#126異形の超能力者
METAMORPHOSIS
P3X-367
採点(5段階)★★★
ジョナスは、基地に次第に慣れてラッシュー中尉という看護士の女性と知り合い、デートに誘おうと思っているが、ケルナでは、その手の誘いは友達が仲介を行うとして、カーターにお願いしようと思っていた。そこにトラベラー接近の信号が・・・
カーターはウォルターの下に向かうと、ロシアチームからのもので、医療班を求めている。ゲイトを開けると、同時にカーターはオニールとハモンドを呼んでくるように伝える。アイリスを開けてみると、そこからはイバノフのロシアチームと、さらにエイリアンをつれてきた。実はエイリアンを連れて来るには事前の許可が必要だ。
そのエイリアンはアレブランと言い、ロシアチームが、ニルティに関する情報を知っているとして、連れて来たのだが、その情報は、ニルティが彼の仲間を次々と改造していると言う。ニルティを自由にしたのはアメリカ人だとしてロシアチームが、犠牲者をと見せる目的であった。(思春期ウイルスでSGCは確かに彼女を解放している)

ハモンドとフレイザー軍医がゲイトルームにやってきて、オニールは、ロシアチームのセルゲイ(イバノフのこと)が勝手にP3X-367から連れて来たことを報告。相応の理由としてアレブランとその一族はニルティの犠牲者だとして、対応があってしかるべきだと・・・アレブランは、イバノフ中佐が助けを約束してくれたと・・アレブランは突然苦しむが、仲間を助けてほしいという。彼は治療室へと向かった。ニルティの砦の偵察を終えた直後、ゲイトの近くで彼を見つけた。彼からやってきたのであるが、ニルティにとらわれている彼の仲間たちを助けてほしいと言われた。ニルティはいい人だと思っていたのだが、仲間の一人が、恐ろしい死に方をするのを見てしまって、疑問を口にすると追い出されてしまった。病気が治ったからかえっていいからと村に戻ったら、みんな死んでしまっていた。今砦に残った人物も実験台にされている。
見かけにだまされないでほしいという。彼もみんなと同じように機械にかけられてしまったらしい。機械を聞くが、体の中を見てほしいと・・・ニルティの好きなように作り変える機械。ニルティはまたホクターを作ろうとしているとティルクは話す。ホクターというのは、進化した人類のことである。完璧な宿主を作って自分の力を増したいのだ。
前とは事情が違い、これまでの優れた惑星にいたものの人体というのは違って、人間のDNAそのものをいじれるものとすると理想の新しい宿主を作れるばかりか、今の宿主を改造する事だって可能だ。ニルティは他のゴアウルドと違って力で劣っている。彼女の捕獲または必要とならば暗殺も難しくは無いだろう。オニールたちは、P3X-367に向かうことにする。砦を案内できるか尋ねるが、アレブランは帰れないと話す。時間がないと・・・ニルティの力が、カサンドラと同じように爆弾を設置された可能性も高い。フレイザーは直ちに行動を開始、X線を取るために連れて行く。
イバノフはカサンドラの爆弾のことは知らない。恐ろしいことが起きると、苦しむアレブランであったが、動きが止まった彼はしばらくすると、水と化してしまった。体細胞がすべて崩壊してしまったようだ。ニルティが彼のDNAに指令を書き込んだのだ。
SG1はすぐにでも、進ませる準備を行う。ハモンドは、SG3をバックアップに、イバノフ中佐のチームもSG1と一緒に向かわせることにする。オニールは当然ながら反対するが、彼らの知識は役に立つはずだと・・・好き嫌いは別にして、彼らもSGCのメンバーであることは確かだと言い聞かせる。

P3X-367に到着したSGCとイバノフのチーム。イバノフはSG1と一緒に行動をし、ほかのメンバーはゲイトを守るように指示する。砦に向かうオニールたち、砦では、ジャファたちが待ち受ける。陽動作戦で、カーターとジョナスが、別行動を開始。爆弾をセットし、陽動作戦開始。次々とジャファたちを倒す、SG1は、ジャファ隊を全滅させ砦の中に進行する。中で、アレブランの仲間たちがいた。ここからは逃げられない、みんなを治療しにニルティは、帰ってくると話す。ジョナスは自分の名前を伝えると、装束をまとった男が頭巾を取る。すると、オーダンと名乗ったが、彼の姿は、実験の後と思われる激しい形相だ。君たちを地球という星から助けに来たと話すが、オーダンは悪いがその必要はないと話す。
ニルティは私たちの神だと話し、病気で私たちの体を治そうとしているという。疫病で死にかけていたが、あのマシーンで生かしてくださったと・・・オニールはカーターにマシーンを調べさせる。これが治療に役立ったとは思えないとオニールはいうが、実はアレブランも今の自分たちと同じような姿だったが、マシーンで治してくれたと・・・
アレブランの死を伝え、村に戻ったが、村には誰一人生き残っていないと・・・
それを聞いてショックを受けるオーダン。ありふれた名前だとオニールは話し、それよりも今知りたいのは、ニルティがいつ帰ってくるかである。
もうすぐだといい、罰を受けるぞという。病気ではなく、だまされているんだとジョナスはいうが、オーダンは、疫病は彼女が来るずっと前から流行っており、村は全滅寸前だったと・・・明日までに治療を受けなければ死んでしまうのだと話す。
変異が不安定で治療を受けないと、アレブランの身に起きたことが、同じように起きる可能性が高い。エンシェントが作った機器と考えられるとカーターは話す。ニルティを待つしかないと・・・
ニルティを殺すつもりだとオーダンの仲間エッガーが話すと、それを感じたとき、SG1に対し、疫病の原因はお前たちだなと言い始める。それを無視して行動を開始。
待ち伏せをするようにイバノフの部下に頼む。イバノフにオニールは、アレブラン以外の人物と話しをしたか尋ねるが、誰とも話していないという。
ジョナスと、ティルクはオーダンたちを地下の檻にとりあえず入ってくれというが、逆にオーダンたちは、反旗を翻し、ジョナスたちが構えた銃をなんとテレキネシスで奪い取り、さらに襲い掛かってこようとするティルクたちを止めてしまった。檻に入るのはお前たちのほうだと閉じ込めてしまった。さらに通信装置も奪われてしまう。
君らは間違っているとジョナスは言うが、間違っているのはお前たちだと地球人と話す。ニルティが戻ってくると・・・
カーターはジョナスに手伝ってほしいと連絡を入れるが、応答しない。オニールに連絡をいれ、オニールもジョナスたちに連絡を入れてみるが、通じない。イバノフともである。

転送リングで、現れたジャファ二人。カーターはザットガンで二人を撃ち、その一人の機械を触ると、突然背後からザットガンが・・・カーターは気絶してしまった。
そして現れたのはニルティであった。彼女は、透明になっており、先手を打っていたのだ。オニールは、カーターの場所へと向かうが、ニルティが待ち構えていた。そこに人質となっているのはカーター。気絶しているために、もう一度撃つと死んでしまうのは知っているなと・・・オニールはこちらの武器は一度撃てばお前は死ぬと言う。
ならば何故さっさと撃たないかいうが、オニールは、死なれては困ると話す。
ここの住民を救ってほしいというが、見かけにだまされてはならないと・・・ジャファの一人が目を覚ましたため、オニールはP-90で撃つが、オーバンがオニールの銃をジャファに届く前に止めてしまった。そして銃弾は地面に落ちてしまった。
オニールは、お手上げ状態だ。銃を静かに置く。そしてニルティはザットガンでオニールを撃つ。

目を覚ましたオニールは、牢に閉じ込められており、他のメンバーもそれぞれ同じように閉じ込められている。ニルティはホクターを作ることに成功したようで、もう手遅れだとティルクたちは話す。カーターはまだ不安定だとするが、エッガーはテレパスでオニールがニルティを殺す気だと考えていた心を読んだ。外れだというオニール。
他の人々も別の力(超人的な力)があるとすれば・・・
オニールは同じように牢に閉じ込められているここの人々に尋ねてみることにする。救いにやってきたのだが、予定が狂ってしまった。機関車並の力持ちがいたら教えてくれというが、誰も手を挙げない。そこにオーダンたちがやってきた。イバノフも連れて来た彼も捕まってしまっていたのだ。何かをされたようだが・・・
エッガーが次はお前だとカーターを指す。ニルティはこの女を呼んでいると・・・
オニールはエッガーに心が読めるならば、君たちを救うためにやってきたのはわかるはずだというが、心の奥深くにニルティを殺すためならば、ここの住民の犠牲もやむ得ないと思っていることを感じ取ったのだ。カーターは連れて行かれてしまった。


カーターは、ニルティの前につれて行かれる。彼女はクリスタルをいじりながら、、すばらしい実験素材に恵まれて、喜んでいると・・いっそ新しい宿主にしてもよいと・・・
中に入るがいいと、カーターは装置の中に入る。ニルティは装置を起動し、お前のすべてを見せてもらうとDNAレベルの解析が始まった。

イバノフは部下に連絡しようとしたところ無線機が突然手から離れていったと・・・同時にどこからともなく浴びせられたザット光線で意識を失い後は何も覚えていない。
部下たちはこれだけ長く連絡が無ければ異常を察して地球に戻って、増援を寄こすだろうと・・・イバノフは、どれだけの時間が経ったのかわからないが何かが変わったと話す。カーター少佐のことを気にするイバノフ。
カーターの解析は終わったようで、ニルティは、目的は達したと・・次はジョナスをつれてくるように指示する。
カーターは体力的に消耗しており、倒れこむ。次はジョナスが・・・ジョナスは抵抗するが、テレキネシスにより全く太刀打ちできない。今のは読めなかったろうとジョナスは小さな抵抗をした。

そしてジョナスも装置につれてこられる。ニルティとの対面は初めてだ。人間じゃないなと言う。生まれは地球人じゃないが、何千年も前にゴアウルドに連れられていった地球人の子孫だと話す。ニルティは装置を起動させると、数千年の別世界での暮らしは何をもたらしたと問う。
イバノフは苦しみ始めた、何かが変わったと・・・水を欲しがるイバノフ。
ティルクは他の囚人に話しをしようとするが、ニルティを神と信じているために、口を開こうとしない。オニールはエッガーに自分たちと同じように、ニルティの心を読むようにする計画を立てる。先ほどのジョナスのように、心を読むのはいつもとは考えれないのだ。カーターも苦しみ始める。少し休むように言う。なんとカーターはオニールの肩で眠る・・・再び苦しみ始めたイバノフ。彼はアレブランと同じように水を吐き、そして水となって死んでしまった。

目を覚ましたジョナス。何故ここにいるのかわからないジョナスであったが、お前は特別だとニルティから言われる。どういう意味かわからなかったが、他のものより進化していると言われる。完全な変身が可能だと・・・おまえの力はタウリの民と、邪知な任務で汗を流すにはもったいないほど大きいと話す。でも今の生き方が気に入っているとジョナスはいうが 、想像もつかぬ力を持たせてやろうと・・オーガンやエッガーの力はその一部に過ぎないと・・・これまでの生涯の中で、こんな魅力たっぷりの申し出を受けたのは初めてだいう。その力を手に入れたとき、君に用いる危険性があることを話す。その力を共有すれば宇宙を征服できると・・・二人で・・
みんなはどうなるのか尋ねるが、必要ないと・・・
そうなったら、まず最初に何をすると思う?
檻に閉じ込められた仲間たちとこの星の住民たちを自由にしてそれから君を殺す。
順序は逆になるかもしれないけど必ずやると話すと、ニルティから殴られてしまった。ニルティは仲間がどうなったか見れば考えが変わるかもしれんと目が光った
ジョナスが檻に戻ってきた。イバノフのことを尋ねるが、アレブランと同じように死んだことを話す。動揺するオーガンとエッガー。アレブランはニルティが殺したというが、オーガンは再び檻を閉める。エッガーにウソだと思うならば心を読んでみろという。禁じられていると話すエッガー。偽りの神だとティルクたちはいうが信じない。次はオニールが呼ばれる。ニルティは私の仲間を殺した、私らも同じようにあわそうとしている。ジョナスは君らの力はニルティよりも強いというが、オニールは檻から出されてしまう。ニルティの前に行く前に、エッガーにニルティを殺したい、たしかにそう思った。
だが、彼女の心を一瞬だけでも読めば、私らと同じ感覚になるだろうと言う。
そしてニルティの前に連れ出されたオニール。ニルティはここに来てはいけなかったと話す。オニールは貸しがあるというが、ニルティはおまえらが甘かったのだという。
カーターのことが気になるオニールは彼女を元に戻してくれと話す。私はすきにしていいというが、言われなくても好きにすると・・・そしてこっそりとアイコンタクトでオニールは、エッガーに心を読めと指示する。すると、ヤメロー!と叫ぶ。エッガーは、彼が言ったのは本当だと・・・我らの仲間を何百人と殺したというと、危険を察知したニルティはジャファクリとジャファに攻撃を命令するが、オーダンがテレキネシスを使い、ジャファ二人を瞬殺。そしてニルティを宙吊りにした。オニールは止めろととめる。
オーダンは止めない。みんなを救えるのは彼女しかいないというが、エッガーは彼女の心を読み、オーダンに止めを刺させる。ニルティは死んでしまった。

どうして殺したと聞くと、死んで当然だと・・・これで助かる方法はなくなったとオニールは言うが、その前にエッガーが彼女の心を読んだ際に、必要な知識は得たと・・・残された時間はわずかだと・・オーガンはすぐにすべての檻を開け、カーターを装置に入れ、元の体に戻した。これで他の、人々も治すことも可能だ。
「ドロシーバンザイ、悪い魔女は死んだ」 とオズの魔法使いの話しをするが、当然オーガンたちは知らない。

これでオーガンたちも元の暮らしに戻れる。軌道に乗るまで食料その他は地球から送ることを約束(ジョナス勝手にしていいのか?)お互い友達になって、落ち着いたらこの装置を調べさせてとカーターは話す。仲間たちがすべて元に戻ったらこのマシーンは壊すつもりだとオーガン。オニールは、壊すのが一番だと思わないかと問う。
そしてSG1は地球に帰ることにする。「オズにさよならだ」
オーガンも装置の中に入り、治療を開始(この後の本当の姿が気になるところだ)
感 想
なかなかストーリー的には面白いエピ。しかし残念なのが、あのオーガンたちの能力ってところかな?スターゲイトってテレキネシスを持ったりするっていうのが、無いものと思って先入観をもってみていただけに残念。そして再び災いを呼び出すエンシェントの装置、結局名前がわからなかったですが、DNAを操作するあたりダークエンジェルを思い出してしまいます(笑)特殊撮影にあの水を吐き出してその後ってところが気になりましたが、これも水を多く使ったのかもしれない。
オニールが突然ドロシーとかいうんでもしかしてオズの魔法使いかな?っておもったらそのとおりだったりして・・・ニルティの胸元が異常に気になるのもあります。

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