#153失われた都市 前編
LOST CITY part 1
地球 P3X-439
採点(5段階)★★★
オニールは、鏡にクロスワードを張り、髭をそりながら考えていた。
そのときダニエルから電話が入り、SG2が見つけたエンシェント文字について
知識の宝庫について書いていたという。あの倉庫はエンシェントの知識保管庫だとして以前オニールの頭に無理やり知識を流し込んだものと同じと説明するが、
オニールは近づかないほうが利口だとする。
ダニエルはもっと他の方法でアクセスできるとして、サムがトクラのクリスタルを使ってエネルギー変換法を開発したし・・・など説明しているのだが、オニールは髭剃りに夢中。
携帯電話も水洗いしてしまう始末。30分で行くと付け加えるが、切ろうとしたダニエルにまだ切るなとして、クロスワードで4文字上、下、不死身、からっぽというが、ダニエルはわからない「正確には答えようとしなくStrangeと返事」と自分で考えろと冷たく言うが、オニールも同じく冷たく電話を切ってしまった。オニールはクロスワードを持ち、そのままSGCに向かう。

ワシントンD.C.ではウィアー博士がホワイトハウスに向かおうとしていたが、
タクシーの取り合いで出発できずに居た。そこに、リムジンの運転手が現れ、
ウィアー博士を呼ぶ。中に入ると、車の中には、キンゼイ副大統領が座っていた。
ウィアー博士を迎えに行った理由は、スポーツジムの帰り道でもあるのだが、
インタビューについて、事前に話しておきたいことがあるとするが、インタビューとは
聞いていないとウィアーは答える。キンゼイは、スターゲイトプログラムについての
ことを話し始める。ウィアーはジョークなんでしょう?といつものパターン。
キンゼイは大統領からのメモを渡す。そのメモには「これはジョークではない」と
書かれていた。さらに詳細なテキストをウィアーに渡すキンゼイ。

SGCではオニールがまだまだクロスワードを解いていた。エレベーターを出ると、カーターたちが待ち構えていた。いつから待っていた?と聞くと30分前からずっとらしい。
実はハモンドが徴集したのだがオニールはずっとクロスワードに夢中だった。
カーターに渡した紙でカーターは誤りを指摘、ホウ素原子の重さの問題に、答えはtenだが、オニールはfatと答えていた。
ハーパー、レイノルズたちもずっと待たされていた。SG2が遺跡を見つけた星にゴアウルドの偵察ロボが現れた。ゴアウルドもエンシェントの遺産に気づいたと思われる。そこで増援の派遣が必要だと考えた。それにはハモンドの許可が必要なのだが・・
そこにハモンドが現れる。ハモンドはダニエルの翻訳レポートを読み、前回宇宙人・第5の種族へあの装置でひどい目にあったにもかかわらず、任務に志願するとは驚きだとするが、オニール自身も自分もですと答える。あの装置には宇宙の謎を解明するエンシェントの知識が詰まっている。
彼らが失われた都市を見つけて究極の武器を手に入れ、ゴアウルドを絶滅させることも可能だ。蓄積した知識を脳にダウンロードすることについて、ゆっくりと脳に浸透し、やがては意識全体を占拠してしまう。人類の脳はまだ原始的なものでというとオニールはどうせそうだよとつぶやく。オニールはパンク寸前に脳からアスガードが吸い出してくれたから助かった。
今度は最初からトールを読んで万が一に備えたらどうかとオニールは提案する。
読んでいるのだが返事がないとカーター。ここのところエイリアンの同盟軍は当てにならないとして、不測の事態が起きればというが、今回は直接装置には触れずに、研究のために持ち帰ろうと考えているとダニエルはいう。科学者チームが半年かかって装置を調べたが何の収穫も無かったのだ。
それはオニールにダウンロードした際にパワーを使い果たしたと考え、最新の情報に寄ると、ゴアウルドを制圧するのも時間の問題だ。
エンシェントの知識が防衛に役立つとなればなんとしても手に入れないといけないと
ハモンドは、考える。
何で言わなかったとオニールはダニエルに怒る。出動が決まった。
ウィアーは事の重大さを突然聞かされて気持ちが落ち着かないでいた。
キンゼイの言葉が重くのしかかる。

SGチーム1、2、3、5と総動員で向かう。星の到着し、オニールはレイノルズに
ゲイトを中心に防御陣形を敷いて、戻るのを待てと命令。
同じ頃、アヌビスの母船が到着していた。オニールは調べるところは残っていないだろう?と探索を続けているのだが、ここだけ反応が違っているということはわかってはいるが、文字だけが残されており、特にわからない。
すると壁から突然オニールの脳にダウンロードしたときのようなものが出てきた。
警戒態勢を取るSG1。レイノルズに連絡を入れ、目的の物を見つけたと報告する。
アヌビスの母艦からは、デスグライダーを始めアルケシュなどの戦闘部隊が次々と
発進されていた。

カーターは装置をどうやって取り外すか考えていたが、ダニエルが近づくと、今にもダニエルに取りつこうとしていた。レイノルズたちは、敵機を捕捉していた。ゲイトを開き、信号を送り続けるよう指示。SG1に敵が来るぞと連絡すると、SG1にデスグライダーが目の前に襲ってきていた。装置を持ち帰ろうとしているダニエルたちだが、オニールはC4爆弾を設置して爆破しようとしている。それを止めるダニエルたち、ダニエルは自分の脳にダウンロードさせようとしたが、止めるオニール。答えはそこにあると、ダニエルは必死だ。
おまえがエンシェントになったら誰が通訳できる?というが、戦闘艇の攻撃は増すばかりだ。おまえだけはやっちゃいけないんだとオニールは再びエンシェントの装置に頭を近づけダウンロードをするのであった。
レイノルズたちは必死にゲイトを守り、オニールをティルクとダニエル2人で運び、なんとか無事にゲイトに辿り着く。ゲイトを抜けオニールたちは、地球に戻り、ハモンドに予定が大幅に狂ったことを説明。またやりましたと報告すると、それはダウンロードしたことを明らかにするものであった。

夜のホワイトハウスでは、ウィアが、大統領を待っていた。メイガーに5分後に車の手配を依頼する大統領。君の反応は私のときと同じだと言う。北アフリカで君が果たした調停だが、スターゲイトと比べてみれば子供のけんかの仲裁に思えてくる。12を越す複雑な国際的協定の締結に成功してきた。さらに5ヶ国語も話せるということで、大統領はスターゲイトを任せたいという。

ハモンドは何が起きたのか尋ねると、SG1のメンバーはオニールが自分の意思で、エンシェントの知識を得るためこうなってしまったと説明。
エンシェントの知識はオニールの脳に、上書きされ、変化していく過程で求めている知識に大佐が気づいてくれればと・・・
その先はエンシェントの知識が全神経システムを支配して、・・・・というところでオニールが登ってきた。
2、3日後にはおかしな言葉を話し始めてさらに数日後には自分で自分のコントロールが出来なくなり、さらに数日経ち、ジャックオニールよ永久にサヨナラです。
というが、みんな冗談には取れない。
オニールは休暇を求め、カーターは、変化が現れるのに二日かかったことを話す。
ハモンドは許可する。

新たな管理部門を打ち立てるまでスターゲイトの運用は当分の間凍結することときめた。スターゲイトは諸刃の剣であり、壊滅的な危機を招くが、一方、得られるものも大きい。ウィアーは他国のリーダー達はゲイトの独占にクレームを寄せているはずだとして、アドバイスは出来るが、エイリアンとの交渉は自信がないという。
誰もが経験が無いが、誰かがやらねばならないと大統領は言う。
経験に長けた人物として大統領はウィア−は考えたのだ。
もう5分経ったと出ようとするが、正確には7分経っていた。
キンゼイが待っており、味方は自分しかいないと言い、敵に回すと一生公開するぞと言い残す。

カーターはオニール宅を訪れる。カーターは夕べは眠れなかったと話し、オニールはずっと星を観察していたらしい。カーターはドライブに出かけていつのまにかこのうちの前に来てしまったという。気分を紛らわそうと気をかけるカーターだが、話をしたくないとオニールは拒む。一人のほうがよろしければと出て行こうとするが、ビールを飲んでいけ、飲んだら最低1時間は控えろとこの場にいさせようとする。
カーターは自分がすべきでしたというが、オニールがおまえは国宝級の人的資源だという。失われた都市を見つけてこの星を守るための武器が手に入ったとしても?とカーターは言うが、結構。それだけで十分だとオニールはいう。
そこにダニエル・ティルクもオニール宅にやってきた。ドライブをしていてここを通りがかったらサムの車が見えてその・・・とティルクが寄ってみようといったわけじゃなく眉を動かしただけだそうだが、覗いてみようか?ということになって、オニールはドーナツか?というともちろんとティルクはいう。

惑星では、アヌビスが、装置を求めてきたのだが、ジャファたちが悪い報告をする。
タウリの人間達が破壊し去ったことを報告すると、カルウォーリアーは次々とジャファを殺害していく。
ダニエルはビールの飲みすぎでハイになっていた。ティルクにもっと言ってやれと何が似ているのか良くわからないが・・・録画ビデオのコレクションの話のようだ。
そのコレクションは、サイラー曹長に譲るという。そこにピザが来たと思っていくと、ハモンドだった。ビールを私にもくれというので、オニールは黒ビールを渡す。
実は司令官を解任されたということだ。今から3ヶ月間再検討のためSGCは閉鎖されるという。新たに組織された政府機関が、SGCを管理する。
オニールには時間がないというのだが、キンゼイが関わっている。
ヘイズ大統領はいい奴だというが、キンゼイは副大統領となった今その貸しを返せと、目論んでいるようだ。ウィアのことを話すと、ダニエルは知っており、国際政治の専門家で難しい紛争を何軒も解決に導いている。トクラとの条約の参考にしたという。やりかけたままの件は予定通り基地にくればいいという。
ウィアは何から始めていいのか見当もつかないでいた。そこにダニエルが現れる。
この基地も大きく変わるでしょうけどとこれからですと。
ダニエルは、ウィアに冷たく当たる、それはキャリアから軍事予算を批判することからスタートしており、軍事管理官に収まったということで、最良の方法は武器を必要とする状況を減らすことだという。大統領が管理官に選んだのもそれが理由かどうか尋ねるが、それはわからないとウィアは言う。
ゴアウルドのことをウィアに話し、ゲイトをくぐって他の星を見てきて欲しいというが、いいときにねというため、いいときなんてありえないという。
ジャックオニールには・・・というと、ウィアもオニールの様子は知っており、ダニエルはやるべきことをしたと話すのだが、そこに予定外のワームホール接続が・・・
それはブレイタクのID信号だった。ウィアはアイリスをあけるように指示。
ブレイタクは、ウィアを見て、握手しようとせず、テキサスのハモンドは戦死したのか尋ねる。
国の指導者が変わったことを説明するのだが、顔を背ける。悪い知らせを告げに来たのだ。ジャファの同士からの内部情報で、アヌビスが大規模な艦隊を集めてきている。3日以内に、タウリを襲うと・・・
大統領の部屋にハモンドがやってきた。大統領は歓迎し、最後に話したときはお互いに中尉だったと言う。そして初めての日、世界が自分の肩にのしかかって気がしたがそれを毎日体験してきたわけだという。なのに昇進すらされなかった。
ウィアは切れ者だが、選ばれた背景がわかっていない。しかし私としてはああするしかなかったという。キンゼイとハモンドの確執は知ってはいたが、キンゼイと組んだ理由は金もだが、フロリダでは彼だけで票を集めた。転任先に希望があるかどうか尋ねる大統領。
転任というより退役を考えていたというハモンド。それは早いとして君の経験は貴重なものだと言う。

ブレイタクとSG1のメンバーはアヌビスとの事を話していた。アヌビスはSG1がすでに失われた都市を手に入れたと思っている。と話しているところにキンゼイと、ウィアたちが現れた。全員座って、明らかに緊急を要するために、ブレイタクに直接聞こうとキンゼイたちもやってきた。ブレイタクの情報があまりにもタイミングが良すぎると信じていないキンゼイ。
キンゼイとオニールの罵りあいが始まったが、ウィアは止める。
アヌビス脅威について話し合おうというのだが、どんな脅威かわかっています?とダニエルは質問する。アヌビスは登り損ねたエンシェントだ。その知識とテクノロジーを駆使して地球を破壊しようとたくらんでいる。
交渉の余地は?とウィアはいうが、冗談じゃないとオニール。さらにデレンティスと発言する。なんだ?とオニールは言うが、たしかにそう答えた。
ダニエルは、上手く誤魔化しカーターは、アヌビスを倒せるエイリアンの武器が、私達の手の届くところにあるのですというのだが、キンゼイは全く聞こうとしていない。
ウィアはSG1の話を聞こうとするのだが、キンゼイは拒否した。

オニールは突然失われた都市の場所を知っていると言う。もう少し待ってくれという。場所が頭に浮かんだら行って良いか許可を得ようとするが、キンゼイがすぐにノーだという。ウィアに尋ねるオニールは考えておきますとだけ答える。
ブレイタクとティルクはチューラクに戻ると・・・

キンゼイは別室で怒ってウィアに怒鳴りたてるが、ボスは私です。といい、オニール大佐は・・・というが、キンゼイが今回のトラブルを招いた張本人だと話す。
奴を追い出せ博士、他の奴らもだ、まだわからんのか!?というのだが、だいぶわかってきましたとウィア。
ここはわたしのオフィスここは私の椅子です。大統領が私を解任しない限り、何をどうするかはあなたではなく私の判断で決めます。
キンゼイは私の考えなどわかりはしないだろうというのだが、どんな考えだろうと関係ありませんと怒鳴る。もっと利口かと思っていたが残念だとキンゼイは出て行ってしまう。

ティルクとブレイタクは、チューラクに向かっていった。

続く。

感 想
いよいよ失われた都市が放送される。エンシェントの知識を再び脳にダウンロードしてしまったオニール。それを励ますSG1の面々は相変わらず変わっていない。
しかし一方、大統領はじめ、副大統領のキンゼイ、そしてウィア博士の動きが気になる。さらにアヌビスが再びあのメンバーを連れてきたが、ジャファたちに対する態度が最近冷たいと感じる。

そしてキンゼイはまた四面楚歌状態になってしまった。
新たな味方ウィアをつけたと思ったらいきなり裏切られる(笑)

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