#128墜落した宇宙母艦
FORSAKEN
P2X-131
採点(5段階)★★★
P2X-131で星の探索用に器具の設置をしているカーター。オニールは、昼間にそれを覗き込む(当然見えないが・・)日が落ちると、膨張する核の周りにイオン化したガスが何層もになって輝くのがわかるとカーターは説明する。オニールも楽しみにしている。日没まであと5時間と言うところになっており、オニールは足元で靴を結びなおしているところ、古こびれた写真を見つける。地球からだれも訪れていないはずだが・・・そのとき、ジョナスから通信が入る。真っ直ぐ東に向かった先へと急ぐ。するとそこには墜落した宇宙船が見つかる。ティルクも今まで見たことが無い船で、ゴアウルドでもアスガードでもトールでもない(トールとアスガードって違うの?(笑))
ジョナスは宇宙船に書かれた記号を見ると、古代のキルト語に似ているという。
船には生存者がいないと確認したところ、そこに銃を構えた3人の人物が現れた。
探検隊だとジョナスは話し、危害を加え無ければ、傷つける気が無いことを告げると、彼らはセブラン号のクルーだと話、船長のエイデン、副船長のレイナード航海士のライル。オニールたちも名乗り出る。
地球という星から来たと話すと彼らは知らないという。そこでオニールはいいところだけ話す。エイデンはずいぶん前からここにいたと話す。鉱石採取チームを迎えに行く予定だったが、小惑星との衝突で、故障してしまったのだ。
予備のバッテリーを求めるが、当然SGCは持っていない、故郷の星ヘブリダンはすぐそこだと話し、同乗させてくれれば、行く方法について教えるというが、宇宙船はないと話し、ここに来たのは、スターゲイトを使ったことをジョナスは語り始める。
彼らの惑星にはゲイトの存在が無いことを確認し、船が無いことをエイデンは聞く。
それを遠くから見ているエイリアン二人。ティルクとカーターを呼び、オニールは提案が無いか尋ねる。地球に移住を勧める、船を直す手もある。
船の燃料だけなら、問題ないし、バッテリーも、ナクアダジェネレーターを使い、充電可能だ。何の徳があるか問うが、カーターは、彼らの技術を学ぶことも可能だとし、彼らの宇宙技術はわれわれのものより進んでおり、勉強になると・・・
オニールは渋々修理を認める。キルト人は、勇敢な戦士で、ティルクも彼の子孫なら良き同盟者となれると・・・オニールはブレイブハートの見すぎだという。
船の修理を試してみて、だめな場合は、地球に来てもらうことになるとオニールハ話す。そしてカーターはエイデンに連れられ船の修理を試してみる。ティルクは、何かを察知したが、まだわからない。
宇宙船内に入ったカーターは、エイデンに宇宙船の内部の構造を聞くが、機関長が死んでいるためによくはわからない。

ティルク何かがいると、言った途端、レイナードが退いてと銃を撃ち始める。エイリアンが隠れていたのだ。オニールも彼女らに付き、P90で応戦。オニールは一瞬の隙をつき、エイリアンの足を撃つ。そしてライルはエイリアンを撃って倒してしまう。もう一人のエイリアンが、レイナードを撃ち、レイナードは腕に怪我を負ってしまう。さらに、エイデンが宇宙船から、高周波を出して残ったエイリアンを追い払った。ティルクはエイリアンの死を確認。ライルは墜落以来こいつらに襲われていると話すが、オニールは君らの武器でか?とエイリアンが同じ武器を持っているのを見た。船長に尋ねると、エイデンは、忠告すべきだったとし、最後の襲撃から、時間が経ったために諦めたものと思っていたそうだ。何者かはわからないが、墜落以来、5人のクルーが殺された。生皮をはがれ木につるされた。野蛮な連中であるのは間違いない。
船もこの周辺には無いがオニールたちがスターゲイトで来たのも考えると同じものともいえる。レイナードは治療が必要だ。エイデンは、地球で治療を受けることとなり、カーターは再び宇宙船の修理を行うこととなる。奴らは高周波で寄せ付けないとする。取り合えずゲイトまで送るとオニールたちはレイナードを運び始める。それを見守るエイリアン。果たして彼は何者か?
SGCに戻ったジョナスは、あの星について説明をハモンドにする。
彼らの星はヘブリダン。名前から類推して、彼らの先祖はスコットランド沖のヘブリデス諸島出身と思われる。その星間座標から言ってゲイトは存在しない少なくとも知られていない。だが、何故人類の文明が発達したのか・・・最初はあったゲイトを何らかの理由でゴアウルドが引き上げたのではないかと・・だが、最大の謎は科学技術が地球よりも進んでいるということ。そして写真を見せ、このエンジンは、地球では未開発のもの。液体窒素を燃料としたイオン推進システム。個人的にも興味があるのは、起動用のジェネレーター::;;と話していたが、ハモンドは先へと進む。
見通しはどうなのか尋ねると、かなり明るいこと。直せるのか問われ、ナクアダジェネレータを使ってバッテリーに充電を行い、他に重大な損傷が無ければだが・・・
ハモンドはカーターにすべてを一任する。SG15も連れて行くことを認められる。

オニールはエイリアンの名前を尋ねるがわからないと・・・武器を奪うまでは何を使っていたか尋ねるが、エイデンは、我らが出会う前に自分たちの武器が奪われていたと話し、奪われた可能性がある個数は8か9だと話す。ペアで動くのか尋ねると、「拙攻だろう、あんたらの武器を知りたかった」「正確性にかけるな」といわれるとオニールはわざと急所を外したとする。逃げた奴が今頃は、仲間に報告しているだろうとエイデンは言う。オニールは「仲間がいればな」
エイデンは「今度攻めてくるときは間違いなく大勢で攻めてくる」とオニールたちは、、歩き始めると、カーターがSGCからSG15を連れて来た。ゲイトをカバーし、敵襲に備えるように伝える。修理用の機材を持ってきたとカーター。ティルクも運ぶのを手伝う。

地球で治療を受けたレイナードは、ジョナスに仮が出来たと話し、ジョナスは、ふるさとのことを尋ねる。「両親は子供の頃に亡くなって10年前に飛行学校を卒業してからエイデン船長に従っている。それ以来彼らが家族だ」と話す。
それよりゲイトのことをと尋ねる。ジョナスはゲイトの説明を始める。
「基本的には自分たちのいる時空間以外の次元。亜空間という次元を利用する。ワームホールという一種のトンネルみたいなものが作られて、星と星がつながる」
「ゲイトはいくつくらいあるのか」問われジョナスはため息をつく。
「たくさんあるよ。人々もいろいろいて、人間に見えないエイリアンもいるし、いい人も悪い人もいる。」

エンジンシンターシステム、それに生命維持システムも駄目。補助武器システムもバッテリーから直で動かせるが、コンピュータ無しでは残った電力もわからないと話す。取り合えずバッテリーの充電それによりコンピュータが復帰すれば、全システムの診断が出来る。そして機関室にパワーソースとのインターフェイスの確認のため見に行く。
エイデンに、科学技術が遅れているのに、自信たっぷりだなと言われ、カーターは、たまたま他の地球人より、経験が豊富だと話す。エイデンもカーターのことをほめまくるが、カーターはスフル(お菓子の名前)作りは最悪だと・・・
当然エイデンもスフルについては知らない。
オニール大佐は信用していないと感じ、カーターに尋ねる。他人を信頼するはまだ時間が必要だと話し、感情を隠そうとする気がもともと無い人だと・・・
新しい友達を築くためだとカーターは話す。

エイリアンが、先ほどの死体となったものに布をかぶせているのを見にきた。そしてプレートを外しているのを見て、オニールは、動くなと銃を構える。だが、いきなりライルが銃を撃ってきて、オニールが考えた生け捕り作戦が失敗に終わった。エイリアンは逃げてしまうのであった。奴らがどんなに野蛮か俺たちが知っているとさらに、ライルは追いかけていくのであった。オニールたちも追跡にかかる。
カーターは船内は安全だと確認し武装を解除する。そしてエイデンは、ザットガンを見つける。興味を示したところ、カーターは、一撃で気絶もう一撃で死ぬという説明をする。エイデンは地球に特別な人でもと言うが、その話はパスだそうだ。
コミュニケーションに疲れたエイデンは君から話題を振ってくれと言う。
ティルクたちは、見失ってしまったために、分散して追いかけることにする。ライルはティルクからもらった通信装置を使うこととなった。

ハモンドはジョナスのラボに現れる。ジョナスは、船に書かれていたキルト語を調べていた。似たような言葉でセブラス。ある書物に書かれていたがスペルはそっくりだ。ハモンドは、違うことを伝えに来た。それは、6:25分にメインコンピュータのセキュリティが破られ、何者かが、医務室の端末からアクセスを試みた後がある。
レイナードが犯人かというジョナスの質問に、わからないが、これから尋問することとなった。ジョナスは、名案があるという。

オニールとティルクはずっと追いかけてきたが、エイリアンの棲家と見つける。だが、スターゲイトを使えるのであれば、何故こんな遠くに来たのかわからない。
棲家の中で、探しているが、ティルクは、オニールが、エイデンたちの話を信じていないことに気づいていた。罠を仕掛けた際にエイリアンは何かを話そうとしていた。そしてオニールは、プレートの束を見つける。それは船から持ってきた部品のようだとティルクは言う。オニールは何かを感じたようだ。
そこに銃声が・・・
やったぞというライルの声に、オニールたちは、すぐに向かう。銃を乱射するライルをティルクは止めに入る。オニールも生け捕りと言ったろと話す。
ティルクは、近くで、血痕を見つけた。

カーターの宇宙船の修理も完了した。接続をしてみると、宇宙船のシステムが再起動した。エイデンと呼んでくれと話し、特別なときのために取っておいたと酒を取り出した。カーターは任務中は飲めないと話すと、彼は一人で飲み始めた。
カーターもサムと呼んでと話し、共に名前の由来を話し始める。コルソーとは古代ヘブリタン語で腐った鳥の匂いという意味らしい。
ずっとこの星に閉じ込められていたために帰る気がなくなったとエイデンは話し、帰ってもまた会えると話す。私たちの科学技術を手に入れたいだろうからなとエイデンは言う。だがその言い方はカーターは嫌いだったようだ。

ジョナスは、レイナードを基地内で案内し、自分のラボへと連れてくる。P4X131で見つけた工芸品を分類していたと片付け始める。だが、突然レイナードは、きれいだわと、ジョナスにキスをしてきた。驚いたジョナス。彼女は、初めて会ったときからキスしたかったという。ジョナスは動揺を隠せない。そこに電話が入る。ハモンドからで、呼び出しを受けたようだ。レイナードはジョナスのラボに残ることになった。

カーターはシステムを起動し、残されたセブラスの中の映像メッセージが映し出された。そのメッセージは「こちらセブラス。救援を求む。小惑星嵐に巻き込まれ、コースが反れた。繰り返す。こちら囚人護送船セブラス、救援を求む・・・」
何度も聞いてみても「こちら囚人護送船セブラス」カーターは慌てて自分の武装を見てみるが、無線がなくなっている。

ペンダーに連絡を入れるオニールだが、応答が無い。ティルクもエイリアンを追いかけるが、気を察知し、背後にエネルギーガンを構えると、そこにはエイリアンが立っていた。さらにオニールもエイリアンの背後に・・・エイリアンは不利に陥った。
するとエイリアンが話し始めた。・「傷付ける気は無い」
そして武器も地面に置いた。そしてモーリック「君らは奴らにだまされている」
オニール「どういうことだ」「私はモーリック、セブラス号の船長だ」オニールは驚く。

エイデンは、操縦室へと向かうと、そこには、カーターがザットガンを持って構える。
両手を挙げさせて、この船が囚人護送船であることを話すと座らせて、足を縛らせる。墜落はわたしのせいだと・・・囚人にコントロールを任せていたときに、船が小惑星嵐に巻き込まれ、ロックポットの生命維持システムが壊れ、みんな死にかけた。
囚人はエイリアンで、スターゲイトから来たんじゃないと・・捕虜として船に乗っていて戦時捕虜だと話す。助かったのは私たち3人だけだといい、責任の重さに君らに言えなかったと・・・奴らを助けなければ墜落も無かったと・・・カーターは無線を探しに向かう。

再び、オニールとモーリックの場所・・・
モーリックは殺す前に話させてくれというが、オニールは殺すつもりはないと・・・
オニールは急所を外したといい、最初に撃ってきたのはそっちのほうだと詰める。
するとモーリックはやつらに味方にされては困るからだと話し、奴らは脱走囚でセブラス号は囚人護送船だと話す。3年前に、3人の囚人を護送していたときに、小惑星に衝突し、推力が落ちて、この惑星に不時着した。やつらをロックポッドから出さざるを得なくなった。それは生命維持システムが効かなくなったのだ。
クルーは8人。交代で見張りに行っていたが、モーリックと航海士が食料を探しに行った隙にクルーを皆殺しにされ、船を占拠し、近づけなくなってしまった。さらに、最近では、獣のように駆り立てられて生き延びるのがやっとになっていた。オニールは最初に拾った写真を見せる。するとそれは、モーリックの妻で、エシアという。
モーリックの種族セラキブは数千年前に、ヘブリダンの民をゴアウルドから開放した。ヘブリダンにハイテクをもたらしたのは彼らだ。以後仲良く生きてきた。わずかの例外を除いて・・・そこにカーターから連絡が入る。直接あってお話したいことが出来ましたと・・・そこにいろとオニールは通信をきったが、カーターはその直後、背後からライルから襲われて倒されてしまった。

ジョナスと、レイナードも惑星に帰ってきた。SG15がオニールに通信を入れるが、通信圏外だ・・・ライルはエイデンの捕捉を解き、だらしないというが、正体がばれたが、収穫はあったと、話す。ジョナスは、カーターが捕捉されているのをみて救助に向かうが、背後からザットガンで撃たれる。
これで帰れるとエイデンは言うが、レイナードは、ヘブリダンは忘れて、スターゲイトで天国のような星へと向かおうと考える。ゲイトには見張りがいると心配するが、こっちには人質がいると、レイナードは行動を開始する。
モーリック・オニール・ティルクは、人質となったカーターを見つける。
罠だというモーリックだが、助けなければいけないとオニール。船の防御システムは思った以上に強力だ。ティルクに援護を頼むオニールであったが、船のことは私の方が詳しいと、自らかってでる。そこに高周波が・・・だが、それにも負けず、モーリックは内部に侵入。装置を止める。オニールとティルクはカーターを救出し、カーターは、ジョナスが人質となってスターゲイトに向かったことを伝える。

スターゲイトでは、ジョナスが、人質となり、エイデンが先導を切っている。
ジョナスは、何かのサインをSG15に出した。そしてアドレスを入力したレイナード。それはジョナスのラボから手に入れた。そこにオニールも駆けつけたが、ジョナスは再びオニールに小さなサインを出した。行かせろと・・・

ゲイトを超えたエイデンたちであったが、すかさずジョナスは駆け込み。「やー囚人の諸君ようこそ」すぐに、エイデンたちはSGCの衛兵によって捕捉された。
すべてはジョナスが計画した作戦であった。

再び、モーリックの宇宙船にエイデンたちは、閉じ込められて、ヘブリダンへと向かうこととなった。モーリックは、どうしてジョナスが、正体に気づいたか尋ねる。
ジョナスは、最初は勘だったが、ただ船の名前を聞いて、過去の資料を調べているうちに確信に・・・彼らの祖先ケルト人が地球で作った船があった。名前も同じセブラスで囚人を送るという役割も変わっていなかったのだ。歴史は繰り返すというかそういうこともあるから歴史は面白い・。
勉強が生きたなとティルク。初めてのデートでキスしてくるような女は疑えって事です。という。モーリックは自分を信じてくれたことを感謝し、セブラスに乗り込み発進した。
感 想
いきなり、ダークエンジェルに出ていたホワイト捜査官が出てきたんで、おー今回はいい役かな?って思いましたが、もう10分もしないうちに怪しいと思ってしまった恐ろしい悪役顔(笑)ジョナスも簡単にスターゲイトのことを話してしまうし、カーターもザットガンの性能を話してしまう辺り、信用しすぎです。
でもエイリアンのモーリックを見たらやっぱり怪しむのは不思議ではないですね。
オニールは最初っからエイデンたちを信用していないのは目に見えてわかりました。今回はジョナスに脱帽って所でしょうか。

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