#130歴史を消された惑星
MEMENTO
タグリア(P3X-744)
採点(5段階)★★★
地球から発進したプロメテウス号ではハイパースペースウインドウから、ゴアウルドの母艦が出現したとう設定で、訓練を行っていた。オニールとティルクはダメコンチームとして船の中に乗り込んでいた。オニールはローソンに会いに向かった。ゴアウルド母艦に対して発射命令に備える状態であった。何度も何度も訓練をしているので、オニールたちもあきれている。演習はもう必要ないとオニールたちは去っていくが、まだローソンは演習を続けるつもりだ。
オニールはハモンドに連絡を入れて、邪魔者扱いされていると・・・だが、ハモンドはプロメテウス、ハイパースペースに関しては、SG1が経験が豊富なために、乗り込ませていた。PSX-009の探査も数時間で完了するよていなので、試験航海で管下するというが、オニールは納得行かない。航海を楽しめと交信をきる。
そして作戦遂行のために、ハイパースペースウインドウを開いたところで一時的に各部のチェックを行わせる。それには転送リングも含まれている。
オニールは、ローソンから、本物のゴアウルドに遭遇したときには、自分に指揮を取らせる考えだと読んでいた。オニールは自分はともかく、ティルクの技術や、カーターの頭脳を利用しないとすれば・・・というが、試験航海の真っ最中で、オニールたちが去った後に備えてクルーの信頼を得ておく必要がある。まずゴアウルドに遭遇する可能性はないというと、突然プロメテウス号がハイパースペースから出てしまった。まだ出る時間じゃないという。90分早くスペースから出て、原因は不明だ。現在位置は、40.62光年手前だ。何かが自動的に、ハイパードライブを停止させた。
ナクアドリアシェルの出力の乱れを検知したとしか考えられない。とジョナスが言うと、ハント少佐が診断システムが、ハイパードライブのパワーサーチを検知し、緊急停止をしたと話す。再スタートはコンピューターが受け付けない。うまく行くといったはずだとオニールはカーターに言うと、ハイパードライブには干渉回路が組み込まれており、ナクアドリアからの強力なエネルギーを和らげる仕組みだ。よくあることだというが、干渉回路が焼ききれたのではとハントが言うと、とりあえず点検を試みることにする。
カーターが調べると予想通り干渉回路に大きな負荷がかかり焼ききれていた。
負荷に耐えられる設計なのにどうしてかと考えていると、ジョナスが重力波であるという、船のセンサー記録を調べたら、死滅する恒星の出す巨大な重力波の中を通過しており、そのエネルギーに耐えられなかった。ハイパードライブエンジンは無傷だが調整が出来ない。ナクアドリアは不安定で正確な移動距離の計算もできない。
宇宙の迷子になってしまった。
しばらく航海を続けるプロメテウス、そろそろ助けてくれてもいい頃だと、オニールはトールの登場を待っていた。だが一向に現れない。
干渉回路を迂回するサブルーチンの書き換えに成功したとしても、リアクターの暴走の危険がついて回る。
干渉回路の修復に備えろというが、それを修復するためには、電気の球が切れたのを修復するのと同じように、不可能であった。予備の電気を置いていないのか尋ねるが、船には余分な搭載は全く行っていなかった。
仮に地球までのコースを設定できて亜高速エンジンで飛んだとしても何年かかるかわからない。出需品が持たない。ジョナスは、解決策として、ゲイトのリストで0.38光年先に、PSX-744がある。以前接続に失敗したが、チャートに記されたということはゲイトがあるということだ。どこかに埋もれているかもしれないので、それを発見したら、地球に必要な物資を届けられると考える。だが0.38光年でも亜高速エンジンで4ヶ月かかるというが、ハイパードライブを試す。長時間の使用には耐えられないが744にはひとっとびだ。燃焼時間が短ければ暴走の危険も少ないかと・・・
そしてローソンは、744にコース設定しハイパードライブで744に向かうとすぐに到着し、安心していたが、緊急アラートが・・・なんと、ハイパードライブをしたために、干渉回路に急激なエネルギーの上昇が発生した。リアクターのパワーを落とすように命令するが、応答せず、制御不能となってしまった。負荷がかかりすぎたのだ。
干渉回路無しでは暴走を止められない。数分でナクアドリアリアクターは臨界に達する。そしてリアクターモジュールの放棄を決定する。ジョナスはとめるが、ティルクは爆破よりも放棄を薦める。あと数分で 爆破するために放棄を決め、衝撃に備えるように伝える。
そしてリアクターを放出し出力を最大にして逃げるが、衝撃波思った以上に激しく、プロメテウスのシールドが受け付けず電磁パルスを衝撃として受けてしまったのだ。システムが殆ど停止し、メインコンピューターはダウン。人工重力と生命維持システムはそのままだ。システムの復旧にはまだ未定だが、そこに、惑星の地表から、ミサイルを発射した。長距離弾道ミサイルのようで、こっちに向かってきている。
ミサイルは回避できず、防御兵器を放とうとしても各回路ダウンでどうしようもできない。残された時間は3分。その間にシステム復旧は不可能だ。
核爆発の後のため、防衛本能だと感じた。そして、電磁パルスはプロメテウスだけでなく地表にも影響を与えたと考える。何故ミサイルを発射できたのかローソンが問うと、地球の弾道ミサイルにも、電磁パルス防御がされているとカーターは話す。
オニールは彼らと話すために複数の無線で話しかけてみる。応答は無い。
不慮の事故であるというが、まだ返事はない。そこで、遠くから君らに会いに来たと話し、ミサイルを無力化してお互い話し合おうというが、まだ向かってきている。そのため、惑星で君らと会うのを楽しみにしていたんだがと、話し、吹き飛ばされてはその実現も難しくなる。
すると、ミサイルは、プロメテウス号直前17000Mで自爆するのであった。
そして、無線が入り、タグリア防衛司令官カルファスから着陸地点の座標を送ると、激しい口調できられた。シールドと平地官制システムが復旧するまでは下りないほうがいいとし、あと数分でシステムのバックアップが稼動する。
プロメテウス号は、タグリアに着陸。司令官の名前を何度も伝えオニールに覚えさせる。ゲイト探索のために、船のセンサーでナクアダを捜してみたが、見つからない。座標はあっているし、このまま待っていても意味が無いために、転送リングで下りてみることにする。すると、飛行艇からプロメテウス号に向けられた銃口が存在。さらに、兵士たちも、武器を持って、待ち受けている。緊迫した中、カルファスが武器を下ろせの言葉で、オニールたちはP90を下ろす。
そしてオニールたちはアシュワン議長と会い、事故の話しを説明するが、カルファスの怒りは激しい、あの電磁パルスによって地表にも大きな衝撃を受けた。
いずれ取り戻せるとアシュワンは言うが、被害の全容もわかっていないのにと話す。
そんなものは、初めて他の星からやってきた君たちを受ける喜びでは問題ではないと話す。今日は意味深い一日だとし、帰るためのものがここにあるということで、スターゲイトの話を聞くことにする。スターゲイトとはよくわからなく、ジョナスも絵を見せると、神の輪を探しているとカルファスは言う。彼らはそう呼んでいるらしい。
実在しないとし、神話であり、実は本気で探したことが無かった。とりあえずカーターは、歴史資料に目を通すことを許してもらおうとする。だが、カルファスはそれを認めず、船に戻ってこちらの指示を待つように言う。そしてその待っている間に、こちらから歴史資料をお持ちするとアシュワンは言う。それにはカルファスは納得行かない。
もし見つかった際は友好の証と出来るだろう。
SG1は部屋を後にすると、カルファスはやつらは得た情報をタブリア侵略のために使用するだろうと危険を感じた。だが歴史を知られたところで何の害があるのだと逆に問う。それより神の輪が実在するとすれば隠された過去が、わかるかもしれないと考える。
歴史資料をプロメテウス内で調べるジョナスたち。言語上の共通点以外では何も皆無であった。300年以上の前のことは空白だ。ゴアウルドは星を去るときには、後片付けしていない。タグリア人がどこから来たのかわからなければゲイトも見つけようも無い。過去が見つからないのは消されているのか?
プロメテウス内で食事会が決まった。ローソンは勝手に決めたことに怒るが、大学図書館を借りるための交換条件のため、仕方が無い。
バーベキューパーティを開くときは開け、それ以外は認めないとローソン。コンロはあったっけ?とカーターに尋ねる。
タグリアの図書館で歴史について調べるジョナスとティルク。これまで訪れた星は133。そのどれも人類の住んでいる星には出身地や何かを推定できる寺院とか遺跡が、存在した。この星は謎だ。ゴアウルドが称えるモニメントがないのが不思議だ。
どんなに過去の歴史を消そうとしてもおかしいと考えるが、そこに、監視しているのをティルクは気づいていた。ジョナスは、ここに来たときから見張られていると読んでいた。

一方アシュワンを案内しているオニールとカーター。エイリアンからの情報を話すカーター。暴走の理由を話している。ハイパースペースは恒星間を結ぶ唯一の装置で安定した出力形態ではパワーが得られないと話す。カルファスは戦闘艦艇と考えているが、その説明は、オニールがする。まさしくあってはいるが、防御目的で作られた船であるが、ゴアウルドからのもので、違う動力をなくして、ナクアドリアリアクターがあろうが無かろうが、この船はたいていの攻撃には対応できる能力を有しているという。そしてカーターは、ウィリアムローソンを紹介する。
カルファスはアシュワンとカルファスの二人が戻らないときは攻撃を仕掛けるように指示してあった。早くツアーを続けていただきましょうとする。

ジョナスたちは隠れて、タルクソラムという人物が探すのを待っていた。彼は大学の数学教授だ。興味があるのは神の輪を探しているということで力になるという。

食事会で議長に歴史は300年前しかないということをカーターは言うと、長く暗い記憶から消し去りたい時代だったという。その暗黒を抜け出してから記録するようになった。それ以前の何千年もの歴史は闇に消えた。知りたくても知りようが無いとアシュワンは言う。われわれの社会にとって何の意味も無いとカルファス。
地球では過去から多くのものを学ぶとローソンは言うが、カルファスは、ノスタルジアは弱さの強調でしかないと・・・緊迫したムードは続く。
アシュワンは、歴史に乾杯しそして未来に乾杯する。

カルファスは珍しい食事を味わったとし、お気に召していないようだ。アシュワンは気に入っているようだが・・・これでお互いのことが分かり合えたということで周りの大砲は必要ないんじゃないかとオニールは言う。ロンソンならとカルファスが聞くと、解かないだろうと・・・カルファスたちは外に出て、アシュワンとオニールはこっそりと話す。外交が苦手なためとカルファスのことを言うと、同じくオニールはロンソンについて同じタイプを抱えていると話す。
政経について以来、防衛力の脆弱さに危機感を覚えその強化に力を入れてきた。その結果としてカルファスの発言力もまし、さらに、オニールたちの出現により増したと考えるが、彼がスターゲイト探索の足かせにならないことを祈るという。
神の輪の発見はタグリアにも意味があると信じている。

ソラムは、ティルクたちを部屋に案内し、神の輪発見の力になれるのはと尋ねると、ソラムは、この収集に数十年かかったと遺物を見せ始める。創造主ホラスの神のことを言うと、ソラムは、ペンダントを見せる。それを見ると、ティルクはヘルアーのシンボルだと話す。ヘルアーは神ではなく、ゴアウルドだというが、ホラスは我らの創造主であるとソラムは言う。そして衝撃的なことを話す。遺跡に書かれているのは、祖先が、奴隷としてヘルアーが地球からここに連れてきたと・・・そして必要とする資源が枯渇した後、見捨てて去ってしまったという。神に裏切られたタグリア人は怒りに
任せてヘルアーを思い起こすものすべてを破壊した。すべてではないとソラムは、
残された布製の物を見せる。そこには、スターゲイトの絵がかかれ、ソラムの訳にはシャプアイと書かれているというが、ティルクはチャパアイだと話す。
象形文字は、ストレマ朝以前の古代エジプト文字だと。ヘルアーのスターゲイトの場所は北の大サバナ?とジョナスは聞くと、ソラムはきっとアンヒュアーの荒野だと言う。町の北に広がっているそこで遺物を見つけたと話す。
ジョナスは、タグリアの兵に、散歩をしたいとアンヒュアーに向かおうとするが、その情報はカルファスにも伝えられた。許可を認めないカルファスだが、アシュワンは行かせる様に話す。カルファスとアシュワンの論争が始まる。
侵略を恐れるカルファスとオニールたちを助けるアシュワン。
友好を結ぶことで、知識や技術を交換できるというが、潜在する脅威を招くだけだと・・・この流れを未来へと考え、カルファスは仕方なく、命令に従う。

ジョナスは、スターゲイトの位置をほぼ把握し、書いてある位置を訳した。
数名で掘っていると、ゲイトの部品らしきものが見つかった。ジョナスは、解読し、この下にヘルアーのチャパアイが眠る。偽りの神に呪いを・・・
神の輪は実在した。すぐにティルクはオニールに連絡をいれ、掘り出すのに人手と機械が必要だと。
そしてスターゲイトは掘り起こされる。ゲイトは、箱のようなものに埋まっていた。
ダイヤルも無傷だ。だが、それを望遠鏡で見ていたカルファス。不気味な雰囲気だ。
ゲイトを起こして早速ジョナスは、ダイヤルを始める。すると、イベントホライズンが起きていよいよというときに、戦車による攻撃が・・・すると、人民の遺産を土に戻すのだと突然発砲してきた。
アシュワンは、カルファスに撤収命令を出したが、従わない。逮捕なさいとオニールは薦めるが、忠実な兵士が多いために、内乱が起きる可能性もある。そこでカーターは、プロメテウスをつかい武力で勝っていることを見せ付けるという。
武器砲台に向けられたままでは動けないとオニールがいうと、アシュワンは、自分に忠実だから、砲台は退かす事が出来るという。

ジョナス、ティルク達は捕獲された。ジョナスはカルファスに自分のしていることがわかっているのかというが、先祖が神の輪を埋めたのは理由があるとし、過去をいたずらに恐れるのはやめにしたらどうだとジョナスは言うが、恐れているのは未来で、
返せば大群を率いて帰ってくると話す。それこそおまえの妄想だとティルクは言い、ジョナスは、船を直したいだけで、友達となって知識を交換し、出来れば貿易も始めたいスターゲイトの使い方も教えようと・・・あぁ教えてもらおうかと違う意味で考えたカルファス。

オニールはロンソンにプロメテウス号で救出に向かおうとするが、ロンソンはまだシールドが直っていないために集中砲火を浴びれば沈むという。砲台は来ないことを説明するが、アシュワンは失脚寸前だから危険だと話す。
船長としての責任があるというと、そこにアシュワンがやってきて、私にも議長としての責任があると・・・
同じ危険を冒しているのですと、いつでも離陸ください、撃たれることは無いと言う。
亜高速エンジンスタート。使用可能の武器で反撃体制を取る。そして離陸し、目標へと向かう。
転送リングでカーター、オニール、アシュワンの3人はカルファスたちの前に立つ。
そしてアシュワンは、カルファスの説得に入る。君は善人でまじめだとし、理解できないものは埋めてしまえば人々に害をなすことは無いと考えそう行動した。アシュワンもそう考えていたが、今はそうではない。エイリアンをカルファスは恐れている。
エイリアンどころか彼らは遠い親戚なのだと言う。輪をくぐってきたことを説明する。
先祖は恐怖に負けて歴史を消した、だが、歴史を知らなければ今の自分達もわからず、将来の自分達もわからない。そんな間違いを二度としたくないと・・・
司令官を解任し、武器を下ろせと命じる。
すると兵士は全員武器を下ろした。カルファスは連行される。オニールはあなたを見直したと話す。部品を取りに向かい2、3日後にまた戻ると約束する。その間クルー達は賓客として残り、逆にディナーに招待すると・・・
ジョナスは、ソラムに感謝を述べ、ソラムも学ぶことがたくさんあるという。
あなたはすでにここの物知りですぐに学長に出世すると話す。カーターは地球へのダイヤルを開始する。ゲイトが開いた。
感 想
再びプロメテウスの悲劇が(笑)しかしプロメテウスの武器ってそこまであるのかって感じですが、今回のクルーの様子を見てみたことがあると思ったらスタートレックそっくりだ(;´Д`)SG1とスタートレックの共演ということで珍しく感じた。
今回のは久々にヘルアーの名前が出てきたけど、ヘルアーってシーズン3くらいから出てきていないのでまたこれも懐かしく感じてしまった。
ナクアドリアや、ハイパースペースの話がまたごちゃごちゃ出てきて難しかったです。夜中に見るものじゃないな(笑)

しかしこの文明が本当にあったのかは謎・・・

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