#143命の泉
EVOLUTION, PART 1
ラミウスの惑星
採点(5段階)★★★
ある惑星で、ラミウスとティルガスの親衛隊たちの戦った後の戦場で死体が多く見られる。会合の様子を見に来たティルクとブレイタク。見たところ背中を撃たれた者が多い。逃げるところを撃たれたのか?ジャファにしては不名誉な戦いだとブレイタクも語る。そして黄金の鎧を着たティルガスの死体も見つかる。腹部には3弾の跡がある。ラミウスが盟友を裏切ったのか?すぐそばに、ラミウスの親衛隊長がまだ生存しており、様子を聞くが、同盟の話し合いに来て、裏切ってなどいないと話す。
逃げるのがやっとだったと話し、一人の戦士がいきなり・・・と話していると、強力なエネルギー弾が彼を撃ち死んでしまう。近くに立っているのは、黒い戦闘服をまとった戦士。ブレイタクとティルクはエネルギーガンを発射するが、エネルギーを吸収し、平然と立っている。ティルクはエネルギーガンを手放し、さらにその戦士からは強力なエネルギー弾が撃ち込まれる。ティルクたちは逃れ、ブレイタクも応戦。
ティルクがザットガンを連射していると、その戦士は倒れこんだ。その強さに2人は驚いた。
さっそくその戦士の死体をSGCに持って行く。状況をティルクはハモンドに報告。
ラミウスとティルガスのトップ会談が行われるところでこの戦士に襲撃にあいラミウスが逃げた後であったと話し、こいつが全滅させたに違いないとブレイタクも考える。ハモンドはアシュラクか?と尋ねるが、これまで出会ったことがない戦士だとティルクは話す。エネルギーガンの直撃を受けても平気だったと説明、カーターはこのスーツがあらゆるエネルギーを吸収するのかもしれないと言う。だとすれば全く未知のエネルギーに直面していることになる。ラミウスの奇襲という考えは考えられず、ラミウスの親衛隊長も逃げ失せたと言っていた。ラミウスたちの同盟を阻止したいものの仕業か?カーターは死体の検査にハモンドにトクラの協力を仰ぎたいと話すと許可が出る。


早速、ジェイコブがやってきて、戦士のスキャンを始めるが、スーツが磁気を阻んでいる。まずコンバットスーツを脱がせることが先決だとジェイコブは言う。
ヘルメットは二つに分かれており、鉗子を使い間にプレートを挟み取り外す。
するとどろどろしたのり状のものが外れ、スーツと一体化したようなもので、呼吸用のろ過装置にも思われる。マスクをはがすと、中途半端な人間のような姿が・・・
カーターはさらに調べて、ゴアウルドであることを知る。早速ハモンドに説明するが、驚きなものは宿主で、肉体構造が極めてユニークで、釣り合いが取れていない。
生理学的にはこれだけの筋肉を維持するのにはもっと巨大な心臓と肺を必要とする。何者かが遺伝子を操作して、持久力を無視した筋肉の化け物を作り出したのだ。生命の維持は幼生に任せている。作られた宿主であるがとんでもない欠陥品だとジェイコブは言う。幼生の力を持ってしても長くは生きられない。
遺伝子情報はまだ開発中だが、これだけは言える、エネルギー兵器のダメージは全く見られない。コンバットスーツは未知のエネルギー吸収装置を使って作られており、エネルギーガンやザットガンを受けても全てコンバットスーツに吸収される。
奴を倒したのはティルクでもブレイタクでもない。2人に出会う前に既に肺疾患で危険な状態にあったと思われる。ティルクたちはラッキーだったと話す。


組織細胞を調べると、いずれも3週間に満たない若さだ。有機体だが明らかにラボで生み出されたものだ。ゴアウルドが人間より優れた宿主を求めているのは知っているが・・・
ジェイコブはこいつは人間より強いのは確かだが優れているとはいえない。
外見にこだわるゴアウルドらしくもない。単に強力な歩兵が欲しかっただけかもしれないそれは最近のジャファたちの反乱に抵抗するために・・
そして成長の跡が見られないという。成熟した姿で初めて命を与えられている、フランケンシュタインのようだ。ジェイコブがセルマクに変わる。
細胞内に残されたエネルギー活動の残りからだ。石棺を使った跡の残留物と極めてよく似ている。生命の無いものに命を与えられるかダニエルは聞くが、石棺は致命的な傷を負ったり、病気で死にかけた者の生命力を回復させるが、元々生命の無いものに命を与えられない。
遠い昔あのゴアウルドは、エンシェントの発明した装置を見つけた。本来は治療のために作られたものだが、あまりに強力すぎて人間の宿主だと死を招いた。しかし実験と改良を繰り返したゴアウルドは、その技術を利用し、最初の石棺を作るのに成功した。だがその副作用は完全には消せなかった。
石棺をより完全なものにし、究極の治療技術を手に入れるため我らトクラもその装置を捜してきた。今やこの戦士と戦うためのキーでもある。
その装置があれば、この作られた生命体に対抗する武器が作れるはずだ。
装置を最初に見つけたゴアウルドの名前は、テルチャク。

テルチャクの名前はダニエルは知っていた、自分の祖父ニコラスも考古学者で一時期命の泉の発見に取り付かれていた。祖父に言わせるとその泉の力の源は、エイリアンの科学で、証拠は紀元前9世紀のマヤ文明に見られる。
すなわちマヤの雨の神チャクだと・・・
チャクはテルチャクではないのかと勘を働かせる。
装置の本来の機能は、治療で、エンシェントにはその目的で作られた。
その強烈な効果を知った人間がいたら、装置を恐れて遠ざけていたはずだ。
装置が水辺に置かれていたから命の泉の神話が生まれたと考えられないか尋ねる。祖父はチャクの寺院は、中央アメリカの何処かにあると見当をつけたけど、結局見つけられなかった。
ノートに目を通してみても、寺院に関することがかろうじて判読できたのはここだけ。
滝の近くしかわからない。ジェイコブに見せると、それはゴアウルド語の古い方言の一種で、寺院はホンジュラス南部にあるとセルマクは翻訳する。
不死身の戦士を作ったのは何者かはわかった。テルチャクは、石棺を作った後、オリジナルのエンシェントの装置を巡りアヌビスとの戦いとなった。
アヌビスが高みに上るずっと前の話。アヌビスが勝ちを収めたが、装置は見つからなかった。テルチャクの数多い寺院の何処かと思われる。あの戦士はアヌビスの技術を身につけていた。装置こそ手に入れられなかったが、必要なかったのだ。
高みに上ったとき知識を得て、新しく作ったのだ。
オリジナルの装置は今も地球にあると思われる。その装置に使われたテクノロジーを分析すれば不死身の戦士に対抗する強力な武器を手に入れられ、さらに副作用を伴わない石棺も作れるかもしれない。
ハモンドはダニエルにリー博士とホンジャラスに飛ぶように指示する。
ダニエルとリーは、ホンジャラスでデュラン・ロゲリオというガイドに出会う。寺院を見たいと地図を見せるが、ロゲリオは、北のほうが遺跡だらけで良い寺院があるという。だが、ダニエルたちの目的はひとつのため、何もないというその場所へと向かう。
燃料代とガイド代で大金をリーは払っていた。その様子を見ていた人物がニヤリとしていた。

黒幕がアヌビスとすれば、奴の戦略は抵抗力を持たない弱小のゴアウルドを襲って彼らのジャファや資源を吸収しバールたち支配階級との決戦に備えることだ。
これまで攻撃を受けた弱小ゴアウルドの数は少なくとも3人。不死身の戦士に襲われている。どこから来たのかはわからない。
アヌビスの矛先が地球に向けられるのも時間の問題かもしれない。
やつらの存在はゴアウルドの壊滅を願っている者にとっても大いなる脅威。
もしダニエルがオリジナルの装置を手に入れたとしても、それでトクラの不死身の戦士に対抗可能な武器を開発できる保証はない。とブレイタク
残念ながら死体とスーツを調べて得られる情報は限られているとカーター。
もっと尋問するには生きた戦士を捕らえなければならないと考える。

ラボでさらに調べるカーターは、スーツは最強の貫通兵器も跳ね返し、エネルギー兵器のエネルギーは吸収してしまう。でもその素材が地球のケブラ繊維に似た網繊維で出来ていることはつかめた。
小さく鋭い物質なら貫通するとティラニウムのダーツを撃ち込んでみる。確かに貫通はした。なんとか生き延びたラミウスだが、また不死身の戦士に襲われる可能性は大。配下のジャファには反乱組も多くラミウスの星への侵入は容易かと考える。
進入した後不死身の戦士を待ち伏せれば捕らえるチャンスはありますとカーターはオニールに伝える。こなかったらどうする?とオニールは聞くが、地球に引き上げるだけですと・・・ブレイタクが、正しければ、彼と通じているジャファの協力を得てトクラのフォースフィールドに戦士を追い込んで、麻酔弾で捕らえる予定だ。
ダーツはフォースフィールドを抜けても一方通行で入っても出られない。
疑問が2、3・・・とエレベーターに入るカーターとオニール。

ダニエルたちは、ジャングルに入り、滝の近くに来た。地図に従えばここだが何も見つからない。命の泉の伝説によれば一箇所に水が集まるとあった。
装置に特別な力があるのか単なる迷信かそれとも滝で集まった水が寺院に流れたか・・・ロゲリオは最初からないと言っていたというが、ダニエルは、3人で捜すと指示、リーが探索しようとしたところ、すぐに足を滑らせてしまい、寺院の入り口を発見した。

ラミウスの惑星で待ち伏せに関してラミウスの部下であるが、反乱軍のアダルというジャファに指示を仰いでいた。待ち伏せに対人地雷やC4をセットしプランAを信じていないのかと聞いているが、Aが成功したためしがあるか?とレイノルズに話す。だな・・・と彼も答えた。

穴に落ちたリーは、ダニエルと共に寺院の入り口と見られる場所へと向かう。かなり通路は狭く、マヤ文明初期の石組だという。

待ち伏せをしているオニールたち。オニールはゲイトを守るSG3に連絡を入れて状況を確認する。スターゲイトは依然閉じたままだという。

ダニエルたちは奥へと向かい、どんどん狭くなる通路にどうしてだろうという疑問を持ちながらも、行き止まりまで辿り着く。壁にも床にもエンシェントの文字も絵文字すらない。

SG3よりターゲットはゲイトを抜けてそちらに向かっているという連絡が入った。
オニールたちは迎撃用意し、武器を構える。
不死身の戦士が現れ、カーターはフォースフィールドを展開し閉じ込め、オニールはダーツを2発撃ちこむ。しかし戦士はそのダーツを簡単に取り外しさらにフォースフィールドを破りこちらに向かってきた。オニールたちは、銃を乱射し、反乱軍のジャファたちも、エネルギーガンを撃つが、まったく通じず、ジャファたち、さらにSGCの兵もやられてしまう。
オニールは対人地雷を使うが、通じない。さらにC4を放つが、平然と歩いてラミウスの元へと向かうのであった。
オニールは見つかると引き上げ命令を出しSG3に連絡を入れると、、敵対するジャファの攻撃を受けているという通信が入り、支えきれないと・・・
ブレイタクは、戦えば死傷者が増えると降伏を提案する。
アダルたちが救い出すという可能性にかけようと言われ、オニールは渋顔になる。
ロゲリオは、ダニエルたちに連絡を入れ、まだ大丈夫だと話し、全ての水がそこに向かうという言葉で、リーの水筒を借りて水を垂れ流す。そして床に水が落ちていく場所が見つかった。

オニールたちはラミウスのジャファに捕まり、負傷した兵達もそのまま捕まっているため、容態は危険な状態だ。レイノルズは大丈夫だというが、顔色は悪い。
そしてラミウスが牢獄にやってきた。オニールは、ラミウスに、誤解を避けるためとオタクを殺すためじゃなく、オタクを救いに来たという。しかしラミウスは返事をしない。
お互い共通の敵で、オタクらゴアウルドを嫌っていると戦士の説明をするのだが、
ジャファァクリと去ってしまった。

ダニエルとリーは、重量のある床を外し、小さな石棺のオリジナルを発見した。
字が書いているがダニエルにも読めない。リーが触ろうとしたが触るなとダニエル。
これを元に作られた石棺には強い常習性と副作用があると・・・
オリジナルはもっと強いかもしれないと考えた。
出来るだけ触れずに取り出せるかやってみようと、二人で上げる。
しかし先ほどの重い床が閉じて、さらに地響きがしてしまい、大量の水が流れ込んできた。ロゲリオは必死に連絡するが、通じない。

オニールはブレイタクに救援はまだかな?と聞くがブレイタクは弱気になり、当てにしないほうが良いかもしれんという。自力で逃げようと・・・
スーパー戦士がラミウスを消した後わたしたちも殺します?とカーターはいう。
スーパー戦士?とオニールは尋ねいまいちかな?と話す。
奴が狙っているのはラミウスだけだとティルクは話し、我々の攻撃には応じず先を急ぐほうを選んだという。ラミウスの部下にオニールは話しかけるが、黙れといわれる、
ティルクが偽りの神はすぐ死ぬと言うが、ジャファは貴様らのことは知っている、ショルバのティルク、ブレイタク、タウリのオニール。我らの主を暗殺しに来た間抜けども。だが、エネルギーガンの撃つ音が聞こえてくる。
私らが殺し屋ならあれは何だという。

ロゲリオは水で埋まった穴で叫ぶ他無かった。するとその中から、ダニエルが出てきて、続いてリーも出てくる。罠がしかけてあったと話し、説明していたが、ロゲリオは、これは何なんです?と聞いているところ、突然ダニエルとリーは両手を挙げる。
横取りする気はありませんよというが、跪いた姿を見て、ロゲリオは後ろを見ると、銃を構えたゲリラが待ち伏せしていた。

銃撃戦が行われているラミウスの惑星では、オニールが、ジャファに本当の殺し屋がやってきたと話す。神だと信じるジャファだが、時間稼ぎにおまえを呼ぶとティルクは言う。さらに、私達のために戦ってくださるというジャファのことばに、ブレイタクは、おまえの神は恐怖に震えており、何度も見てきた。自分達が助かるためならばおまえ達全員犠牲にするぞと・・・ジャファは慌てて逃げ出してしまった。
レイノルズの容態は良くない。そこにアダルが駆けつけた。
ラミウスは死んだ奴が来る前に逃げろと武器を預け、オニールたちは脱出する。

ダニエルたちは、目隠しをされ移動している。ダニエルはただの考古学者だといい、身代金目的ならば相手が違うというが、価値のない人間はいないと目的は身代金のようだ。リーが滑って転んだところ、ロゲリオは脱走を試みる。そしてロゲリオは射殺されてしまった。下手なことを考えるんじゃないぞと念を押される。

ブレイタクたちは、ジャファの残骸の中でラミウスの死体を発見。転送寸前に殺されたようだ。カーターは突然まだ奴を捕まえるチャンスはありますという。
走る不死身の戦士をテルタクで追いかけて、転送リングを使って拘束した。

ダニエルたちは、ゲリラに拘束されて、誰も身代金を払わないぞとダニエルが言うが、身代金を払わなければ死んでもらうと閉じ込められた。

カーターは貨物室に奴を転送してからすぐに、部屋の空気を抜いても気絶するまで10分かかったという。大変な怪物だと・・・
ハモンドに連絡が入り、捕虜が目を覚ましたと言う。
拘束された捕虜にブレイタクとティルクは尋問する。
誰に仕えているか聞くと、我が主はアヌビス・・・
どうやって生まれたかティルクが聞くと、何も言わない。
脳波を調べたところゴアウルドのもつ強さと治癒力の全てを持っているが、宿主の
個性はほぼ消されている。ゴアウルドに完全に洗脳されているようだ。
トクラの記憶抽出装置ならば、宿主に残された記憶を呼び起こせるかもしれないとジェイコブは言う。

オニールはハモンドにダニエルからの連絡を聞くが、定時連絡が無く、6時間もオーバーしているという。ダニエルでも遅すぎるとオニールは答える。
ホンジャラス政府に依頼し内部省が捜索に乗り出した。
最後の報告地点に兵を送ったが何も見つからなかった。

ジェイコブは、兵士のコメカミに記憶抽出装置を埋め込み、ティルクが生まれた星はどこだと聞くと、ホログラムに映し出される。奴の星から見える夜空だと言うが、カーターが見覚えのありそうな星座は見当たらないという。ジェイコブはトクラの星間座標システムを使えば、どの位置にあるか特定できるという。

ゲリラのアジトに閉じ込められているダニエルたちは、水だけが与えられるが、床には、虫がおり、さらに水も泥水だ。
質問に正直に答えて欲しいといわれる。どこで働いている・・・と聞かれるが、
考古学者だと答えるダニエルだったが、うそをつくとどんどん待遇が悪くなっていく。
既に政府関係の人物とわかっているようだ。
ダニエルはすごい過ちを犯していると話し、凄い連中が君らを捕まえにやってくる。
そうなれば君らも無事ではすまないという。直ちに開放したほうが利口だと・・・
なら体に聞くしかないと扉を閉められてしまった。人質は皆おまえのように言うと言って、去る。

トクラの星間座標システムでトクラはタルタラスと読んでいる星が戦士の母星であることを知る。ゴアウルドの支配域の端にあり、占領はされていないという。
何らかの防衛システムが施されていないか、トクラも探っているところだ。
そこにハモンドがやってきて、ワシントンの国務省筋から悪いニュースが入り、ジャクソンとリーは、ゲリラに誘拐されたということだ。
ホンジュラスからニカラグアに国境を越えて移動したところまではつかめたがその後の足取りは不明だということだオニールたちの表情が変わる。

TO BE CONTINUED
感 想
2005年度のカレンダーにも出ている謎の戦士はこの不死身の戦士だったんですね。しかしこれを見ると映画「プレデター」のことを思い出してしまった。中を見るところは、インデペンデンスデイの方が迫力はあったが(笑)

カーターが考えた麻酔ダーツが全く通じず、C4も通じない。アヌビスも凄い歩兵を作ったものだ。来週には対兵器が出てきそうだが、肝心のダニエルたちが捕まってしまっては元も子もない。

あのゲリラが出てきたところで今回の展開がつまらなくなってしまったと感じたのは私だけでないはず。
ホンジュラスというところが怖くなってしまった。日本人もよく行っているらしいが、この国は、ダイバーが多く訪れるらしい。
今回のアップは凄い時間かかってしまいました。
難しい言葉が多かったせいかな?

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