#136戦士の魂 |
ORPHEUS |
EREBUS(エレバス) |
採点(5段階)★★★★ |
![]() ![]() |
SGCに予定外のワーム接続がされる。SGC内では万全の警戒態勢を取り、ゲイト前に衛兵を備える。SG1のID信号で、音声を受信すると、撤収するということだ。 かなり危険な状態であるため、タイミングを計り引き上げと同時に、アイリスを開ける。するとエネルギーガンの銃弾が基地内を飛び交い、ティルクも最後に戻ってきた。 さらにジャファも付いて入ってきて、衛兵達にそのジャファは倒される。だが、ジャファの放ったエネルギーガンは、ティルクの腹部を直撃していた。 ティルクは、倒れこんでしまう。ティルクには脈もなく、医療班は、蘇生術を試みる。 |
![]() ![]() |
数時間か数日後、ティルクは、奇跡的に助かり、フレイザーの説明を受ける。エネルギーガンが幼生嚢を直撃して、もし幼生がいたら死んでいたことを説明。でも、まだ安心は出来ない。エネルギーガンが、からっぽの幼生嚢を付きぬけて、脊椎とその周辺組織にダメージを与えている。以前なら幼生が治していたが、今回は手間と時間がかかりそうだ。基地内に来たジャファの幼生を考えるが、既に即死状態だった。 今回の作戦で、オニールは、無線機を方角違いの茂みの中において交信で敵をひきつけた。ジャファの半数は、引っかかり、城を出た隙に乗じて脱出を・・・額のシンボルはいろいろだったが、多くはバールのものだった。宇宙サミット、裸の人以来、凄まじい勢いで拡張している。アヌビスに対抗するには、仕方なかった。 そこにフレイザーがやってきて、ティルクの様子を報告。時間はかかるが回復するとのことだ。感染症の疑いもあるので、トレトニンも投与したそうだ。 ダニエルは、ティルクに、子供の様子を聞いた。他の人は、体の様子を聞いたと思い別の質問を考えた。ライアックは、ブレイタクの元におり、ジャファの反乱分子を集めている。最近連絡は無いが、心配もしていない。 そしてベッドの横に多くのゼリーが置かれていた。オニールの仕業で、ティルクは、あいつなりの、表現なんだろうと・・・ ティルクは、自分のミスを責める。気配を感じたのに伝えなかったのだ。そしてダニエルを1人にしてくれと追い出した。 だが、部屋を出ようとしたダニエルにある声が聞こえた。空耳と思いその場を後にする。 ティルクのリハビリが始まった。カーターはダニエルと映画の話をしていた。 何の映画かはわからないが、「彼らは銀河のハイテク宇宙船を操って、地球にやってきた、なのに、地球を征服できなかった」彼らの弱点は水よ・・・ それが本当ならば、地表の3分の2が海の惑星を何故襲うの。雨だって降るのになど・・・映画のけちをつけるカーター。それは科学者ならではのことだろうか? ダニエルはよく聞かされているようで、そんなにけちをつけるならば、見なければ良いのにという。あら捜しって映画を見る楽しみの一つとか・・・ ダニエルは黙ってしまう。何故か大事なことを忘れている気がして・・・ 実は、高みに上ってからのことを覚えていない。大事なことなんだろうが、はっきりしないらしい。 ティルクはリハビリをずっと続けていた。やりすぎは逆効果とダニエルは言うが、無理を続けて必死にし、ダニエルにほっておいてくれと言う。 だがダニエルの脳裏に再び声が聞こえる。「駄目です、マスター!」 ダニエルは早速カーターとともに調査する。地球側に流れるワームホールに生じた異変は、ボックスに記録されて、細かくチェックされる。抜けは無いはずだという。 ダニエルはわけがわからず、このワームホールの記録を見るべきだと判断したようだ。ダニエルは光の世界に留まったほうがよかったのか悩んでいた。 ダニエルはボックスに残されたデータを見ながら調査を続ける。 ティルクは、体力測定をしていた。その記録はSG基地での最高記録を更新した。 もうリハビリの心配はないとフレイザーも認めるが、ティルクは納得していない。 まだ早いと黙々とトレーニングを続ける。 |
![]() ![]() |
ダニエルは調査の結果を両方向に広げて予定外のワームホール接続まで調べてみるが、ヒントにかすりもしないという。 オニールはティルクを励まして欲しいといい、体はよくなったが、精神面で弱っていることにきづいていた。 軍医は任務に復帰できると言っていたとティルクに言うと、ティルクは、オレはウソを付いていた。元々ムリだったんだジャファなら誰もがわかっていたんだ。耐えられるわけではない。ケクだ!ダニエルはすぐに翻訳する「死の意味だろう?」 弱さだ、両方の意味がある、弱くなれば死んだと同じだ。トレトニンに関わることのようだ。最初は全てのジャファにとってゴアウルドや幼生への依存が無くなると信じていた。やがてそうではないとわかった。自分の力が落ちていくのを感じたが黙っていた。一時的なものでやがてすぐに戻ると思っていたのだ。だが、駄目だった。 今でも私の2倍も強いよと、ティルクにオニールは言うが、任務に耐えられると思わないと拒否する。オニールは仕方なく認める。オニールとダニエルはその場を去り、二人は話をする。一時的に自信をなくしているだけだとダニエルはいう。あいつが戦えないというのならば連れてはいけないとオニールは答え、出て行ってしまう。 ダニエルは、ケルノニウムをするためにティルクの部屋に向かう。ティルクは、幼生のいないケルノニウムは無意味だという。もうしばらく止めているらしい。人間も瞑想の時間を必要とするときがあると何かを思い出すために来たという。 ケルノニウムに入るのに必要なものは静寂だとティルクは言い、黙って瞑想に入る。 するとダニエルの脳裏に「駄目です、マスター、どうかマスター・・・」と声が聞こえ、今度は映像までも見えてくる。それはある惑星で、鉱石を掘るために働かされているジャファたち。そして空に浮かぶ母艦。働いているジャファの中には、ブレイタクと、ライアックの姿が。鞭で打たれるライアックを庇うブレイタク。自分を打てと・・・ ダニエルは自分の見た光景をティルクに話す。 ティルクはクレッシュターの待ち伏せを知っているか尋ねる。 反乱軍の集会だろう?レポートで読んだ。106人が殺され君らだけが残った。夢の交差点 レポートに書かれていないことがある、死を目前にして夢を見た。高みの存在だったおまえが夢に出た。その後回復してからもう一度現れた。3日間オレのそばにいて見守ってくれた。その感激は永遠に忘れない。ダニエルジャクソン。 だからライアックの話をおまえを信じる。 そしてブリーフィングルームで早速会議が行われる。ダニエルは信じてくれるか疑問符だったが、会議が行われているだけあって信じられているのだ。 トレトニンはもうそこを付いているはずだと考える。 ラクナーならば知っているかもしれないとハモンドに許可を得る。 ダニエルが見た惑星の中で、ブレイタクとライアックは、働かされていた。ブレイタクは日ごとに弱まっているのが明らかである。さらに、働くことが出来なくなったジャファたちは処刑で殺されていく。 白髪のジャファは逃げるジャファも殺害。ブレイタクは、トレトニンを節約して生き延びるという。ケクと他の3人のジャファたちも殺害してしまった。 ラクナーに質問するダニエル。その絵はさすがと言って良いほどきれいに描かれている。その惑星ならば知っているエレバスだと・・・ギリシャ神話では罪を侵した人間が、死後にすぐ通る場所だと・・・ この星はゴアウルドの母艦の建造と、ナクアダの製造に使われている。働いているのはジャファの囚人だけ、地下の火山活動による猛烈な暑さと、有毒ガスで、長期の労働に耐えられるものはいない。彼らを待っているのは死だ。 反乱兵を募っていたところエレバスがバールの支配下になり、襲われたのだろう。 実はエレバスのスターゲイトには、フォースフィールドで守られている。通過も攻撃も不可能だ。バールの部下は、特殊な信号を送れば、バリアが消える。 その信号がわからない。だが、その信号を送る装置を奪いゲイトを抜けようとしていたブレイタクたちの場所に実はダニエルがいたのだ。見ているだけで何も出来なかった。 そしてついにボックスに残されていたのだが実はアルファ基地に接続された3ヶ月前の信号が残されていた。カーターも原因も発信源もわからないままだったという。 信号の消去コードならば、複製が可能だとし、早速行動を開始する。 ゲイトを開き、信号を送るとラクナーの持っていたボールによってゲイトを守っていたジャファたちを気絶させて捕獲。作戦は順調だ。 |
![]() ![]() ![]() ![]() |
働かされるジャファの囚人。ブレイタクは、こっそりとトレトニンを打とうとするが、すでにトレトニンは切れていた。ライアックに見られたくなかったのだが、その現場にライアックはいた。ライアックはマスターの信念はここで潰えた・・・というが、おまえがいるとブレイタクは 言う。SGメンバーは、高台から眺めている。 ライアックを見つけたがすぐには行動に移せそうに無い。暗くなるまで待つことにする。 数時間後 ティルクとラクナーは、行動を開始し、キャンプの近くで隠れている。 白髪のジャファは、見張っているジャファたちに渇を入れている。言葉の汚さは、オニールも認めるほどの悪い発言ばかりだ。(翻訳はダニエル) ティルクたちは、ライアックたちのいるキャンプに入った。ブレイタクは長くはないと思われる。持っていたトレトニンをブレイタクに打ち、歩くようになるには時間がかかる。ティルクは担いで逃げるというが、ブレイタクとライアックだけを助けに来たということにライアックは、納得行かない。 すると、ライアックたちのキャンプ内に裏切り者がおり、それを白髪のジャファに伝える。ティルクたちは逃げる間もなくジャファたちに捕まってしまった。 そしてティルクたちは連れ出され拷問が始まった。 オニールたちは、それを聞いていても我慢するだけしか他は無かった。 チャンスを待つとしそれまで我慢しろと全隊員に伝える。 夜が開け、ティルクたちは、ボロボロとなりキャンプ内に引っ張りこまれた。 ブレイタクもトレトニンが効いたようだ。仲間がすぐに助けに来るとライアックに伝える。 偵察部隊が、スターゲイトに向かっている。ティルクたちが2人で来るはずが無いと感ずいたのだろう。オニールはプランBで行くと言う。 すかさずカーターが「Bがありました?」 「ないっ、今から考える」とオニール。 敵の数が多すぎるために策が無い。あるものを落とすと・・・ 見上げた空にあるものは・・・ゴアウルド母艦だ。 カーターとダニエルは転送リングを奪い、母艦内に入る。 ライアックにティルクは、すぐに助けに来る。戦いの準備をしておけと仲間に流せという。オレは、弱いというティルクにライアックは最強の戦士だと・・・ ライアックに生き延びて欲しい一心のティルク。さぁ行けと指示する。 |
![]() ![]() |
カーターは母艦内でコントロールパネルに、C4爆弾をセットする。これで反重力システムは即おしまいだ。5分という時間で母艦から出なくてはならない。 ブレイタクの容体も回復したようだ。反撃のチャンスは、あるが、ティルクは精神的に弱くなっている。そこでブレイタクは、大事なことを忘れているぞトレトニンのせいかと言い、戦士の真の強さは心。精神にあることを忘れたか? おまえははるか昔に肉体的には私を超えただが、立会いでは一度として私は負けてはおらん。実はティルクがブレイタクを立てていたらしい。わざと負けてきたと・・・ その言葉にブレイタクのこめかみが動く。ブレイタクは良いぞとティルクの肩を掴む。 カーターたちは、転送リングに向かおうとすると、そこには6人のジャファが待ち構えていた。 ライアックたちは、助けが来るという情報を流していた。すると白髪のジャファが、それに感づいてライアックを処刑場へと連れて行く。 まだ彼は若いと、ティルクはライアックの処刑に待ったをかける。 ティルクが変わって罰を受けると・・・ オニールはカーターに通信を入れると30秒お待ちをといわれるが、待てる状況ではない。 ティルクの処刑が始まろうとしていたかつては、アポフィスの親衛隊長今では、ショルバに過ぎん。 カーターの仕掛けた爆弾が爆発した。その衝撃に転送リングにいたジャファたちは その場を離れ、カーターたちは無事に転送リングを使い地上に戻る。 反重力システムが故障した母艦が落下してきた。 SGチームの反撃が始まった。それに乗じてティルクたちも反撃を開始、 中にはかなり強いジャファもいたようだ。 オニールは次々と狙撃し、ライアックも白髪のジャファと対決。ティルクが白髪のジャファの首をへし折った。 そしてブレイタク、ラクナー、ティルクの3人によりエネルギーガンが放たれ、一挙にジャファも片付いた。 囚人キャンプを解放し、囚人は全てアルファ基地へと運んだとオニールたちはSGCに戻ってきた。ラクナーも反乱軍に加わることになった。 ブレイタクはハモンドにお礼を言うが、それはダニエルに言ってくれと・・・ ダニエルとティルクは2人で話し、ケルノニウムの必要はなくなったが、何故か之をしていると落ち着くと・・オニールからも職務復帰の通達を受けた。 自分に存在価値があるのか悩んでいた光の世界に行くことで悩みが消えたかと思った自分はまだまだ未熟な存在だこの世界で遣り残したことが多すぎる。 つまり僕が言いたいのは、自分が大切なものの一部だと感じてきた。 オレもだとティルク。2人はケルノニウムに入る。 |
感 想 |
結局今回のエピはブレイタクには戦う場面が殆ど見られず、老人としての労働者となってしまう辛いところ。ライアックも、成長したかに思えたが、白髪のジャファにとっては、痛くも痒くもないパンチだったようだ。ティルクが珍しく弱音を吐き、それを立ち直っただけということで、バールは全く出てこなかった・・・ 軍事的に見て、あの場所にキャンプを取ったら狙い撃ちされるのが目に見える。それだけスターゲイトのフォースフィールドに自信があったのか? |