NINJA-TOOLS
122レプリケーター人間
UNNATURAL SELECTION
ハラー
採点(5段階)★★★★
レプリケーター誕生の秘密、そして、宇宙船プロメテウスから始まる。トールが現れ、安心したSG1だが、トールはレプリケーターにアスガードの母星が占領されたと言われ、出来立ての船で正式な名前も無いこの船を頼って何になるかオニールは問うが、カーターは逆にそれがローテクで役に立つと話す。
レプリケーターはこれほど劣悪でお粗末な機械との融合は望まないはずだと、やつらと戦えるのは君たちしかいないとし、類まれない勇気と戦闘経験が要求されると・・・アスガードの最高評議会で勝てないと判断し、SG1なら十分勝利もありえると考えたのだ。レプリケーターの産みの親リースにレプリケーターを操るコアコマンドの存在を発見した。ズタズタになったリースの体の修復は出来なかったが、神経ネットワーク内のキーコマンドを再生し増幅して、亜空間を経由して全宇宙に送信した。
来たり集えと・・・当然罠を仕掛け、待ち受けていた。それは、時空間膨張装置。その効力は、0.16光年の空間まで及んだ。係数は10の4乗。それにより彼らの1年は1万年に相当する感覚だ。1時間が1万時間となる。この計画が成功していれば、一箇所に封じ込めた上で、数百数千年をかけて彼らの処分にかかれると・・・

しかしそれは失敗してしまった。惑星ハラーの古い構造物内に作られた。アスガードが始めて住み着いた星だ。装置は堅固なニュートリニウムのケースに収められ、全住民の避難後に起動するように十分な余裕でセットされたが、どんなにニュートリニウムが堅固でもレプリケーターであれば、食い破られるのではと予測したが、時間が来ても何も起きなかった。どうやら時間より前にレプリケーターが装置に辿り着いて装置を止めてしまったと考えられる。SG1に課せられた任務として、元通りに修理して邪魔される前に起動してほしいとトールは言う。
無理だと言うオニールだったが、われらの銀河は食い尽くされてしまい、次は君らの銀河だとトール。原始的すぎて敵は動かないんじゃないかとするが、興味を引かなくとも文明を支える基礎資源を必要としてくる。間違いなく君たちも滅びる。
アスガードは殆どは脱出できたが、暗黒の二つの銀河のに分かれて、オニールの返事を待ちわびているのである。オニールも驚く。
プレッシャーをかけないでくれとオニール。少しだけ時間をくれと話し、考え直すまでも無いというが、その危険性はかなり高い。自分たちは武器も持ち合わせていないし、地球の位置もわからないという途中にトールがレバーを入れると、あっという間に地球に戻ってきてしまった。しかもスターゲイト司令室の武器庫からも、必要な武器も食料も転送したのだ。関係ない乗客(先週に出ていたジュリアたち)はSGCに返したらしい。結局、オニールは上官の判断を仰がないといけないというと、太陽系から外れる。(強制的)
われわれの銀河まで船の牽引は、時間がかかるからと、その間にハモンドに相談を入れることとなった。

サイダー軍曹は、武器庫から武器がなくなったとハモンドに話す。PK10・グレネードランチャー・クレーマー地雷全部だ。ハイジャックしていた4人が突然営倉にあらわれ、レベル22のカフェテリアには、レポーターと憲兵が現れたが食料もなくなったと。そこにオニールのVRが出てくる。ハモンドは微笑む。アスガードに助けられたのか尋ねるが、彼らを助けるに向かっているわけで・・・
司令官室の短縮ダイヤルの1番をかけるようにハモンドに薦めるが、その番号は孫であった(笑)大統領へと至急連絡をしていただくように願う。
だが、拒絶されたというが、それは作戦ではない。全宇宙の運命がかかっていることに死んだら立派な葬式をあげてくれると・・・実は拒絶されたのは船の名前だった。
名前は・・・エンタープライズだったと・・・プロメテウスもギリシャ悲劇で縁起が悪いと・・・X303のままになってしまう。レプリケーターは時空間膨張装置のインターフェイス制御メカニズムを破壊したという推測だ。タイマーの進んだもので、アスガード製品を持っていけば、すぐに、レプリケーターが群がるが、地球のものならばと考え、同じ製品を作ったという。オニールは腹が減ったと貨物室へと向かうが、そこではジョナスと、ティルクがアイス類を食べていた。ジョナスはレプリケーターとは初めてだ。魅力的だというジョナス。人間の科学者が作ったアンドロイドが、自分用のおもちゃとしてレプリケータを作った。実に意味深だ。悪魔のウィルスと考えるオニールたち。
スピードが落ち、ブリッジへと向かう。
これ以上の牽引は出来ないとトールは話す。問題が起きた・・・それは長距離センサーで時空間膨張装置が稼動していることが分かったという。いいことじゃないかとオニールは言うが、フィールド内の時間が早く進んでいると・・・・
つまり、逆転しており、10の2乗の速度で進んでいるのだ。レプリケーターは自分たちの目的に向かうようにしている。1時間が4日(100時間です)という。
時間がどれだけ前に起動したかわからない・・・座標はトールが航法用コンピュータにプログラムし、エンジンそのほかも最大限のポテンシャルに改良しておいたと・・・

亜高速エンジン始動でX303はハラーへと向かう。

オニールに教わりながら武器装填の練習を繰り返すジョナス。手のマメが増えたら遅くなる一方だと言い訳をするジョナス。そして時空間膨張エリアに辿り着き、レプリケーターの船と遭遇する。その船はX303をスキャンし、探り始める。異常は無い・・惑星の大気圏に突入。指示された座標には、建造物が一つしかない。地形はフラットで隆起もなし・・・ジョナスのカウントダウンで着陸する。(何故かタッチダウン)
スラスターを閉じて、地上に降り立つSG1。この星には、建造物がこれだけっていうのが気になるし、レプリケーターも存在していない。
だが、カーターが、地上を掘り出すと、星の表面は、レプリケーターのブロックで覆われている。それは何層にもで数千キロのものかもしれない。
装置の逆転により、食い尽くしても時間が有り余ったレプリケーターが、一休みしている。何故動かないのか?起こすなよとオニールはメンバーに話す。

地下に下りていくと、確かにオリジナルのインターフェイスは存在し、カーターも装置を元に戻そうとするとそこに男性が現れる。オニールは誰だい?との言葉に合衆国空軍ジャックオニール大佐地球人。というとみんながやってくる。
次々と人が現れ、5人の人物が立つ。時計が進みすぎているからとまき戻そうと立ち寄ったとし、終わったら出て行くと話すと、男性の一人が、時空間装置の設定を変えようとしているが、許されない。直ちにやめなければしかるべき処置を取ると・・・
時間はどのくらいかかるかオニールはカーターにきくが、インターフェイスは作り変えられていることを知った。3時間はかかるかと・・・どんどん針を回して、時間を進めたらというが、無理です・・・・皮肉だなぁと言う。
この星はレプリケーターに占領されているぞというが、知っているとも・・・
今とめないと銀河が滅びるぞと言うと、分かっていないようねと女性。
何が分かっていないんだ?悪いがとめさせるわけにはいかないと男性は語る。
どうして?と質問するオニール。「われわれがレプリケーターだ」
オニールはにっこりわらい銃を乱発する。それを聞いたジョナス、ティルクも乱発するが、彼らに当たっても何一つ飛び散らないし、当たってもいない。さらに回りにレプリケーターの虫たちが囲み出した。仲間に装置から離れるように言えとオニールはカーターに止めさせる。武器を置きたまえとファースト(名前出します)
この状況では手放せないねというと、レプリケーター虫は離れていった。オニールたちは、武器を置いて、親交を結ぼうと歩んでき、ようこそとファーストと握手をすると、
強く握り、オニールを跪かせる。なんとファーストはオニールの頭に手を入れてきた。

オニールの意識の中に入ったファースト。オニールの意識には、大事な場所としてSGCのスターゲイトが浮かんでいたのだ。オニールのアイリスコードは203224637
という、あー惜しい近いよと・・・動物園を見せてやろうかと冗談を語る。
人間とは不思議だ・・・とファースト。混沌とユーモア、苦痛。
銃声がするが、それはオニールの息子の銃の事故でのこと。自責の念を覚えて当然だよと・・また何か隠そうとすれば思い出させてやるとゲイトを開き、君の訪れた場所に行こうと考える。二人でゲイトをくぐる。
ティルクは、目を覚ましたが、周りを見渡すと、オニールやカーターもX303に座っており、意識に入られた感覚は残っていた。全員同じことを味わったのだ。
ジョナスは悪夢だと・・・その後の記憶は覚えていない。船の時計を見ると37時間経ったようだ。ハイパードライブを使いオーバーロードさせれば大爆発し、奴らを吹き飛ばせるかも?と聞くが、それはわからない。トールに連絡をいれ、緊急脱出の準備にかかる。うまくいくとは思わないとジョナス。爆発や兵器で倒せるものならばとっくにアスガードが勝利しているはずです。

うまくいけば彼らを説得できるかもしれませんと・・・とてつもない進化を遂げたことが重要だとジョナスはいい、ずっと通路を歩いていくが、カーターが最初に現れた男性(フィフス)と話している。彼が私たちを船に運び出した。
食事のご要望で迎えに来たと話す。彼の要望であるらしい。(ここで名前が本当は出ます。)ファースト、フィフス。この船を爆破してもレプリケーターにエネルギーを供給するだけです。食事は空腹になり次第。
どう見ても本物の人間にしか見えないというカーター。
逃げ出すことは無理で、次の進化だとすれば出来る限り探って味方に伝える義務があると・・・
結局食事に向かうことになったオニールたち。ファーストは既に全員の名前を把握し、呼びあげる。また握手を求めるが、遠慮した。人が一人増えているシックスが生まれていた。男女交互に産みわけか・・・
なんとテーブルもレプリケーターのブロックで作られていた。最初にあったとき、聞こうと思って聞けなかったことを聞く。仲間のレプリケーターがアンドロイドのリースを見つけ彼女が創造主だと知ったら、彼女の構造を分析して、そのデザインや技術がわれわれより洗練されているとわかったら、数億のユニット出てきているという。カーターはナナイトと同じですと言うと、あいつは大嫌いだとオニール。

ファーストが生まれたのは、アスガードが、時空間膨張装置にスイッチを入れようとしていたときに、ニュートロニウムの容器にかすかな裂け目があり、仲間のレプリケーターと違い、すり抜けられた。軌道直前の装置を止めて、目的に適うように利用することとなった。普遍の目的だ。あと数年もあれば一段集団を作れる。
自然淘汰の原理で出来上がったとファーストは言う。強いものが生き残り、動物の心を除けば、同じだと思うだろうと・・・あなたたちは人間に似せて作られたというが、セカンドは、リースに似せてよ!・・・と意見する。
いろいろと競合プログラムに欠陥が見つかったとファーストはいう。それはとりあえず「食べろ」その欠陥を治そうとはしなかったのか尋ねるオニール。
フィフスの製造に関してはエラーの補正を試みた。だがその結果人間に近くなりすぎた。弱すぎる・・・
同じ過ちは繰り返さないと・・・また「食べろ」と
エネルギーの補給をさせるのは元気でないと繰り返し意識を探るためだけだ。
フィフスは調べることは知ったというが、ファーストはまだ満足していない。
違いを見たいと・・・とくにシックスは、見たくてうずうずしているのだ。
征服のためにと、ファーストはお前ももう少し見ているべきだとフィフスにいう。
フィフスはカーターを選び、意思の中へと入り込む。
だが、その意識はカーターのではなく、フィフスのものであった。レプリケーターは意識を共有しているが、みんなとは違うことを話し、カーターは助けてほしいという。
リースの欠陥を受け継いでいるみんなと違って、あなたは違うとし、一緒に逃げれば大丈夫だと・・・アスガードも欠陥を治してくれるだろうと・・
それに同意したフィフス、「僕は何をしたらいい?」
再び倒れていたカーター。オニールたちを起こしに向かうが、もう勘弁しろと・・・解決策があると、カーターはいうと、ティルクが呼ぶ。フィフスが必要な調整は済んだ。
時空間装置の修理を終わらせたといい、組織の再構成にコマンドコードを入力させる。他のメンバーは、知識を分け与えれているらしい。あとはタイマーだ、船まで全力で走って2分、エンジンをスタートさせるまで2分かかる。フィフスは僕がここを去れば、仲間がすぐに気づきますと・・・0では起動できないために、フィフスに後から追いかけてきてと、カーターは言う。タイマーの設定を5分にしろとオニールは指を3の指示で出した。フィフスは気づいていない。「僕を置いていかないね?」「もちろんよ」
3分を超えたところでここから逃げてとカーターは言う。
もちろん3分でセットしたが、フィフスは5分と思っている。
ティルクとジョナスはエンジンを起動、その間にオニールたちは全力で走っている。
フィフスは待っているが、そこにファーストがやってきた。人間はどこだ?と
フィフスは休息のために船にと言うが、逃げようとしているとファースト、やつらの船は動き出そうとしているぞ。まだ間に合う、装置を止めるそしてお前のこころを読ませろというが、フィフスは「嫌だ」と・・・装置の起動まであと20秒だ。
すぐにジョナスは離陸させてX303を飛ばす。

フィフスの周りにはレプリケーター虫が囲む。「逃げ出したぞ」とファーストはいうが、「まだ2分残っている」とフィフス。お前はだまされたんだと・・・フィフスは恐る恐るタイマーをあけると、既に残り2秒だ。なすすべも無く時空間制御装置が起動し、10の4乗の遅さで進んでしまう。X303も膨張エリアからも外れた。トールからもオメデトウと連絡が入った。レプリケーターの船がいないか確認した後迎えに来るという。
ジョナスにオニールは「何をしたかお分かりですか?」と聞かれる。正しい事をしたんだ。「人間性を利用したんだ」と話し、「善意を裏切りました」とカーターも言う。
オニールは「奴は人間じゃない。そのことを 忘れるな」
カーター「それでもやはり・・・」
オニール「もし奴らが増殖を続けたら誰が止められる?正しかったんだ」
ジョナス「だといいのですが・・・」
カーター「本当に・・・」
いつになく言葉少なげなSG1の面々であった。

フィフスたちは1/10000のスピードで進んでいる。

感 想
今回ははらはらしてしまうエピソードでした。最初の方は、オニールも冗談交えていたんですが、アスガードもさらに進化したような気がしました。ジョナスたちがアイスを食べまくっていたのも笑えましたね。

時空間制御装置っていうのが凄いっていうのは分かったんですが、これってまた突っ込みどころがありますね。自分を進化させることも可能なのか?
進化させるのにシックスまでしか伝えられないのに、一団を作ろうとする・・・彼らの攻撃力を知りたかった気もしますね。

後半は精神面に対する攻撃が多かったのが残念かな?失敗作フィフス。再びレプリケーターに関するかわいそうなことが起きてしまいました。オニールの冷静な判断が正しかったのか?

ファーストの声がトールなので声だけ聞いていたら分からないでしょう。スタートレックネタが多く使われていたようですので、他のサイトでチェックしてみてはどうでしょうか?(私はスタートレック無知です)

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