闘艦艇を差し向けるのは戦争行為だと言い、防御兵器があるというのにおろかなとウィアー司令官は言う。ウ陛下はそんな司令は出していないというオシュ。
ウィアーは全員を現時点では信頼は薄れたとし、捕虜として連行する。
ハイパースペースを抜けたトール艦は、アスガードのペネガルから無線が入る。残念ながら破片を阻止できなかったとし、オーリラにレプリケーターが降り注いできたという。増殖を重ねシステムに食い込んできた。街の維持は困難になった。
住民の避難はもはや不可能となった。以前母星を脱出したときコンピューターに全員の意識をコピーした。オーリラが見つかってから新しい植民地を作るため随時クローンボディに意識を映す予定だった。彼らの意識を救うためのシステムが既にレプリケーターに汚染されたこの戦いに破れれば肉体と共に意識もなくなりアスガード種族の未来も消えうせてしまう。惑星オーリアは存続最後のチャンスだ。

プロメテウス号は地球軌道上を停滞中、センサーが宇宙船をキャッチ、右舷18度1万4千キロ先に、ハイパースペースウィンドウを感知した。IDは不明で大きさはゴアウルド母艦クラス。スクリーンに目標を艦長のペンダーガスト大佐は拡大全周波数で呼びかける。返事がしばらく無いため、全力攻撃を開始しようとしたところ、それはティルクの乗っていたアスガード艦だった。トールからの要望でダニエルに繋げと言う。ハタクがエンシェントの武器で破壊されるのを見るためにアスガード艦がやってきたとウィアー司令官はカムルスたちに伝える。引き上げる時間はあるというのだが、アマテラスは我らもその兵器の威力を見たいという。
そこにダニエルがやってきて、ハタクはこない。途中バールにやられたと・・・
お仲間も次々と降伏している。君らの負けだといった途端、ダニエルは転送装置によってアスガード艦トールの元に連れられる。トールはダニエルに、第二の故郷が危機に瀕している。時空間膨張装置から抜け出したレプリケーターの群れが、オーリラに襲い掛かってきた。オニールの脳に蓄積されたエンシェントの知識を使えばやつらを倒せるはずだという、だがジャックは南極で氷と言っている間にトールによってオニールは転送されてきた。ところでサムは?とダニエルが尋ねると、レプリケーターに捕まって船ごと破壊されたとティルクは伝える。ダニエルのショックは大きい。

しかしカーターは、寝室で目を覚まし、彼女が長い髪で寝巻を着ている姿だった。
彼女は、不信で自分を見つめ、さらに着替えて散歩に出かける。
外には犬が挨拶に来て、さらに、馬を飼っている状態の家だ。
そして納屋から出てきたのはピートだった。
何か問題でも?とピートが尋ねると、カーターは大有りよとし、ここで何しているの?第一ここはどこ?と尋ねるが、5時から家畜をしているとピート。
カーターはこれは現実ではないと話す。ピートはパンケーキを焼こうと・・・
カーターにはまだレプリケーターのことが頭に残っていた。しかしピートはここはモンタナだと話す。1年前精神的ストレスで軍を辞め、動物達と暮らしたいとこの牧場に来たと説明。しかし今でも悪夢を振り払えず医者に通っていると・・・
夢だよとカーターとピートはキスをする。
トールの艦はハイパースペースウィンドウを航行中。オニールの意識を船のコンピューターと融合するとトールは言う。ダニエルは解凍時死ぬ寸前だったと話す。
多分ポッドが生かしておいてくれるというが、たぶんという言葉にダニエルは信用できない。この間みたいにエンシェントのデータを消すだけって出来ないのか尋ねるが、そのままでは、レプリケーターを根絶やしにすることが出来ないと話す。
オニールならウンと言うだろうと・・・エンシェントの意識だけを引き出せないか尋ねるが、オニールの意識に何が詰め込まれたのかわかっていないとトールは話し、遥昔アスガードの科学者がエンシェントのライブラリから知識の一部を引き出し、以来その解析に努めているがまだ表面を引っかいたに過ぎない。干草の中から針を探すようなものか?と例えるが、小山のような干草の中からだとトールはいう。だが、オニールの意識が目覚めれば、必要な情報まで導いてくれるかもしれない。

オシュは我らを解放しろとウィアー司令官に言う。現時点では出来ない相談だというが、我らから情報を引き出すつもりならば自ら命を絶つと・・・
ウィアーはまだ処置は未定よと話す。アヌビスは、自信過剰だった上我らの抑えに艦隊を裂く必要があった。地球を襲ったのはごく一部だ。現在のバールの艦隊とは比べ物にならない。銀河はバールのものだ。いかなる武器も通用しない。私にどうしろというの?とウィアは尋ねると、我らを自由にしろ、名誉をかけて戦って死ぬとオシュ。

オニールはかなり弱っているとトールは言う。意識との接続プロセスが複雑になると・・・するとオニールの意思から「テスト、テスト、ただいまマイクのテスト中、もしもし!繋がったか?」と聞こえる。トールはオニールに話しかける。
トールは君の意識はダニエルジャクソンと繋がっているとオニールに言う。すると双方とも何?!と驚く。

この船の名前が、ダニエルジャクソンだと・・
遊びでオニールは、電気を全て消す。ホログラムで出てくれたらというとホログラムでオニールは出てきた。エンシェント語じゃないな?というと、コンピューターが自動で翻訳しているということだ。航海日誌で時間がないと知ったもので、全会話を録音していると話す。オニールはちょっと失礼すると消えてしまった。

ウィアーはカムルスに上のものと話し合ったところ開放することに決めたという。
正直意外な結論だと・・・それはこれまでゴアウルドの尋問に成功したことが無いことと、バールと戦わせるほうが得策と考えたからだ。ウィアー博士とカムルスはいう、、少しは驚いてくれたようだなというと突然亡命するという、ここに来る前に軍は全滅で領土も全て奪われてしまった。戦おうにもその手立てがない。戻っていけば、屈辱と拷問が待っているだけ、バールと戦わせればという策は間違いだと・・・
それよりもここで役に立ちたいと・・・・

朝食を食べていたピートとカーター。街に出て食事をしてから映画でも見ようというが、カーターは全く同時なかった。私がそんなことを信じているとでも?という。
ピートはすると君のためにこんなにも尽くしているのに!と怒鳴ると、カーターはほらもうそこがピートじゃないと・・・どこまで我慢すれば気が済む。と怒るが、あなたがだれだかわかっている。わからないのは理由。というと突然ピートはフィフスに変わる。フィフスは君を愛していると・・・カーターは驚く。

オニールの意識の何かが作られている、しかし問題は意識がどれだけ持つかだ。
まだ駄目だとオニールは言うが、トールは復活させる。オニールは頭が痛いとつぶやく。最後に覚えているのは何か尋ねると、頭にエンシェントの装置に捕らえられたところで、双子がどうとかこうとかしかわからない。ティルクに髪が伸びているぞ?というとティルクは・・・・トールは君の脳にあった装置は設計図に残されているという。
早速形にしてみようというと、トールはすぐに作り出した。
君が作ったとダニエルがオニールに言うが、ウソだとホントを繰り返す。
エンシェントの記憶によりオニールが作り出させた。しかし記憶が消えた今思い出せなくて当然だ。装置を見てみると、叩き出した。だが、思い出せないと・・・
ハイパースペースを抜けたダニエルジャクソン艦。

ペネガルまだ交信できたかと話すとあまり時間はないという、今回のレプリケーターは組織的だと話す。人間の姿をしたレプリケーターが全体の指揮を執っているのだという。人間型レプリケーターが生き延びているのならばサムだって?とダニエルは言う。可能性はあるが古い方のものが新たに作ったのかもしれないという。
生体反応を調べてみれば?とダニエルはベネガルに言うが、もう調べた反応はないと・・・そして通信が途絶えてしまった。

一方フィフスは、カーターと話をしているなかで、初めて会って、心を覗いたときから、君をかけがえのない存在となった。あなたが人間の意志を持ったことは奇跡だと言う。こんな状態では決して幸せになれないというが、ずっと長く不幸せでいろというと、現実のサムはレプリケーターによって封印されていた。
ついに開放となったアマテラスたち。オシュは、ウィアに感謝の礼をしてゲイトを抜ける。カムルスは亡命者として地球に残る。アマテラスは、カムルスに告げるが良い、裏切り者の腰抜けとしてこの世に残すと・・・・アマテラスは去っていった。

トールはオニールから取り出した装置で興味深いが、これは何に使うか見当も付かないという。バルハラのアジール司令官から通信が入る。ウォーリア(居住地)と連絡が取れないということだ。通信が途絶えてそちらはどうなっているか尋ねると、人間型レプリケーターと見られるものが宇宙空間を漂っているという。
爆発を生き延びたものと思われるが動いている様子はないと・・
人間型レプリケーターを転送させる。彼らは複雑な通信環境でリンクされている彼らを使い、ネットワークにもぐりこめば、他のメンバーがどこにいるかがわかるだろうとトールは考えたのだ。目を覚ましたら閉じ込めておけないだろうとトール。
必要ならば宇宙空間に放り出すと・・・オニールたちは武器を構え待ち受ける。
レプリケーターの通信データを探るアスガード船。

カーターは永遠に閉じ込めるのは無理だとフィフスに言うが、出来ると・・・
あなたのファンタジーに付き合わないというが、突然フィフスの動きが止まった、
トールたちにはカーターが捕らえられている様子が見つかる。場所を特定すると、
それはオーリラにできたレプリケーターの集合体の一つだ。トールたちの街に程近く、ニュートロニウム鉱脈のすぐそば。船は一人の人間型レプリケーターがカーターと共に、母船から分離している。すると人間型レプリケーターが目を覚まし、転送しようとするが、抵抗し、なんとポッドから出てきてしまった。さらに内部バリアを艦を動かし出す。オニールたちは銃を一斉に撃つのだが、全く通じない。ティルクは人間型レプリケーターに襲い掛かるが、あっという間にやられてしまう。
しかしオニールは思わずエンシェントの武器を手に取り撃つと、レプリケーターは粉々になって消えてしまった。個別細胞間の伝達経路が、完璧に破壊され、全細胞が不活性なものに変えられてしまった。アスガードが何度も試みて達成できなかった技術だ。武器の威力を見て、トールは改良型を作り出して、オーリラに浴びせることが出来れば全滅も可能だ。オーリラにあるレプリケーター船までは転送できないという。近くまでならば送れると話し、通信装置をオニールに渡す。
オニールたちは、第二のアスガードだったがレプリケーターに占領された星に向かった。林をあるくオニールたちにレプリケーターの大群が襲い掛かって来た。
次々と倒していくオニールたちだったが、そこにフィフスが止めに来た。
ぼくらをこれ以上苦しめたらカーター少佐の命は無いぞと・・・
ダニエルジャクソン艦はオーリラに辿り着き、オニールに拡大版を作成できたとして、後はエネルギーの注入だけだというが、オニールは、カーターを人質に取られているという。さらに彼らの周りからはレプリケーターの大群が次々と群れを成し逃げていっているようだ。トールは、オニールに逃がすわけには行かない追いかけてくれと指示を出す。

カーターは、フィフスに呼びかけるが、出てこない。行かなくては・・・と言う。
オニール大佐のせいで新兵器が出来たと・・・仲間の多くが街におり、逃げ出す前に、殺されると・・・同情は出来ないと言うが、殺戮をしているのはオニールたち。
やめないと君を殺すと言ったのにまだ戦っている。
そしてオニールたちはついに、ある場所に辿り着いた。それは強大なレプリケーター型の物体だ。
カーターは何故攻撃をやめないのかわかる?とフィフスに尋ねる。フィフスはわからないというと、私が今のままならば死んだ方がましだと思っているのがよくわかるかだと言う。あなたがどう思おうとあなたに愛を返すことは出来ない。嫌なら殺して、でもあなたにひとかけらでも人間の心があるのならば、本当に愛しているのならば、開放して・・・するとフィフスは涙を浮かばせた。
そしてレプリケーターの集合体は船体となり、消えていってしまった。
しかし街に残ったレプリケーターは新たな武器によって全て無力化された。
トールは、オニールに第4の生命反応をキャッチしたと話す。
オニールたちは探しに向かうと横たわったカーターを見つける。

SGCに場面は戻り、オニールは、ウィアに報告。大統領の招待状でホワイトハウスのディナーを招待している。
これまでの功績に見返りをもたなかったのが不思議だと・・・
功績に見合ったお礼などはありえないでしょうけどと話すと南極のエンシェント砦の調査を監督するように言われ、既に国際的クレームがいろいろでデリケートな事態が予想されるものですからと・・・
ここの仕事よりは専門分野だなというと、ハモンド少将が戻ってくるなとオニールがいうが、ハモンドは中将に昇進し、地球の防衛に関わるペンタゴンSGC303プログラムそれに、南極基地を統括する総司令官になる。
非公式にホームワールドセキュリティになる予定。
SGCの司令官には、国際的展望からSGCを政治的に独立した立場で運用できる人物は一人しか居ない。とし大統領も認めている。
軍に属しては居ますが、問題ない人物でしょう。それはジャックオニール准将です。と・・・准将か・・・リストには載せているよという。
昇進は歓迎。組織のトップというのはしょうに会わないというが、全部セットでついてくると・・・

早速ダニエルに相談すると、損か得かで選ぶとこれまで考えることは将軍に任せてきた。将軍になれば私が考える。私には出来そうにも無い。基地司令になれば、さまざまな難問を引き継ぐ。バールが事実上支配階級を制圧すれば、地球も厳しい攻撃にさらされる。フィフスら生き残りもいつ現れるか・・・
など自分のデスクが無かったは損というが、それはまだ持っていた。
以後の面で見れば誰よりも基地の運営に通じている。
オニールが断ればとんでもない司令官が来るかも・・・
最前線に未練があるというオニール。基地を好きに出来るという言葉に思わず喜ぶ。ウィアは翌日、ゲイトの前で、ここで過ごした時間はわずかでしたが、その印象は強烈でした。一生忘れません。ここでクドクド話すのは私のしょうに会いません。
新任の基地司令を紹介すると、空軍准将ジャックオニールです。
オニールは緊張しながら、話し出す。
私のスピーチ好きはみんなも知っているはずだ。だから短く済ませる。
だれにも借りはないと大見得をきりたいところだが、現実は違う。諸君一人一人の勇気と貢献がなければこの場に居ない。出来ればハモンド将軍に近づきたいと思う。彼こそ理想のリーダーだった。この任務を引き受けた理由に司令官しか下せないクールな命令がある。当基地司令官として最初に下す命令は名誉に思う。すなわち、昇進事例の形である。サマンサ少佐を中佐に叙任する。
カーターにデイビスから正式な命が下される。。

一方レプリケーター人間であるフィフスは怖がらないでと僕の持っている全てみんなで分かち合おうとし十分すぎるほどのニュートロニウムが手に入ってうれしいよとレプリケーター型人間が現れた。共に手を携え、仲間の繁殖に適した星を探しそう。時間はすぐ過ぎる。遠からず全宇宙は知るだろう。誰にも僕ら二人を止められないと・・・と反対側に映っている女性の姿はカーターそっくりのレプリケーターだった。
感 想
レプリケーター型のフィフスはカーターに恋をしていたとは意外だった。そして亡命したカムルスはどのような形で戦うのか・・・
ウィアの司令官としての期間が短すぎたが、彼女が残した功績は思ったより高かった。トールが最近冷静に戦いすぎてピンチになっても全く動じてない。
レプリケーター人間がどんどん繁殖してしまうとすごいことになりそうだ。
新たな兵器となったエンシェントの武器ですが、またレプリケーターに破られてしまってイタチゴッコになりそうな予感。

ハモンド将軍の代わりになる人は誰かと思ったが、なんとオニール(笑)いきなりカーターを少佐から中佐に上げるし・・・・
しかし南極のスターゲイトに沿ったストーリーであろうアトランティスの放送はいつ始まるのだろうか?

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