#129夢の交差点
THE CHANGELING
地球
採点(5段階)★★★★
クリストファージャッジ脚本
今回は夢との現実の交差もあるため、
後半は、字色を変えています。
病院内で慌しい動き、手術台で眠る人物に手術に向かう。手術をするのはゴアウルドの声ようだ。寝ている人物は、ティルク。全身麻酔をさせられる直前に見たのは、なんとアポフィス。(手術着)
夢から目覚めたティルクは、起き上がり、顔を洗いに行くと、彼には、バースマークが無い。ジョナスが、ティルクを心配してまた夢を見たのか尋ねる。
早く寝ないと明日の朝がきついぞと告げる。義理の父親と言うが、全く視聴者にとっても、わけわからない。するとジョナスが、「君を兄貴と思っている。なぁ、ティル僕に出来ることがあったら何でも・・・」ティルクは、ほっといてくれ坊やといい、再び寝るように告げる。おなかを触ったところで、真のティルクになった。ケルノニウムの途中で気がついたようだ。
SGCでは、食堂でカーターがまた珍しいデザートを選んでいる。そこにティルクがやってきてケルノニウムに入ったがよく入れなかったと話す。傷の回復中は難しいと話す・・・ホットミルクでもどうとカーターは進めるが、どんな温度でも牛科の動物の乳は飲みたくないと語る。ハーブティを勧めると、ティルクは飲もうとすると、カーターは、ジャファの反乱軍に取って存亡をかけた戦いになるという途中に再び、何かが頭の中に駆け巡る。
すると、ティルクは飲み物を飲んでいるが、今度は、カーターと話しているが、消防署におり、オニールもやってきた。(今後はごちゃごちゃになりそうなので、ティルクはティルとします)
ティルにオニールは腎臓の手術のことで尋ねる。移植の件で、腎臓を譲るとの話しを迷っているようだ。ジョナスも(変わった服装)腎臓は一つでも充分と・・・
ティルは、大手術になるということで、セカンドオピニオンいやサードオピニオンまで聞いたと話す(手術の相談の意味)自分以外に適合する臓器はいないとブレイが死んでしまう(ブレイって?)ブレイは恩人であり仮があると話す。
明後日が手術だ。

ジョナスたちが朝食を作り今日こそはまともに食べられるのか尋ねると、その数秒後、出動命令が・・・オニールたちは、消防車に乗り込み出動する。
【ジョナスはずっと気になっていたが坊やのあだ名になっている】
現場では車が正面衝突をしており、赤い車には子供と父親が閉じ込められており、車からはガソリンがもれている。もう一つの車からは人物が逃げ出してはいるが気絶している。そしてカーターは、赤い車から二人を救出しようとしている。ティルクは、うつ伏せになったもう一人の人物を起こすと、その人物はアポフィスだった。
救出を実行し、カーターも赤い車のドアを外し子供を救出したがすでに火が付きはじめた。救出を急ぐ。朦朧とする中、ティルクは、父親が手を差し伸ばしているのを見る、それは、ブレイだ。
ガソリンタンクに引火するのを恐れ退避命令が出た。ティルは、命令に逆らい、ブレイの救出に向かうわしに構うんじゃないと言うがティルは救出を続ける。だが、間に合わず、爆発に吹き飛ばされる。

その瞬間現実に戻り、ティルクは倒れてしまう。カーターは医療班を呼ぶ。
フレイザーが検査をしたが、何があったにせよ今は何もない。ジャファが失神したなんて始めてみたと話すが、ティルクは失神などしていないと・・・カーターは悪いけどしたわと話す。次回の作戦について話していたが、その直後、倒れたと話す。
ケルノニウムに上手く入れなかったのが関係するのかも?
ケルノニウムは睡眠と同様ジャファにとって肉体の元気回復に欠かせないものではあるが、上手く入れない事で失神と関係があるとは思えない。
関係ないとティルクは話す。痛みは無かったと言う・・・私の話が退屈すぎたのかカーターは話す。ホットミルクでも処方してと・・・

ティルクはここにいる必要はもうないと言うが、こんなのは初めてだから検査をしたいとフレイザーは話す。
目を閉じてリラックスさせると、また再び消防士のティルが・・・悪運の強い奴だと司令は言う。ブレイが車の中に!とティルは叫ぶ。ブレイを救い出したか尋ねると、ブレイはおまえの腎臓を2階で待っていると話し、車の男は到着時に既に死んでいたと・・・
医者たちは2,3日延長したほうがいいと話していたそうだ。
頭痛がすると指令に話す。司令についててくださってどうもと感謝を述べる。
司令は、2階のブレイに会いに行く。シャナークもいる。(ジャックと言われたがめんどくさいので戻さない(笑))
シャナークは、ブレイを先に行かせ司令にブレイのことを言っていなかったかたずねる。すると、ブレイが車の中にいたなどのことを伝えると、シャナークは、ブレイのことを寝言でつぶやいていたと話す。司令はここの心理療法士と親しいので話しておくと・・・
ティルとシャナークはあついキスをかわしていた。ブレイは救出より自分の命が大事だと話す。もういいでしょうとシャナークは言うが、いや違うと・・・
おかしいと思わんかどうして火傷をしていない。目の前で車が爆発したのに何故頭痛だけだ。なにかがおかしいと・・・


何なんです!といった途端再び現実へ・・・
脳波計を見る限りずっと眠りっぱなしだったとフレイザーはいうが、ずっと起きていたようだとティルク。
別の世界に生きていたというが、誰でも見るものとフレイザー、それを夢と伝えるオニール。ティルクは今まで夢を見たことが無かった。ケルノニウムでは自分をコントロールできるため、夢を見ることが無い。
現実だった気がすると・・・夢のことをティルクは伝える。99%異常はないために、大丈夫とフレイザーも認める。これで任務が戻れるとオニールも安心した。
だが、フレイザーはあと2分だけ待って欲しいと話す。おなかの幼生を検査したら終わるとカーテンを閉めた後。

カーテンを開けるのは、いきなりダニエル。彼は、この病院のセラピストだと話し、話があるそうだねと優しく語りかける。うれしい表情でダニエルに話しかけるティル。
会ったことがあるというが、ダニエルは全くあった事が無いと・・・
今後について、外に出て話し合うことにする。
ここでブレイ=養父について尋ねるが、養父ではなく、自分が思っているだけだと話
す。ここまで育て上げたのは立派だという。この後セラピストとしてダニエルは、ティルに対して、腎臓移植は止めたほうがいいと話す。
幻覚まで見る人物に薦められない。だが別の人物を見ないといけないとし、20分の予定だったが長引いたらしい。今度は1時間にしようと去った。

ティルは歩きだしたが、木陰に入ると、再びSGCに戻る。
SG1のメンバーといっしょにゲイトをくぐろうとしている。任務に集中しろとオニールに言われる。そして大丈夫だとゲイトをくぐる。
だが、ゲイトをくぐったら、再び病院へ・・・さらに奥へと進むと、再びアポフィスが・・・
「死を恐れておるな」「いや」「来世で世が待っておると知ってのこと」「何者だ」
「わかっておるはず、汝の神だ」
「どうしました?」とナースが駆けつけて、幻覚だとわかった。
ティルは慌てて、病院から逃げ出そうとするが、ドアがしまっており、後ろを見るとカルテを見ている医者が、アポフィスで、「運命からは逃れられんぞ」と・・・

そしてドアが開くと、そこにはゲイトルーム。
オニールは、開いたままだと金がかかると、腕を組んで待っている。ブレイタクが、
待っているという。何かおかしいとティルク。彼に奪われた。
何を?とジョナス。オニールはゲイトを閉じさせて、幼生がいない!とティルクは叫び出した。医療班を呼ぶようにオニールは言う。
助けてくれとティルクはオニールに伝える。
今度はジャファの死体が群がる場所で、目を覚ましたティルク。ブレイタクはすぐ横に寝ている。ブレイタクから幼生を取り出して自分に入れる。「頼む助けて・・・」

シャナークと寝ているティル。移植手術は無事に成功して、退院したと話す。
ブレイを救ったとし、ここは家で私もいる、何も問題ないわとシャナーク。ティルは、自分のおなかを触り、起きる。オニール、オニールが俺を家まで送ってくれた。
えーそう、ブレイも大丈夫だと・・・
ティルは自分がおかしくなったと思われたくないと話す。そして正直にシャナークに
自分が軍隊か何かに所属していて、地下の秘密基地にいたと・・・
どちらが現実かわからなくなってきているティル。
こっちを見てとシャナーク、キスを交わす。これでも現実じゃない?と涙ながら、喜ぶ二人。翌日、ティルは、病院のブレイの元に向かう。
新しい腎臓に拒絶反応があり、拒絶反応を抑える薬物を投与したが、もし、効果が無くとも覚悟は出来取ると・・・死を恐れないブレイに、ティルは、俺は怖いとし、あなただけは生きてもらうと・・ブレイは笑って、生きる決心をする。

ブレイは、11時にベンチで待っている。そこにダニエルがやってきて、ブレイの様子を尋ねる。拒絶反応について話すと、それは予測できたことだろうとダニエルは話す。悪夢はもう見ないという、ティルだが、軍の秘密基地のことをダニエルは話す。妻から聞いたなというが、いや・・・それを知っているのはどうでもいい。すると、では 彼女に聞くと立ち上がる。ダニエルは、君が話したとし、チームのことを尋ねる。
オニール司令、カーター司令補、坊やまでいたと・・・坊やは、見習い消防士で新米だから坊やだ。ダニエルは、夢の中のチームについて問う。あちこちに出かけて、人々を助けたりとか探索とか・・・いや、俺たちは、他の星へ旅をする。輝く青い水に満たされたわっかをくぐる。そして自分は、人間じゃなくジャファだ。でかい虫の幼生をおなかに抱えててそれが生きる助けとなる。そいつがいなくなると困るかな?腎臓みたいに・・・夢の中でブレイは何をしているのか?


整理してみると、「向こうにいるときはこっちが夢で、こっちにいるときは、向こうが夢になる。どっちも凄くリアルだと・・・向こうでは夢を見ない。どっちも現実はありえない。どっちか本物だとわかれば、そちらに生活を共存する。」
「だが、考えてもいないことが存在したらどうする。どちらも現実ではないこともありえる。どちらも同じようにリアル。本物、偽者の区別がつかないということは、どちらにも属していないんだ。」「ではどうすれば?」
「辛抱しろ、もう少しの間だ。」と去ろうとする
「このまま見捨てないでくれ。」
「見捨てやしないよティルク。また戻ってくる。」


ダニエルが去った後に、両肩を持ち助けるオニール。これが現実だ!
ティルクは、血だらけとなり、フレイザーも駆けつけている。何時間幼生無しでいたのか尋ねる。だが、ティルクはブレイタクを救うことに必死で何も答えない。
ブレイタクとティルクは、医療室へと運ばれる。
反乱軍との会合に向かったティルクたちは、待ち伏せにあってしまい、100名を越すジャファの死体を見つけた。一人を除いて全員幼生を抜かれていた。ブレイタクただ一人だった。生存者は、彼とティルクだけだ。ティルクが会合に出かけたのは3日前で、どうやって幼生なしで生きていたのかハモンドは尋ねると、想像だが、自分の幼生を、ブレイタクと交互に使って、SG1の救援を待っていたと・・
一匹の幼生を共有してジャファは何時間生きていられるか想像もつかない。
1時間後に、フリーティングルームに集合をすることとなった。
ブレイタクが、生き延びたのは、ティルクのおかげで、この方法以外考えられないという。ティルクの決断力と勇気には頭が下がると・・・現時点で使われていない幼生を探すのは不可能に近い。SG1の緊急無線を受け、ハモンドはトクラへと連絡を入れて、ティルクとブレイタクのおかれている状況を伝えてある。ジェイコブがやってくる。どちらかとなると、ティルクに、意思を尊重しなければならないというが、軍医に、どうしてでもブレイタクを救ってくれといっていたそうだ。

そしてジェイコブがやってきた。瀕死の状態のティルクとブレイタク。ティルクは、シャナークをつぶやく。フレイザーが言うには、幼生がしばらくいない状態になると、自分の一生がまぶたに浮かぶという。声をかけて元気付けてあげてとジョナスに言う。
ティルクを励ますジョナス。「ティルク、がんばれ、君を兄貴と思っている。もし僕に出来ることがあれば、」「ほおって置いてくれ坊や戻って寝ろ」「坊や?」

二人の容体は、大丈夫か尋ねるジェイコブ、フレイザーは、3人とも、重体ですと話す。幼生も高齢なことと、肉体が拒絶反応を示したこともあり、長く、ブレイタクの体内に、幼生がいたと考えられる。二人の命を支えたことで、幼生も弱っていると話す。このままでは、3人とも助からない恐れが・・・
ハンドリボンは効かないかたずねるが、もっといいものがあると、ジェイコブは、あるものをみせる。それは、トレトニンだ。バンガー人が使っていた薬だ。トレトニンの恐怖もう少し洗練されているが原料がゴアウルドならば、大丈夫だ。
バンガー人の免疫システムを変えたため、大丈夫だろうとカーターも言うが、残念だが、それは効かないだろうとフレイザー。トレトニンは、人の免疫システム用に作られた。ジャファの身体的特質に合うよう改良を加えた。トクラは、何世紀も前から、ジャファの幼生の依存に終止符を打ちたかった。バンガー人を紹介されたが、早速トレトニンの開発に取り組んできたが、試すのは始めてだ。仮に成功しても、薬物依存が残るのではないか尋ねるフレイザー。
だが、成功すれば、ゴアウルドからの抑圧からも完全な開放につながり、二人の究極の望みでもある。そして、トレトニンを試すこととする。
「ジュニア抜きのティルクそうなればいい。」
目を覚ましたティルク。目を覚ますと、ダニエルが待っている。
「今は夜中だ、みんな家に帰っている、君が無事かどうか見に来たと」
ブレイタクも無事だ。君のおかげでブレイタクは助かったという。
誰にもあんなことは出来ない、自らの危険を顧みず彼を3日間生かし続けた。幼生を彼に移すため、これが最後だと思っただろうと。
変わった経験を楽しんだとティルク。君の意識が試練を耐え抜く道を探したんだこれが現実だよ僕を信じろいいな。さぁ眠れよ。目がさめたら何もかもよくなっている。
「約束だぞダニエルジャクソン」「約束する」

ダニエルの言葉を信じティルクはおとなしく睡眠に入る。
感 想
私的には気に入ったエピソード。シーズン6はどちらかというと、方向性が無く、地球での出来事が増えた中で、こういった夢エピソードはどうかと思ったが、後半にかけては、かなり楽しめるエピソードになった。特にブレイタクにティルクは、幼生を殆ど渡しっぱなしで、自分の命をかかげている。
そして再び登場のダニエルジャクソン。彼は、こういう役って本当に似合いそう(セラピスト)オニール最大のピンチ未知の惑星!失楽園には出てこなかったんだけど・・・
ブレイとティル、そしてシャナークには驚かされた。ブレイは、普通の爺さんだし、ティルはバースマークも無く、やけに笑うシーンが多いティルクには驚く。シャナークも、全然雰囲気変わっているし・・・
最近ジョナスの存在感が薄れてきていると思うのは気のせいでしょうか?

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