#135不安定なDNA |
FRAGILE BALANCE |
地球 |
採点(5段階)★★★ |
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ハモンドは、カーターを呼ぶ。0920時に基地内に、オニールのIDパスを使って進入したものがいた。衛兵が捕らえ拘束中だが、カーターに合わせろとしつこくハモンドは仕方なく承知する。部屋の中にいたのは、15歳の少年。軍曹に30分前に頼んだコーヒーが来ないと怒っている。カーターは少年にしか見えないが、必死にカーターと言う少年。彼は私だ!という。ハモンドはオニールの家に電話をしたがつながらないので衛兵を行かせた。カーターは軍人のフリをすると重い罪に問われると説得に入るが、少年は、ため息をつき「私は軍人のフリも誰のフリもしていないジャックオニールだ!」という。 |
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ヤングオニール(今後ヤングをつけます)はカーターにIDを見せてはいるが、カーターは信じられない。やっとコーヒーも来たかに見えたが、軍曹は、ホットチョコレートを持ってきていた。カーターはさらにどこで盗んだのか尋ねる。自分のものだと必死に訴えるヤングオニール。彼はいつものことで飯を食べ、ビールを飲み、寝て起きたらこのざまだと・・・カーターとフレイザーとで体を調べ、元に戻してくれという。 そこにダニエルがやってきた。保安体制に穴かい?とまたもや、オニールであると信じない。証拠が欲しいかと、ヤングオニールは、カーターおまえはトクラのジョリナーに寄生され、彼女の命をもらった殺し屋ゴアウルド、ダニエル、おたくはこの間まで高みの存在だったが、ルールを破り記憶を消され裸の人オーマデサラファンクラブを追い出されて戻ってきた。ティルクとブレイタクは、ゴアウルドの待ち伏せにあって、ヘビ小僧を失った。夢の交差点今朝はトリトニンをちゃんと取ったか?というと、ティルクが立っている。 ティルクはどうしてこの子供が知っているんだという。ヤングオニールは、必死に訴えている。 ハモンドはSG1の面々に何故機密情報をあの少年が知っているのか検討がつくものはと尋ねるが、やはり本人ではないかと言い始めた。 ジャックが老人になった時の呪縛り、体が入れ替わったことも・・・奪われた肉体 フレイザーが調べたところ若干の異常は見られるものの、99%オニールのDNAに間違いないと判断された。別人の可能性もまずないと・・・ 状況的には不合理だというが、1日で30歳も若返るなんて疑問を投げるが、それはフレイザーの専門外だ。 DNAの専門家の到着をまって再検査をする予定だ。それまでは歓待するほか無いようだ。食事の際に、ヤングオニールは、カーターとティルクがにっこり笑っているのを見る。この状況を楽しんでいるだろうと問い詰める。するとカーターは君かわいいものというと、私は上官だ、かわいいガキの体に変身したのも、私の意志じゃないと・・・ティルクは若い体でいいこともあるんじゃないか尋ねるが、感じない。 活力は十分あったつもりだとヤングオニールは否定する。 だれでも若い頃に戻りたいと思うのではないかとカーターは言い、戻るんなら楽しんだらどう?といわれるが、下を向いたままだ、上司にタメ語のカーターの言葉に反感を持ったらしい。ティルクたちは、オニールの家に向かい、オニールの食べたものなど全て調べに入る。しかし、食べたものの散らかし方は異常だ。 変化が出たのはどうやら寝ている間ということになる。 ティルクがライトをつけた際にヤングオニールにフラッシュバックが・・・ アスガードがおり、緑色の物体が周りを飛んでいるのだ。 悪夢か現実の記憶かわからないが、アスガードの訪問を受けたようだ。 これまでのエイリアンの誘拐事件と似ていると判断し、グリーフィングルームで話し合いをする。これまでアスガードがこういう風に接触してきたことは無い。 トールの話では、地球人類の進歩をずっと見守ってきた。 オニールに無断で若返らせるメリットはあるものか? エイリアンの誘拐事件と比較するためにティルクとダニエルは調べに入る。 1300時のF302のグリーフィングの件でハモンドはカーターに尋ねる。実はオニールがする予定だったのだが、この状況だけにカーターが代理で行うことになった。 ヤングオニールはハモンドの部屋に入り、立場をわかってくれとハモンドから説得をさせられるが、寝る前はCNN起きたらMTB世代になった自分も難しい立場だという。今回のF302のグリーフィングは自分がやると張り切っていただけに、納得できない。全員がベテランパイロットだけに子供の意見に耳を傾けないかもしれないと考えるのだ。ヤングオニールも仕方なく納得する。 ティルクたちは、エイリアン誘拐事件について調査をしていた。数が多いため、一晩で何十年も若返ったり老けたりしたケースを見ると多すぎた。同じ条件で4つのグリーンライト・・これでだいぶ数が減り、一番最近のものでは19年前だ。 直にあって、話を聞くことにする。 カーターはF302の説明をパイロットたちにブルーフェニックス作戦を説明するが、カーターは後席員でオニールがいないことに納得していない。カーターは扱いについてモデルを用意しているというが、6Gのドックファイトには役は立たないでしょうというが、F302には減圧装置が備えられていて、その開発に関わったのがカーターでもある。だが、外から争う声が聞こえる。ヤングオニールが強行でグリーフィングにやってきたのだが、衛兵に拘束されかけていたのだ。 遅れてスマンどこまで行った?と入ったヤングオニールだが、パイロットたちは何のジョークですか?と言い始める。オニールだというが、誰も信じない。 ヤングオニールは私を大佐と認めないものは今すぐ出て行けとオニールのいつもの口調だけに、パイロットたちは急に姿勢を正す。F302の説明をパイロットたちにいつものようにが始まった。 ダニエルたちは、誘拐事件にあった人物達に次々と訪問した。すると全ての人が、 ベットに寝ていたところ光が部屋にあふれ連れ去られた。ある種の宇宙船で無重力で浮いていた。意識はあっても体は動かない。光に照らされて装置が下りてきて緑の球体が周りを飛び回ってスキャンした後長い後ほおっておかれた。その後、声が聞こえた。怖がることは無いすぐに開放してあげると・・・・ 話しかけた相手を見たか尋ねると、その特徴はアスガードだった。 SGCに戻ったカーターたちアスガードに連絡を取ろうとしたが、連絡がつかない。 そこにフレイザーが入ってきた連絡を取るなら急いだほうがいいという。 オニールはカーゲームで遊んでいた。そこにカーターがやってきて、にきびに悩まされ、思春期の悩みに悩まされているというが、カーターが慎重に話し始める。遺伝子の専門チームがやってきて、自覚症状がないようだが、細胞レベルで異変が起きていると・・・遺伝子構造が不安定化を増していて・・・というと、いつものオニールの嫌がる説明のため結論だけ言うと死を迎えるといわれる。 |
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フレイザーはヤングオニールの検査に慎重になる。死に進んでいるが、ヤングオニールはレプリケーターから救ってやったその答えが早死にかと怒る。 SGCにジェイコブがやってきた、そしてヤングオニールを見てまた驚く。 解決方法まで生体機能を休止させる手立てを薦めるが、凍結人間、暗黒の奈落でオニールはトクラを全く信じなくなっていたために、それを拒む。 5分だけいただけますかというとハモンドは10分だけ与える。 そして10分後・・・ カーターとダニエルは部屋に向かうと、既にヤングオニールは衛兵を倒し、逃げ出していた。基地の隅々まで理解しているオニールには脱出は簡単だった。 ビールを買いに行ったヤングオニールだが、さすがアメリカでは未成年には酒を売ってくれない。諦めて帰ろうとしたところ、オニールが湾岸戦争での知り合いのハーリーベックだった。プルーブフォース作戦に従軍していたことを話した。 何故知っているのか尋ねられるが、信じないだろうと、叔父から聞いたと話す。 特殊部隊にいたジャックオニール中佐の甥だとヤングオニールは言うが、ベックは兄弟はいないはずだったがと話す。昔はいたと、ぎこちなく話す。 ジャック叔父さんは元気かいといわれ、闇夜には気をつけろと伝言を受ける。 頼みを聞いてくれない?とお金を渡しビールを頼もうとしたが、笑われて断られてしまう。 セルマクにDNAの検査を見てもらったところ、当初考えていたものと違うことがわかった。死は免れないが、サンプルがほぼ一致すると説明したが、若干の異常があった。その原因は、・・ セルマクから言われる。「オニール大佐ではない。」フレイザーが言うにはヤングオニールはクローンだった。 未だにヤングオニールは見つからない。しかしこれにより状況が見えてきた。これから複製オニールと呼ばれるようになる。 アスガード自体もクローンで、彼らは、クローンを作り、意識を転換して命をつないできた。限界が来ているために、アスガードは終焉を迎える。被害者達のDNAには複製オニールに見られるような欠陥が無い。彼らはクローンではない。彼らを誘拐したアスガードはオリジナルの変わりにコピーを置いていた。オリジナルを調べ終わると、2人を入れ替えた。本物の大佐をもどす予定だ。 今回の騒動の原因は中途半端なクローンだからだ、この騒動に犯人のアスガードは気づいていない。 交換の時を狙って犯人を捕まえようとカーターたちは考える。 そこにハモンドに電話が入る。空軍士官学校のベック中佐から電話が入ったということだ。オニールの件で話があると・・・ ヤングオニールは、小川で釣りをしていた。ベック中佐から聞き、場所を絞り、エサを売った相手がこの川を薦めたのだ。冷凍冬眠は好きじゃないとヤングオニールはいうと、アスガードはクローン技術を用いてと説明を始めるが、わかりやすく頼むよとヤングオニールが言うと、ズバリ!ティルクが、おまえはクローンだと言う。 それには、ヤングオニールも驚き、ダニエルが説明を補足する。アスガードが君をさらって、コピーを作った。それも不安定なコピーだ。オリジナルは、何処かにいる。 |
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誘拐された人たちは一週間で戻っている。すると今夜だ・・・ この計画はクソだというが、私にとって私は私にとって私そのものだ。 交換の時が手だというが、クローンに対し冷たいSGCのメンバー。 確実に捕まえる方法として、ハモンドはザットガンの所持を許す。 ヤングオニールは、家で待機し、周りにカーターたちが待機している。 ヤングオニールは、カーターに連絡をいれ異常が無いか確認。 ティルクたちも異常は特に無い。手順の確認をもう一度するかカーターが言い頭に叩き込んだと言った途端、ヤングオニールは転送される。そしてオニールのオリジナルが帰ってきた。慌ててカーターたちが家に入るが、オニールは、全く数日間の記憶が無い。一方ヤングオニールは、アスガード船に、転送されていた。そこにアスガードがやってきて怖がることは無いと言ったが、ヤングオニールはすかさずザットガンでアスガードを撃つ。アスガードは気絶した。さらにヤングオニールは装置をザットガンで撃ち、宙に浮いた状態から下に下りる。 オニールはよっぽどの一大事なんだろうなとことの重大さに気づいていない。 ヤングオニールはアスガードを捕まえ、縛り上げていた。そしてアスガード船をいじり、右側の石を取って、3時に回すと・・・ オニールはじめSG1のメンバーがアスガード船に転送されてきた。 オニールはクローンとの対面に驚く。 アスガードは目を覚まし、ロキと言う。北欧神話で災いの神だ。何故さらったのか尋ねるが、答えるつもりは無いというと、オニールは怒り、君らをレプリケーターの危機から救ったのは、誰だと・・・生きられれば良いというヤングオニール。欠陥コピーで作られたほうはたまらないとつぶやく。オニールはそのことを知らずに、考え込む。 ロキは実は遺伝学者でアスガード最高評議会の元メンバーだ。認可されていない人体実験を行い資格を失った。クローン技術の進歩のために人体実験を行ったと・・人間の肉体は、はるか昔の先祖と似ているその身体構造を雛形として、アスガードの卓越した知性を内包出来るクローンを作れないかと思い立ったのだ。 失敗に終わったのは逮捕と、追放で実験を邪魔されたからだという。 19年も経って舞い戻ってきたのはオニールの存在があったからだ。 遺伝子にカギが隠されている。エンシェントの記録保管庫のデータを全て内蔵できるほど、生理学的に進化していた一世代前の人類には不可能なことだ。 オニールはアスガードの英雄であり、レプリケーターの強襲で行く場もなくなりつつある、その混乱に紛れ地球に戻ってきていたのだ。 種の滅亡から救おうとしているというが、失敗がヤングオニールには納得できない。 カーターは、トールに連絡を入れる。時間が経ち、ヤングオニールの状態も悪い。 しばらくするとトールがやってきて、トールはロキに何をしたんだと尋ねる。 ヤングオニールは、オタクらに隠れてドクターモローを演じたと言う。 ドクターモロー:H・G・ウェルズ小説『ドクター・モローの島』で知られる。 マッドサイエンティストの顛末が描かれ、科学に対する自然の警鐘をいち早く取り上げた作品 彼の遺伝子コードにはセーフガードがかかっているのが知らなかったのだ。オニールのDNAには遺伝子操作を防ぐためにマーカーがついている。クローンが成熟しないわけだ。オニールがクローン技術のカギになるわけでもない。 オニールのDNAもアスガードが捜しているDNAのリンクにはなりえない。 ロキは遺伝子学者としても一流とはいえない。細胞劣化は不器用さの象徴だ。 オニールはなんとか出来ないかトールに言う。トールはクローンを生かすのか尋ねるが、DNAの修復を行い、通常の人間のスピードで成熟を続けるという。 オニールはヤングオニールを高校に連れてきた。ヤングオニールは高校にはいい思い出がないだろうと話し、今の知識を備えて高校からやり直せたらという思いが無いか尋ねる。オニールは無いという。ここで別人として別の人生を歩む。 オニールは心配だった、周りはガキだぞと・・・ だが、周りには女性がチラチラと見ている。オニールは行け若者といい、車を動かす。ちょうど始業のチャイムが鳴り響いていた。早速女性が歩み寄っていた。 |
感 想 |
シーズンでもなかなか見られない冗談が続くエピソード。 特にカーターやティルクそしてダニエルが、ヤングオニールを見て、 笑いながら来るし、カーターに関してはタメ語を使い始める。 オニールはやっぱりあのトクラの事件を嫌がっている。 共生体に関してはもうしないのだろう(まだ後のシーズンであるのかわからないが・・) オニールのDNAにセーフガードがついているとは意外だった。 |