#155新しい秩序 前編 |
NEW ORDER,part 1 |
地球 P3X-439 |
採点(5段階)★★★ |
レプリケーター人間 失われた都市 前編 失われた都市 後編などのエピソード紹介から始まる。 ダニエルは、ラボで荷造り中にウィアー司令官がやってくる。南極に向かおうとしていたのであったが、一時待機になったという報告だ。ウィアー司令官は、南極条約に反すると言われる。条約は科学研究の促進目的で作られたからか?と質問を投げかけると、全人類の進歩と利益のためで合衆国の利益だけでは駄目だと語る。 基地を持つ11カ国全て反対している最大のポイントは、いかなる軍事基地の建設および、兵器の実験を認めないという条約第1条に違反するからだという。 エンシェントの武器の凄まじさはダニエルが一番よく知っていることだろうと司令官は語る。オニールをあのまま凍らせておけということか?と全人類を身をもって救ったことを伝えるが、アヌビスの大々的な攻撃によって隠蔽が難しくなって。スターゲイト計画の全貌が世界中に知れ渡るのを防ぐには関係各国の全面的な協力が不可欠だと話す。それまでは時間がかかるためじっとしているように伝え部屋を出て行く。 |
早速グリーフィングルームにてこれからについてウィアー司令官とSG1は議論する。ゲイトの使用は、南極基地について関係国との同意が得られるまで自粛するという考えだという。ゲイトの管理運営権をわが国が握っている現状では、SGCの活動が、直接国際信西に反映されると大統領は考えているとウィアーは話す。 政治交渉の武器となるダニエルは、後付する。 ダニエルは、アスガードならば救えると話し、以前もオニールの脳からエンシェントの知識を取り出してくれたと・・・アスガードに連絡をしているがつながらないとウィアーは話し、カーターは、レプリケーターをハラーに閉じ込めた際に、時空間膨張装置は永久でないためにトールたちは、ハラーを監視しているのではないか?と話す。 しかしハラーは別の銀河にあると・・・ティルクは、オニールが残した貨物船を使いそこに向かうことが可能だと言う。しかしあらゆるゴアウルドの貨物船を越えるスピードをもってしても、帰ってくる燃料がないという問題点が残っていた。 ハラーに辿り着いてもアスガードと連絡が取れなかった場合は、大問題だ。 ウィアは許可しない。オニールがエンシェントの砦に会った武器でアヌビスを撃退したが、近い将来地球を攻撃しようとしているゴアウルドは二の足を踏むだろうとウィアはいうが、実際はあの武器は使いこなせない。ゴアウルドに勝るものとしてはあの貨物船は貴重だとペンタゴンは考えている。ということで要求は却下される。 司令官室へカーターが向かう。貨物船についてご再考をというのだが、許可しないあの船はエンシェントの技術で改造されており、それがどんな形でなされどう動くのか詳細は誰にもわからない。それを解明する可能性があるカーターがアスガードと連絡が取れないと何もすることが出来ないといいたいの?とウィアーはいう。 現時点では、あれが最先端の技術だというのだが、オニールがいなければ船はありませんでした。ここで議論することも無かったと・・・ プロメテウスから座標を受け取ったとカーターはティルクに話す。地球からタオナスへかかった時間を計算して目標の銀河までの旅は10日と見ていいと考える。 そこにダニエルがやってきて、どうやって僕らのハラー行きを承知させた?と話す。 行くのはカーターとティルクだけだという。改造船とはいえ目的地に到達できる保障は無いとし、もし着けてもエンジンが焼きつく恐れがあるからだ。 ダニエルはそれも承知だというのだが、エンシェントの砦の文字の解読が出来るのはダニエルしかいないと2人は考えている。 そしてティルクとカーターで改造船は、ハラーへと向かう。 オニールが改造したエンジンの構造はカーターでもそう簡単にわかるものではなかった。時間つぶしにぴったりとカーターは話す。そもそも無謀な計画で、初の銀河間のコース設定で座標が0.5%でもずれていたら目的地と1万光年もずれてしまうという。何か話でもとティルクに語りかけるカーター。 「ライアックは元気?」「元気だ」 「イシュタとは連絡取っている?」「もちろん」 「ブレイタクは?」「彼も元気だ」と話題が盛り上がらない。 「ビートは元気か?」「ええ、元気」 で再び止まった。二度と会えないかもしれないというときにはサヨナラはいえないという。 |
SGCでは、ダニエルが、司令官室へとやってくる。1週間経ったが進展はあったかどうかだ。依然もめているとというが、ウィアーは何を期待しているのか尋ねる。 速やかな握手に続く合意成立?エイリアンの無敵艦隊に攻撃されたのにまだ手を繋ぐ気になれないのか問う。艦隊はただ1つの武器で倒したということを忘れないでと言い、その武器が問題なのだとウィアーは話す。 その手の国際交渉こそがあなたの専門分野なのではないかとダニエルは言う。 そこに予定外のワームホール接続が入る。 信号には、テキストメッセージで、支配階級の一人で戦の神カムルスからだ、 コンタクトは初めてで、条約締結のための会合を持ちたいというのだ。 それは単独で地球と条約を結びたいというの?とウィアーはいうが、一人じゃない全員だという。支配階級全て代表団を送りたいといっている。 ハイパースペースを抜け、緊急信号を発する用意をする。ハイパースペースを抜けるが、惑星が見えない。さらに強力な重力の干渉を受ける。何かがおかしいと戻る準備にかかるが、ハイパースペースジェネレーターが動かない。高速へとエンジンをかけているのだが、それも進まない。これだけ重力を発生できるものといえば1つしかない。それはブラックホールだ。 ダニエルは解読した結果をウィアーに見せる。今回初めて敬意を勝ち得たのだ。束になっても敵わなかったアヌビスを倒した地球人に対して・・・ どうやったかだけ知りたいだけじゃないのではないのかとダニエルの率直な意見。 カーターとティルクは、ハイパードライブが焼け切れてしまった。 仮に動いてもこんなブラックホールの近くでは危険すぎる。座標を間違えたか?とティルクは言うが、ハイパースペースを飛び出して、位置は正確だった。だが、理屈に合わないという。それは、ハラーがブラックホールを形成するほどの質量がなかったのに・・・だが、事実ブラックホールがある。 亜高速エンジンの出力を上げれるかやってみるとカーターは再び整備に向かう。 ウィアーは同盟間の交渉を大統領から一任されたが、国際交渉は得意なウィアーであっても星と星との交渉は初めてだ。支配階級は個人でもグループでも信用できないとダニエルは話す。連中はエゴの塊で、空くことなき権力への欲求と、邪悪な意思が奴らを動かしている。それは国連で慣れているとウィアーは話す。 何かいいアドバイスはないかダニエルに問う。 支配階級連合は、その利益が一致しただけの薄っぺらな連合で、いつ壊れても不思議じゃない。新旧の交代が激しく、構成員も常に変わっており、今は12名ほどだ。簡単にアイリスを開けて、彼らを通すのは感心しないと・・ 中立地帯で落ち合い、そこで、武器がない事を確認した上で、ここへ連れてくるのだ。 改造船では重力の力は増すばかり、シールドのパワーをエンジンへと持っていこうとティルクは言うのだが、シールドでもっているもので、それをエンジンに持っていくと一気に持って行かれてしまうという。結局パワーを移す。しかし動き出したのはつかの間で船体がきしみ始め、さらに、尖閣がさけてしまった。そして大きな穴が開いてしまった。吸い込まれてしまうところで、2人はアスガード船に転送される。 トールが呼び寄せたのだ。 交渉を終えたウィアーは、こちらの要求を全面的にのんだという。 代表団をチェックしてみたところ、最初にメッセージを送って来たカムルス。それに、日本の太陽神アマテラス。最後にウ皇帝だ。 ウを聞くとギョウ シュン ウのウとダニエルは言うが、ウ皇帝は、もうろくして駄目だと聞いていた。新しい宿主に移る力もないし、石棺の魔力も彼の若さを保つことが出来なくなった。彼の親衛隊長が上手くカバーをしている。 アヌビスが戻ってきて支配階級への復権を望んだとき彼だけが反対した。 他の支配階級はアヌビスを受け入れたが、実質上のリーダーになろうとした。 アヌビスが去った今ウにシフトしたのではないか。 ゴアウルドは信用できないが、ウは比較的協力的だと・・・ カーターは事情を話すが、トールはここを離れるわけにはいかないという。 オニールを救えるのはあなただけだという。トールは、カーターの説明どおりならば今しばらくは持つという。ここでのミッションが完了次第喜んで地球へ飛んで行こうと・・・ここでのミッションとは、レプリケーターが完全に消滅するまで見届けること。 ハラーでの太陽がブラックホールと化したことに気づいたはず。 予期していなかったと考えた。 ブラックホールが作り出した時空間の歪みが長距離用の通信機能を妨害していると話す。時空間膨張装置は一時凌ぎで、外界の時間で二年足らずしか要しない。 恒久的な解決策が求められ太陽を破壊した。 人工的に重力場を大きくして・・・ 惑星ハラーもバラバラになったのだが、相当数のレプリケーターが一箇所に集中して集合体を作り今もブラックホールに飲まれずにいる。 レプリケーターの密集体がイベントホライズンから離脱している。時空間膨張装置で重力への対抗装置を作り、ブラックホールから逃れた。さらに集合体は船へと変化しつつまっすぐこちらに向かってきているのだ。 |
スターゲイトの前でウィアーは待ち構える。そこにダニエルがやってきた。 そばに居てくれなきゃとダニエルにウィアーは話す。ティルクたちからは連絡が入っていない。SG7から安全を確認したと連絡が入り、アイリスを開く。 やってきたのはアマテラス、カムルス、ウの3人。それにウの親衛隊長オシュ。 ウィアーは名前を名乗ろうとするのだが、名前など興味はない。さっさと交渉を終わらせ立ち去りたいとアマテラスとカムルスはいう。ウィアーは渋々別室へと案内する。 アスガード船に向かってくるレプリケーター船。トールにカーターは早く脱出しないとというのだが、ブラックホールの重力場から脱しないと無理だという。さらにレプリケーター船は攻撃を仕掛けてくる。シールドも役に立たないだろう。 ミサイルの衝撃に備えよというと、外殻が破られた。損傷は軽微だが、飛翔物体がレプリケーターで作られている。この船のスキャナーでは探知できない。過去に破れたのもそのせいだ。シールドで損傷箇所の空気洩れを防ぐように依頼し、カーターとティルクはレプリケーター退治へと向かう。 地球の予期せぬ勝利は、支配階級に大きな混乱を招いた。全面戦争を防ぐために軍部を平等に分けることで同意した。一人協定を破ったものがいる。それは、バールだ。アヌビスがカル戦士を作った星をバールはすぐに目をつけ、オラク(物をいわぬ人)を手に入れた。パワーバランスを一気に崩壊させる。 戦場ではジャファはカルには勝てない。降伏を口にするものもいる。アヌビスのときと同じだ。だれにもバールをとめられなくなる。 それが地球とどうつながるのか尋ねる。タウリが強力な武器を使って、アヌビスを倒したのは知っているが、それを使えばバールの侵略を防げるはずだという。 カーターとティルクは、レプリケーターの足音を感じている。そしてカーターは背後からレプリケーターのビームに襲われてしまい、捕らわれてしまった。ティルクは銃で防戦一方。さらにレプリケーター船はハイパースペースを開きワープして消えてしまった。ティルクは付けてほしいとトールへ頼む。 SGCでは、バールが我らを倒せば次に狙われるのは地球だ。銀河には地球ほどに恵まれていない星も数多くあろうと・・・ アスガードが地球のSOSに来なかったという情報は既に流れており、アスガードに対する信頼が薄れているのではないかとアマテラスは話す。 アスガードは銀河にもはや影響力は及ぼせぬと見ている。ゴアウルド&アスガード協定で守られている星に攻撃を仕掛ける気だ。今奴を止めないと何億の人が死に、それ以上が奴隷となる。 目的地はわかるか?とティルクは尋ねると、ティルクが破壊する前にレプリケーターは、この船にアクセスし、アスガードの第2の惑星オーリラの情報も手に入れたはず。間違いなくそこへ向かっている。ニュートロニウムがあり、それはアスガード文明に欠かせない元素だ。同様にレプリケーター人間にとっても必須の元素だ。 捕まったカーターにフィフスが現れる。レプリケーター人間で置いて行ったことに対する弁解を続けるカーター。裏切られた心が傷ついたはずだというが、これまでは、わからないというと、今、わからせてやるとフィフスは指を伸ばしカーターの頭の中に入ってきた。 協定で守られている星の数は26で地球を入れると27。アスガードが無力であると知るとゴアウルドは攻撃してくるだろうという。かろうじてハッタリで持っている。 バールをハッタリをかましているだけかも?地球は安全だというが・・・お互いのハッタリで守っている。 こちらがエンシェントの武器を扱えないと少しでも感じさせたら、このゲームはそこでおしまいとなる。トール達はレプリケーター船を追いかける。 奴らを止める手はない。(ハイパースペースではどの武器も仕えない)シールドも同じだ。近くで自爆装置を使うしか方法はない。オーリラに辿り着いてしまっては、豊富な資源を使って増殖し続けてしまう。 カーターを恐怖で攻撃するフィフス。おかげで潜在能力に目覚めたと話す。 大いなる力を得たと話し、兄弟は増殖のために文明をむさぼり尽くす。だが、彼らは何も知らない人の冷酷さ裏切りそして復讐を・・・・そうじゃないかな? カーター少佐とさらに精神攻撃を続ける。 貴重な情報をもたらしたことに感謝するが、ゴアウルドの内部抗争に介入することは出来ないとウィアーはいう。バールがアスガードの保護下にある星を襲えばその報いを受けるだけだというが、アスガードに真を置いていないと怒り、さらにバールをとめるべきだという。 地球にかかわりのないことというと、カムルスは怒る。ウはこうしている間にもアヌビスは力を増すだけという。ダニエルがバールでしょうというと、オシュが、陛下はおつかれですと、小休止を求める。しかしウはその必要はないという。 恐ろしい防御兵器を手に入れた。だが、ただ座して待つのは危険が大きすぎる敵に対抗する兵器を開発するときを与えるという。提供はハイパードライブエンジン。 宇宙母艦建造のノウハウを教えようというのだ。 ゴアウルドのハタクに匹敵するものだ。そうすれば、敵と渡り合える。 アスガード船はもう少しで距離が詰まる。というところでスピードが落ちてしまう。予備制御コンソールで異常が発している。それはレプリケーターによる工作だ。 ティルクは銃を持ち現場へと向かう。 |
ウィアーは援助を断る。アスガードの援助に頼ることなく保護協定を維持できるのだとカムルスは言うが、ハイパードライブは何個もらえるか尋ねると、船はどれだけ作れるかだという、するとダニエルは何隻持っているんだと尋ねると、協定を守ろうとするにはそれだけの艦隊を備えなければならないという。 長い目で見て有益かどうかもわからない中でエンジン数個のために、戦いに巻き込まれたくないと・・・ウィアーはハイパードライブを実用化しているという。 先端技術の維持は混乱を伴うはずと・・・たとえ出来たとしても一時的に使えなくなったと情報が入ると、武器を横取りしようとタウリは、やつらを叩かざる得ない。バールがそんなウソを信用するものかというと、ウィアーは受け入れる。 その報酬はバールの星を頂くということだ。見返りは当然だと・・・ しかしカムルスたちは応じない。他の支配階級に連絡を取り相談するという。 ティルクは、レプリケーターを排除したが、レプリケーターは手の届かない場所に去った。第二の故郷を救うのには間に合いそうもない。 知らないうちにウィアーは父親のハッタリ術を手に入れたとダニエルは話す。 どちらにしてもオニールを起こさないといけないという。 もしハッタリだと気づけば、彼らは自分で地球に奪いにくる。気づかなければバールをよこす。どっちにしても地球を守るにはスーパー兵器を使えなければ・・・ アスガードの立会い抜きでジャックを起こせば死ぬ。かといって放置しておいても同じだ。暗号通信のコピーを手に入れたところ、彼らの考えを知りたいとダニエルに渡す。 オーリラに警告を入れたトール。レプリケーター船の進路とスピードを送っておけば、奴たがハイパースペースを抜けたところで、ある限りの船で、待ち伏せが可能だ。シールドを立ち上げる前に叩けばどうにかなるかもしれない。しかし数秒しかない。 だがそれは十分に可能だという。 カーターはフィフスの精神攻撃により、限界まで来ていた。やめてお願いというが、フィフスはやめる理由はと尋ねる。起きた事実は変えられない。苦しめても何をしても・・・あなたを置き去りにするつもりはなかった。私が決めたんじゃないといい、時間がなかったというが、フィフスは時間だけは十分にあった。おろかさを知ったと・・・ そうだ、君らが悪いと・・・ カーターは、人間になるということは哀れみとか許しの心を持つことだというが、まだ達していない。カーターは泣き始める。フィフスは悩む。 暗号通信を見たダニエルは、やつらはハッタリを疑っているが、確信がもてないだから困っている。危険を承知でバールをおびき寄せる手もある。もし武器が仕えなければ、バールは地球を滅ぼすと同時に武器を手に取る。 そこに予定外のワームホール接続の信号が鳴り響く。 ゴアウルドの返事がきたということだ。 トールの元にバルハラのバジルから連絡が入る。迎撃体制が取れていると・・・ そしてレプリケーター船がハイパースペースを抜けたすぐに、アスガード艦隊の一斉射撃によってシールドを形成できなかったレプリケーター船は破壊された。 トールはカーター少佐は残念だったとティルクに話す。 ウたちはスターゲイトを開けさせ星へ帰ろうとしていた。しかしダニエルは最新のメッセージを出させる。すると、ダニエルはその文章を読んで、すぐにゲイトを閉じる。 実はウたちが撤退するのは、地球の防衛力を試すためで、ハタクを派遣したからだ、1時間で到達する。 ネクストエピソードへつづく |
感 想 |
シーズン8の開始らしいエピソード。レプリケーター人間があのままってことは絶対無いと思っていたが、いきなり1話目から出てくるとは意外だった。 やっぱり気になるはカーターの行方。フィフスはあのレプリケーター船には乗っていなかった可能性が高い。そしてフィフスはかなりの時間を消費して人間に近づきつつある。そして感情に対してはこれからもっと知識を得るのだろうか・・・ そしてブラックホールを抜けさらに進化したレプリケーターは、またしてもアスガードに攻撃を仕掛けてくるだろう。期待高まる。 カムルスはアンドロメダのラーデの人なので何か違和感を感じてしまった。 ウィアー司令官はシーズン7の人と違うためびっくりした。しかし交渉力はダニエルに頼ったっていうのは笑える。 |