#150英雄たち後編 |
HEROES,PART2 |
地球 |
採点(5段階)★★★★ |
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前編の続きだが、しばらくブレーグマンの編集関係が続くのでこの辺はカットで・・・ 激しい銃撃戦になっているSG1とSG13が戦ってはいる。ジャファの情報が6人だと聞いていたとオニールは言うが、今はそういうジョークの状態ではない。 アルケシュも次々と攻撃してくる。ディクソンは既に弾切れでオニールに弾をもらう。 さらにゲイトが包囲されたという無線も入ってくる。オニールは死守するつもりは元々ないと話し、戦いの中オニールはSGチームのメンバーが一人で移動しているのを見て、助けに向かおうとするが、エネルギーガンに撃たれて倒れてしまう。 カーターがすぐにその場に向かう・・・・ 再びSGCに戻り、ブレーグマンがゲイトルームの情報を集めている。デイビスが、案内しているが、途中でワームホール接続のシグナルが・・・カメラクルーを追い出せとハモンドは言うが、ブレーグマンはそのまま撮り続けることを目指す。 ブレーグマンは追い詰められる中で、カーターの無線が聞こえてきていた。 だが、彼らはゲイトルームから出されてしまう。 しかしブレーグマンはカメラをそのまま回し続けていた。 負傷者が運び込まれている中で、ブレーグマンが撮っているのを、ランデル大佐が気づき、スイッチを切る。 カーターが歩いてくるのを見つけ、ブレーグマンは、直ちにカメラクルーのジェイムズたちを呼び、取材を試みるが、後での一言・・・負傷者が一人運ばれてきましたがなどのしつこい質問に、カーターの目からは涙が流れており、そんなもの切りなさいと激しい口調で去って行ってしまった。 必死にカメラと取材を続けようとするブレーグマンだが、ジェイムズはカメラを切り、 他のSGCの面々も冷たい態度。(この辺のアピールは呆れるばかり) ブレーグマンは、食堂で掃除の係の人物に質問しているが、そこにウィッケンハウスたちがやってきて状況を説明する。負傷者は複数、エネルギーガンで撃たれました。ジャファの待ち伏せをきっかけに大規模の戦闘になって、先遣隊の撤収を助けるためSG1とSG5、フレイザー軍医が、出動した。戦死者も出たとか・・・それはわからない。オニールかもしれないというランデル。彼はタンカで運ばれたが、ピクリとも動かない状況だったと・・・ 翌日、SGCにNIDのウールジィがハモンドの元へやってきた。ハモンドはキンゼイ議員から命令書で見るまでもないとするが、議員は情報監視委員会議長としてSG13救出の失敗がハモンドの失敗によるものではないかと疑っているというのだ。 多数の死傷者が出ており、成功とはいえないと・・・ ハモンドは既に、作戦の詳細については空軍参謀総長と大統領に報告書をあげていると言う。今の時点で仮の状況報告書もまとまってはいないと話、まとまったら貴君にもお見せしようと話すが、SGCの戦略価値に関わる問題として、委員会より今回の不祥事について徹底的に調査する権限を付与され、あらゆる情報の開示と関係者への尋問施設の仕様許可を願うウールジィ。その後部屋を去っていく。 ハモンドは、カーターの様子を見に来た。バレット【124話に登場】から情報はとの問いに、彼の知る限りウールジィはクリーンですと話す。でも恐ろしく頭が切れ、ハーバードで経営と法律の修士号を・・・陸軍の技術開発部門を10年。その後、国防製作委員会に・・・昨年国防総省と軍事企業との80億ドルの秘密契約が暴露されその契約に深く関わっていたとして責任を取らされた形で軍を去っている。 その後が、NID、ウールジィが最近書いた、NID内部レポートのコピーをハモンドに見せる。 カーターもどうすればいいのかハモンドに問う。 ハモンドは事実を話せばいいと言う。水曜日に空軍葬を行うことが決まった。 ハモンドはカーターに貴官に告別の辞を述べて欲しいと頼む。今の気持ちを尋ねると、軍隊の組織にあっては、自分の指揮下にあるものは皆平等であらなければならない。その命を奪うかもしれん命令を下す立場にあることとして、個人的に部下を区別することは本来あってはいけないものだ。だが、難しい。どうしても親しいものが出来る。誰も失いたくは無いのだ。と去っていく。 |
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ウールジィから尋問室へと呼ばれたカーター。秘密の軍事作戦には、厳密な監査が要求される。NIDの調べを受けるのは初めてじゃないとカーター。 君らの任務が危険なのは承知している。しかし今回のダメージは特別だ。プログラムに欠かせない人物を失った。 誰もが結果を重く受け止めているというカーター。 ウールジィは歴戦の戦士で戦友を失ったのは初めてじゃないし、またこれが最後とはなるまい。だが、これだけは言っておきたいが、今回も受けられないことだった。 ここに来たのは真実を知ることだと・・・ そしてボイスレコーダーのスイッチを入れ、SG13をあの星に残して大丈夫だったと思ったその根拠は?という質問であるが、突然カーターからダニエルに代わっている。僕が決めたわけじゃないと・・・ だが君は安全のため無人探査機による空からの偵察をすべきだと考えていた。 違うかね?というと、再びカーター。敵の探査機は破壊され、メモリークリスタルから膨大な、情報をひきだし分析するのに、手間取ってしまったという。 容認可能な範囲のリスクだったそういいたいのかね?と聞くと、またダニエル。 いつもやってることだ。結果を見てからなら何だっていえるさと話す。 もし僕らが、あの遺跡でゴアウルドに対抗する武器を掘り出していたらこんな尋問も無かった。だが、武器は無かった。だからここにいる。 仮にあの遺跡に強力な武器が埋まっていたとしても今頃はゴアウルドの手に渡っている。 結局この作戦はドジそのものだった。 カーターは、仲間は決しておきざりにしないどんなときもどんな場所でも必ず助けに駆けつける。そう確信しているからこそ戦えるんですと・・・ウールジィは、一人の命を置き去りにして、多くの命を助けるという状況が存在するという。 もっと多くの戦死者が出なかったのは単に、幸運だったとウールジィはいい、 ゴアウルドの待ち伏せがあると考えるのが妥当ではなかったのかね?と話す。 するとティルク。何も語らない。 ただティルクは、正式な軍のメンバーで無いので軍法会議にもかからない。 上官の命令に従わなくても罪には問われないのだ。 ティルクは自分の義務を果たしたというが、ウールジィはあくまで証言を拒むならば、その気になるまで檻に入れることも可能だと・・・またダニエルに・・・ 首にするなり対応するなり好きにしてくれとダニエルは出て行ってしまう。 |
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ダニエルは、ラボでデータを入力していると、ブレーグマンがやってきた。今は話をする気分じゃないと拒むが、ブレーグマンは向こうで面倒なことになったと聞いてねと入ってくる。役に立つことがあればというが、無いよときっぱり断る。 血まみれになったビデオカメラが置いているのをブレーグマンは見つける。 負傷者救援のシーンに戻り、ボスワースが、ウェルズに必ず家に帰れるからなと励ましていたところ、フレイザーたちが救援に駆けつけた。だがウェルズは出血がひどく、腰から下の感覚がないと言う。体を上にして止血処置をしないととダニエルと一緒に作業を行う。上にするとき喚き声が上がる。いきなり後ろから撃たれたというウェルズ。楽しい話をしようとダニエルがいうと、子供が生まれるんですとウェルズは話し、(そしてオニールが撃たれる数分前の通信がここでフレイザーから話されている)子供が男の子かと話しているが、本当のところ助からないんでしょとウェルズは言う。ジャクソン博士、最後に女房に言いたいことが、言わせてというので、ダニエルは、待ってろと、ビデオカメラを取り出し映し出したシーンでフラッシュバックは終わる。 そのビデオに写っているんだな?とブレーグマンの目が変わった。わかった行くよ行くと出て行くフリをして出て行っていなかった。ダニエルは、カメラを 昔私が一緒に仕事をした戦場カメラがいる名前は、クリストロスキィ。ベトナムで、半年、従軍取材を続け、帰国予定の前日に小隊長が彼を引き倒した、写真を撮るつもりは無かったが、地面に手をついた拍子にカメラのシャッタースイッチを押してしまった。そしてカメラが、小隊長が頭を撃たれるシーンをばっちり捉えた。 クリストロスキィは、言った、あの弾はオレが撃たれるはずの弾だった。その写真を25年間誰にも見せようとしなかった。だが、25年後に目覚めた彼は、ただ恐ろしいだけの写真が、違って見えたと・・・そして公開する事に決めた、なぜなら、その写真はたまたま撮ったある男の死ではないと知ったからだ。彼の命を救った恩人の姿だった。私が今、撮っている写真も、いや撮ろうとしているものはありのままの日常の姿そのものだ。一般人には想像もつかない世界かもしれない。私にも想像がつかない。だが、もし君がビデオに撮っていたとしたら、それで事実は変わりはしない。変わるとすれば君の心の持ちようだ。とブレーグマンは去っていった。 ダニエルは・・・・ ハモンドは、ウールジィの元に向かい、証言を書面にしてきたという。 これは作戦報告書であり、一石二鳥になると思ったと渡す。 それでは、これで全部とウールジィはまとめていた。 もう引き上げるか?とハモンドは言うが、週末には大統領の手元に、報告書が上がるという。SGCの体表効果を分析したレポート同様さぞかし、こっけいなものになるだろうと、皮肉るハモンド。どこで入手したか聞きませんというと、君の試算価値で、何ドルと出ているのか聞く。 人間の命に、値段をつけたことなどありませんぞ、ただ、厳然たる事実として、軍の予算はスターゲイトプログラムに投じた巨費により、破産寸前となり、一般兵士の訓練にも支障を来たす自体になっているという。 避難されるべきは、この国の納税者たちが治めた多額の税金が彼らが全く知らない、戦いに浪費され、見返りに得るものは殆ど無いというこの現状です。 国民がスターゲイトの存在を知っており、あなたの下した命令が民間の裁判所で、さばく・・・ 一人の命を救うのに、2700万ドルと投じて救援隊を送り込んだのは経営学上間違っていたと?というと、揚げ足取りは止めていただきたいというが、ハモンドは、いやはっきりそういっているこれが秘密作戦ではなかったら、君はそうは言わなかったはずだと・・・大統領はドキュメンタリーチームに、ここで起きているありのままを記録するよう命令されている。だったらいまから彼らの元に行って、ここに記されている真実を記憶させようじゃないかどうかね?というと、ウールジィは機密事項だと話し、ドキュメンタリーチームにヒントのかけらでも与えたら、この先残りの人生を、冷たく暗い場所で、すごすことになりますよと言い残し去っていく。 |
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ランデルがハモンドに衛兵が医務室に向かおうとしているブレーグマンを捕まえたという。本人は迷子になったといっていますが、明らかにウソを・・・ つまみ出せとハモンドは言う。この基地から追い払うんだと。 ランデルは、基地から出てくださいと既にカメラクルーと録音担当の二人に命令しているところに、ブレーグマンがきた。馬鹿な無視しろとブレーグマン。 片付けを続ける二人。ブレーグマンはハモンドの下に来たが、1時間以内に、基地を出て、二度と、姿を見せるなという。上からの命令だとハモンドは言う。協定は破っていないと話し、電話をかけさせてくださいとブレーグマンは言う。 ハモンドは好きなだけ地上でかけろというが、その赤い電話でかけますと、歩み寄る。ハモンドは電話を押さえてかけさせない。仕方なくブレーグマンは出て行った。 ハモンドは、ダニエルのラボに現れた。テープをNIDに渡す命令だという。ダニエルは、渡そうとしない。あくまで維持を張りテープがなくなったとか消去したとか抵抗は出来る、だが、もっと良い手がある。あのクソうるさいジャーナリストを追い出すことになったが、NIDのいたち男の調査を受けて、考えが変わった。ここで起きた事実を正しく、記憶するのも悪くない。 ブレーグマンを信じて記憶させようと?他に良い手があるかね?PSX666と書かれたテープをダニエルは置いていく。ブレーグマンは、そのテープを手に、ジェイムスにかけるように命令する。 さらにランデルが戦闘記録のコピーを持ってきた。 ブレーグマンたちはテープの映像をじっくりとみている。 「凄く悔しいよ、君を愛している、どんなに君と・・・・(苦しみ声)、よせ止めろぉ。 死ぬところを見せたくない。」 「ウェルズ私を見て」とフレイザー。 「私があなたを死なせやしない。ここまで来た意味がなくなるもの、止血は止まったわ、担架に乗せて、すぐに家族の元に返してあげる、いい、だから頑張るのよ」と言ったあとエネルギーガンの音がなり、フレイザー軍医も撃たれてしまった。ビデオ映像の中でフレイザーが倒れているシーンが映し出される。 早く衛生兵を・・・とダニエルが言う。 ビデオを止めるジェイムス。 ランデルは、ブレーグマンに話す。オニールは助かりました。ウェルズ一等兵も・・・しかしフレイザー軍医は・・・ その言葉にブレーグマンは声が出ない。 カーターはオニールの元に向かう。起きられるようになったオニールだが、まだ少し痛むが、帰れる。新しいベストは使えますねと確認。だが、フレイザーは駄目だった。カサンドラは・・・強い子です耐えてます。 弔辞を述べるつもりか。大佐が倒れたとき、自分はもう少しで・・・ご無事でよかったです。カーターは泣いている。 オニールは、ありがとうとカーターに抱きつく。 ダニエルは医務室で、ウェルズに会いに行った。奥さんと話した?元気だった? いつ生まれるか聞いていなかったな。というと、2週間後です。その頃には退院できます。君の回復具合が気になって寄ってみたんだ。 僕のせいで軍医は・・・違うジャファに撃たれて死んだんだ。 任務遂行中にね。君と同じだ、どちらも任務だ。 でも納得できません。みんなそうだ。だれもが悲しんでいる。 でも君のせいじゃない。 カーターはまた泣いている。ティルクがやってきて、慰めに来た。 ハモンド将軍から弔辞を頼まれているのというが、何を言えばいいのか混乱してわからないと。心に感じたことを言えばいいというティルク。 万が一頼まれたときにと用意したものがある。しかし君が読み上げるのが一番良い。と手紙を渡した。 ブレーグマンは、医務室に来たが誰もいなかった。ダニエルがここだよというと、ダニエルが、蔭に隠れていた。ブレーグマンは、このテープを返しに来たといい、テープを渡す。使って欲しいと、ダニエルはいう。 僕はこの部屋で死に、昇天したという、彼女は3日間一睡もしないで、最後まで僕を助けようと・・・ジャネットには、返しきれない借りがある。 君から聞いたカメラマンのことをずっと考えていた、このテープが彼女の人と也を語ってくれる。みんなにも知って欲しいと、再びテープをブレーグマンに手渡す。 スターゲイトの前で、葬が行われていた。皆複雑な心境でいる。 カーターの弔辞が始まる。 「ジャネットフレイザーは並外れた人物でした。親切で快活で才能豊かで、そして何より勇気に富んでいました。その人生を称えるのに相応しい言葉を捜しても、見つけられず悩んでいたとき助け舟を得ました。千の言葉でも語りつくせないとき、名前が言葉を補ってくれます。祖国のために、命をささげた軍人の話はよく聞きます。 ジャネットフレイザーもその一人ですが、それでけではありませんでした、これから名前を読み上げる男女は皆、戦場で死ぬ命をジャネットフレイザー軍医の力で救われた人たちです。 サマンサカーター少佐・ダニエルジャクソン博士・ジャックオニール大佐・ティルク・ コニースミス軍曹・ヤンヒュールズ少佐・サイモンウェルズ一等兵と続く。 彼らがエイリアンの侵略から守ってきたのです。史上最強最悪の暴君にひるまず、立ち向かった彼らアメリカの若者達、その彼らに私達は、どう報いればいいのでしょう。今、墓地には人知れず自由のために命をささげた若者達が安らかに眠っています。私達の義務は彼ら勇敢な戦士たちの物語を次の世代に伝えていくことです。 私達の世界を守り死んでいった彼らの理想に思いを馳せることそれが彼らへのなによりの供養となるのです。 とブレーグマンがアナウンスしエンディングとなる。 これを国民に見せられないのが残念だというハモンド。少々感傷的にすぎてないですか?というが、すばらしいとハモンド。 ここで私がやっていたことを苦々しく思っておられたのはあなただ。 いやお気持ちは良くわかりますがとブレーグマンがいうと、 ハモンドは、私が間違っていたという。いい仕事をしてもらったと握手をし、 これまで数多くの手紙を遺族に書いたが、私の気持ちを伝えきれないでいた。その足りない部分をこの作品が埋めてくれるという。 ブレーグマンは、まだ一つだけかけているシーンがあるという。 私に任せろとハモンドは言う。 ダニエルは熊の人形をもってウェルズの家を訪れ、娘ですと案内される。エコーの診断は間違っていたのだ。名前は、ジャネットと名づけた。 オニールが緊張感の中で、取材を受けている。すでにトムとエネットと呼ぶ中になっているブレーグマンとランデル。 オニールへの質問が始まる・・・・ で終わり |
感 想 |
いやーいい話ですね。ブレーグマンは嫌な奴だったが、後半になるとなかなかの話をしはじめて、ダニエルも次第に彼にひかれていく。そしてウェルズがどういう状況になるのかが気がかりでしたが、まさかジャネットが変わりに死んでしまうとは予想外。NIDのウールジィは久々にNIDの人物が出てきたが、やっぱりって感じです。 先週ジャネットがやけに出てくるなって思ったんですが、これが伏線とは・・・カサンドラは誰が見るでしょうか?カーターかな? ダニエルが死んだときとはまた違った感じですが、カーターの弔辞が印象的だったしどれだけの人物が書かれていたのかも見ものです。 ウェルズの子が女の子だったのは意外でした。 |