#142生きる権利
BIRTHRIGHT
ハクティル(Hak'tyl)
採点(5段階)★★★
多くのジャファが自由を求めるといわれる惑星で、待ち伏せをしていたSG1はジャファでモロクに仕えるライケルを捕らえた。ティルクは、彼の自由のためなら死ねるという言葉を聞いたことで、自分と同じ同士であると感じた。ライケルもティルクを尊敬し会えて光栄と言っていたが、突然ジャファの襲撃を受ける。ライケルはやられてしまい、SG1も交戦。

だが、オニールたちを援護するエネルギーガンが飛んできて、ジャファたちは、次々と倒されて全滅する。オニールは反乱兵の加勢と考えるが、まだはっきりとはしない。ティルクがシャルケルネムロン!と叫び、返事を待つ。
すると煙の中から現れたのは、女性のジャファたち。タウリの戦士よ危害は加えぬ。
一緒に来て欲しいという。
空にはデスグライダーが飛び、警戒はしている状態だ。ジャファの一人ニースが先ほど倒したジャファたちから幼生を取り出して壷に入れる。その光景にはSG1の面々は驚く。ジャファのマーラは、指揮者の下にSG1を連れて行こうとしているのだが、ニースは反対している。マーラは、待っていたと話し、モロクのジャファにもスパイ網は浸透しており、助けて欲しいと頼むのであった。安全は保障すると・・・・

オニールたちは彼らの母星ハクティルに向かう。開放という意味を成すとされるハクティル。住まいへと向かう前にSGCに連絡を入れたいとオニールは話す。
ニースは、マーラに彼らを連れてくることを聞いていないと怒っている。ニースにマーラはイシュタに任務達成を報告するように指示する。
ティルクにオニールは彼女達のことを聞くが、ティルクもモロクのことは殆ど知らないが、ジャファの女が戦士になることを許すゴアウルドなど聞いたことがないと話す。ティルクは、女性も男達が戦いに刈り出された後に家族を守るために訓練を受けるという。ダニエルは、ギリシャ神話のアマゾン族を思い出すと話し、アマゾンは他の部族の男を捕まえて子供を作るためだけに利用する、そして弓を引くのにジャマだと右の乳房を切り落とす。と話す。
オニールは私ら3人をその目的に使うんじゃないだろうな?と話す。人助けは大好きだとその辺は・・・・カーターに突っ込まれる。
住まいに向かうと、じろじろと視線を感じる。実は、若い者達は男を見るのは初めてらしい。そしてテントから出てきたのは、指導者イシュタ。
イシュタはティルクの元へ向かい、チューラクの戦士、元アポフィスの親衛隊長今や伝説となったショルバ。
ティルクは伝説ではない、自由を求めるジャファのために戦っているだけだという。
皆を呼んだのは同盟を結びたいからだとイシュタは言う。しかし同盟の話に関しては、ティルクが反対だ。同士を殺害し、幼生を盗むようなものたちと同盟は結べないと怒る。ニースは、罪もない子供達を殺した屑だというが、イシュタはシェルクリと言い黙らせる。
イシュタは事情を説明する。彼女はシナク、今朝まで死のところに横たわっていた。
3日前にプラタの年に達したのだ。(プラタとは思春期のこと)運良く手に入れた幼生が無ければ今頃は、死んでいる。そして、また新たな幼女を連れてきて、ニーサ。ニースの妹だと言う。彼女も間もなくプラタを迎えると話し、幼生がないとニーサは死ぬという。他の子供達もその運命を辿ると・・・

カーターをテントに入れて、イシュタは30年前モロクが突然ジャファの子は男子以外は殺せと命じた。神々との戦いに勝ち抜くには女は不要だといった。
ジャファの寿命は人より長い。命令の効力は100年だ。その間、女の子は、生贄の儀式で生きたまま焼き殺される。
イシュタはその焼き殺される前の幼女たちを見過ごすことが出来ず、神官であるイシュタ、マーラ、ニースはモロクの支配下である星のスターゲイトを使うことが許されているため、助けていたのだ。この場所は、まだジャファにも知られていない。
神官の任務は多くの星にゴアウルド崇拝を広めること。

子供達の両親には一部を除いて殆どのジャファがモロクを崇拝している。両親といえども信用できないと教えていない。子供達は生贄の儀式の場から、近衛兵の目を霞めて連れ去っている。神の掟に意を唱えるだけで死刑なのだ。
これまでに数多くの幼い命を死から救ってきた。モロクを倒すのに手を貸すのねとカーターは軽く話す。目下の目的は、子供達のために新たな幼生を手に入れることだという。タウリの強力な武器があれば有利だとニースは話す。
食料も人数が増えて足りなくなってきているとマーラ。援助の見返りには、モロクの支配下にあるジャファの情報を知る限り流すという。
カーターは幼生への依存を断つ別の物を提供すると言う。
早速カーターはダニエルたちに相談している。トレトニンを使うことによって、依存を絶つ事は可能なのか?実験台はまだ2人しかいない(ティルクとブレイタク)
ジャファは幼生と自ら縁を切ることに強い抵抗がある。これは長い洗脳によるものだ。モロクのジャファたちに強い仕打ちを受けてきたためにジャファたちを殺しても平然としている。他の道もあると教えるためにティルクが考える。それは100万ドルの笑顔か?
ティルクは、森の中で飾り物を見ているときイシュタと会う。これは勇気を示しており、それぞれが全ての戦士が忘れてはならぬ理想の象徴だと・・・
ティルクは、背後に気配を感じさせること無く近づいてきたイシュタに驚く。
ジャファの第一歩だと話し、ティルクは、資質の差によるものも大きいという。
幼生無しで生きていけるのか本当なのかとイシュタは尋ねる。
トレトニンについて話し始める。幼生は真の強さではないと・・・
そしてイシュタはケルノリウムの場へと連れて行く。イシュタは子供達を守るためだと、誇りを持って戦い、無意味な死を遂げるものはいないという。
ティルクは、待ち伏せの通用しない強力なジャファに遭遇するかもしれないということを話す。力を疑われたと感じたイシュタは、ティルクに格闘を申し込む。
イシュタの攻撃に、ティルクは片手で応戦していたが、徐々に、イシュタの攻撃に、ティルクも劣勢になってきていた。手加減すれば、怒りが増すだけだとイシュタがいうと、ティルクが、本気を出し始める。そしてイシュタを追い詰める。
あくまでトレトニンを拒否すれば、血に飢えた復讐しかないと言う。到底リーダーの器ではないと・・・イシュタは幼生の存在を感じないと言う。既にクスリを使っておきながらどこまで馬鹿にする気だと起こってティルクを投げ飛ばす。
ティルクに誇りを意味する飾りを渡し去っていく。

イシュタは、トレトニンのことに協力的になり、4人の志願者を募るすることを話す。
イシュタと共に、タウリに行き、薬の効果を試すのだ。志願者は出てこなかったが、マーラはあなたは駄目ですとハクティルにはリーダーが必要だとしてキンドラの権利を利用して自分が志願するという。他のジャファも志願してきた。
イシュタは、ニーサも共に行けと言うが、ニースは反対。薬に依存することはもってのほかとニースはニーサを連れて去ってしまう。
無理強いは出来ぬと幸運をとマーラたちに伝える。
SGCに戻ったSG1とマーラたち4人のジャファ。ティルクとダニエルはハクティルに残っている。ティルクに関しては、帰りたくても帰れない状態。イシュタがジャファ反乱軍のことを聞きたがっていると残してきた。ダニエルは探査機でトレトニン治療の様子を中継するために、残った。

イシュタは、アポフィスへの反乱のことを聞き、息子との絆が深まり、ブレイタクと同士を集めているとティルクは答える。母親のことを尋ねられえるが、妻は死んだとティルク。幼生が成熟し新たな幼生を得られず、亡くなった。

SGCでは、フレイザー管轄の下、トレトニン投与が行われている。一定の期間であれば、幼生が母体を抜けても生きていける技術を開発したことをマーラに説明。トレトニンに関しては、最適な量は手探り状態でまだはっきりとはわかっていない。カーターは、マーラに勇気があると褒める。しかしマーラは実際のところ怖いとつぶやく。

ティルクはイシュタにゴアウルドはジャファに不信感を抱き始めたことを説明し始める。妻の話をするだけだと・・・偽りの神を信じるジャファの命でも奪いたくないと自ら死を選んだと話す。妻の思い出を話し始める。ティルクの永遠に心の中に生きていると・・・

マーラは、カーターにオニール大佐との関係を聞き始める。特別な関係ではないというが、相変わらずカーターは説明できない。

故郷では女の地位は低かった。イシュタの夫はモロクの近衛兵として高い地位に会ったが、多くの妻の一人、それでも良官庁の地位を利用して贅沢することで不満を紛らせていた。夫は戦いで死んだ。ゴアウルドの征服力についてティルクに聞くが、彼らが死に絶えたときだと答えるほか無かった。

マーラはカーターに寺院の小間使いだったとき、近衛兵と許されない恋に落ちたと言う。見つかったときに子供が出来ていた。モロクは彼に死刑を宣告。娘は、目の前で生贄にされた。

ニーサが一人でいるところダニエルが、話しかけるが、反対派のニースから話すなと言われているという。しかしダニエルは、ただ、座っているだけだといい、独り言のように、ニーサに話しかけている。体のことを聞くが、だるいとニーサは言う。
誰に話している?誰にも・・・眼鏡のことをニーサは尋ねると、目が悪いとつけるという。ニーサに眼鏡を貸してためさせたり興味を抱かせる。幼生と共存しているのを嫌がっているとSGCのメンバーが言っていたと思わせているらしい。良い方法を考えているのだがとダニエルは言う。幼生がいなくてもニーサのような戦士になれるという。ただし僕から聞いたというなとニーサに話す。

イシュタとティルクは2日間中話しさらに夜まで語り合っていた。ティルクはこれまでの何年間分も話したと言う。
もう失礼したほうがいいというが、イシュタはまだ奥さんにこだわっているのか尋ねられ、亡くなって1年も経っているとして、孤独な魂同士慰めあってもバチは当たらないと二人はキスをする。

SGCではトレトニン治療が行われているが、効果が見えないのはマーラだけ。白血球の数が減っており敗血症になるとフレイザーは言う。トレトニンもほかの3人の倍は与えているが、効果が見られない。この手の臨床実験で8割は高い成功率を収めてはいるが・・・ジャファは納得しないと言う。
何故彼女に効果が見られないのかの謎もある。マーラは個室に移動する予定だ。

翌朝寝ているダニエルにエネルギーガンを構えるジャファ・・・ニースは、ニーサに話しかけたことに腹を立てて、寝床にやってきたのだ。2人の妹たちを亡くしているために、今度こそはと幼生で治療する考えが高かったのだ。
ダニエルには当然そのことは知らなかった。イシュタは、救ったが、続けて生まれた二人の妹は救えなかったと話し始め、父はモロクの近衛兵で大人になって自分に誓ったと話し、母が新たに女の子を生んだと聞いたとき、誓いを果たしたという。
ニーサを生贄とせず隠したことが父に知られてしまい、ニースは、父親を殺して、ニーサと逃げた。ニーサをゴアウルドの呪縛から解き放ちたいだろう?というが、ダニエルの方法以外でなとエネルギーガンをしまい出て行った。

マーラの集中治療は続けられるが、状態が悪いことを言う。ほかの3人の事を気にするマーラだが、突然健康状態は悪化。フレイザーは幼生を戻そうとするが、マーラはそれを拒否、自由を得るには今引き下がるわけにはいかないと話し、ゴアウルドの奴隷として生きるよりこのままで死にたいと・・・カーターに頼む。
しかしマーラは気を失った。

ニースは、イシュタにリーダーの資格は失せたと戦いを挑むとほかのジャファに話していた。ニースは全くトレトニンに対して反抗的で、リーダーは男だと信用していないのだ。幼生を利用して反乱していくほかないという考えだ。イシュタに変わり私がリーダーになれば誰が従うと聞くが、ほかのジャファはあまり好意的でないようだ。
だが、あるジャファがニーサの状態が悪くなっていることを告げに来た。

フレイザーはこれ以上待てないと幼生を戻すことにする。効果が出るまでどのくらいかかるかわからないと話していたところ、容態は最悪の状態に・・・
蘇生術を試すフレイザーたち。

ニースはジョマセク(決闘)をイシュタに申し込んだ。ティルクとダニエルたちは、イシュタたちの元へと走って向かう。しかしその向かい最中にカーターから通信が入る。
悪い知らせだという。マーラが亡くなったと・・・
イシュタはニースに勝ち顔面にエネルギーガンを構えていた。そこにダニエルが、駆けつけ、大事な知らせが入ったと・・・マーラが死んだことを報告しに来た。
トレトニンが効かなかったという。ニースがあなたの弱さが招いたことというと、イシュタは、幼生に対して拒否感を示していたが、このことによりニーサに幼生を与えることを許可する。だが、ティルクがよく考えろとその決断に対してとめに入る。
モロクが黙っていないというが、ほかの3人がタウリから戻ってこない場合は、ダニエルとティルクを殺すという。ほかのジャファたちがティルクたちにエネルギーガンを構える。

テントに戻ったティルクたち。彼女達を止めれなかったが、一緒に来いとティルクたちは連れて行かれる。するとニーサが寝ており、誰かを殺してまで私は生きていたくないとダニエルたちに言う。幼生は要らないというが、ダニエルはお姉さんに話したか尋ねる。彼女は聞こうともしなかったと・・・
マーラが死んだのは幼生の拒否反応が起きたとダニエルは伝える。
ほかの3人には効いたとニーサは薬を試すことをダニエルに言う。
ティルクはニースの向かった場所を聞くがニーサは知らない。
ほかのジャファが案内すると連れて行かれる。イシュタたちは、ジャファの兵を襲い、幼生を奪い取ろうとしたところ、イシュタは、自由を欲していたジャファだということに気づいた。だったらモロクの側について戦わなければ良いと言っていたところ、まだ生きていたほかのジャファによってニースは撃たれてしまう。
ティルクたちが駆けつけたが、ニースが重傷で幼生が傷ついているとジャファから幼生を取り出そうとしたためティルクがとめに入る。ほかに手はあると・・・

SGCに連れ出してトレトニン投与を薦める。イシュタから、ニースにトレトニン治療を薦める。ほかのを奪ってくれとニースが言うが、生きるためにとトレトニンを考えた。
しかし聞こうとしないためにニーサを連れてきて、説得する。戦士に育ててというニーサの説得により、トレトニンを投与することになったニース。

数日後、健康になったニースは、ハクティルに戻ることになった。ニーサはダニエルのことが大好きらしい。トレトニンの副作用が出ていないかのチェックはしておいて欲しいとカーターは話す。イシュタは食料の援助に感謝し、ほかに必要なものならばとオニールは言うが、既にティルクとイシュタはキスをしていた。
ほかのメンバーは何も言えず見てみぬフリだ。(ここはさすがにクリストファージャッジの脚本によるものか?)イシュタはティルクと同じようにゆっくりとお辞儀をしてゲイトを抜ける。
感 想
いつに無く簡単なエピソードになってしまった。モロクというゴアウルド情報が全く無くて、どう書いていいものかわからないが、今後もハクティルのイシュタは出てきそうな予感。
今回はティルクの脚本だけにやけにうれしそうにティルクが話しているのが笑える。この二日間でいつもの数倍の話をしたっていうのが、納得。
マーラは生きていて欲しいと感じたのだが、トレトニンの臨床実験は80%だったとは意外・・・よく試したものだ。
結局最後にはイシュタもトレトニンを投与したのかが疑問点。
最近のオニールの活躍の場が全くなくなってきている。
来週に期待するべきか?

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