#121宇宙船プロメテウス |
PROMETHEUS |
地球 地球から1200光年離れた場所 |
採点(5段階)★★★ |
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ゴアウルド移植 危機一髪! 48時間!タイムリミットとこのエピソードを匂わせるシーンから始まる。 カーターは街で車に乗り込もうとするとき、インサイドアクセスのジュリア・ドノバンと名乗るレポーターから質問を受ける。なんと取材中のトピックスにカーターの名前が出たらしい。その情報によるとこの2年間数十億ドルという税金を使い、プロメテウスという政府の秘密プロジェクトに使われていた。その予算も通常議会の承認すら経ないで秘密裏に組まれている。そのため視聴者もおおいにに興味を持つだろうとカーターに話すが、カーターは全く興味を示さずに、車を出そうとしたとき、ジュリアは、あるものを見せる。それはトリニウム。プロメテウス計画に使われているという産物の情報を知り、見たこともない金属で少なくとも地球では・・・それでもコメントは無いか尋ねるが、カーターはノーコメントだと・・・ |
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基地に戻ったカーターは、正直思考停止状態で、ショックで言葉に出なかったとハモンドに話す。ハモンドもそれでいい。すべてを否定するのがわれわれのポリシーだとするが、カーターはそれだけではすまないとして、トリニウムが本物かどうかは別にして、秘密の漏洩があるのは確かである。すでにペンタゴンも調査をはじめ、ミズドノバンの電話とEメールアカウントをチェック、監視も付けている。 直ちにデイビス少佐も通行中の車の中のドノバンと接し、オンエア中止に圧力をかけようとするが、彼女はプロメテウスが何かを教えてくれれば考えてもいいとするが、デイビスは、屈しない。さらに、核融合装置ではないかと推測し、砂漠にて製作中との情報も手に入れていた。国家機密の漏洩は、連邦法第17条に違反することはご存知だとは思いますがと、警告を投げかける。でも自分の身に何かあれば情報は暴露されると言う。するとデイビスは、さっさと車から降りて去ってしまう。 デイビスは、ハモンドの元に向かい、聞く耳を持たず、情報源も調査中だとするが不明だ。容疑者は現場で働いている技術など無数いる。核融合炉と思っているらしいが、それだと問題ないだろうというが、デイビスは、予算の流れも知っているし、トリニウムのことも、これだけ知っているならば、もっと先を知る可能性も高い。ハモンドは、すぐに、大統領に電話を入れる。 テレビ局プロデューサーのアールにスケジュールの件で相談に向かったドノバンは、そこで、デイビスとカーターが座っているのを見る。驚くドノバンだが、局上層部の判断で当分の間オンエアできないと・・・圧力に屈したかと言うが、実は大統領から局の会長に個人的にお願いした結果だ。カーターは、取材資料のテープ・ノート・写真の提出を求める。強制は出来ないと主張するが、デイビスは出来るんですが、自発的に提出いただけることを望むと説明する。知り合いの外国放送局に電話を入れれば喜んで情報にくっついてくるとさらに激しく主張。アールはデイビスとドノバンの口論を止め、歩み寄ろうと・・・ ジュリアにその間に独占取材の許可を求めることを話す。誓約書を記入し、そのテープはその日まで、空軍が保管するそれならいいだろうと言うが、さらにドノバンは、50年は眠らされるというが、結局会談はここで終わる。 基地にデイビスたちは戻り、報告すると、情報元を突き止めないとこの先同じこともあると考えられるが、局側としては施設見学と引き換えに、情報源を教えるとしてきた。ペンタゴンもそれが事態終息にベストだと情報源が分かり次第、テープなどはすべて破棄すると・・・すると彼女を欺くことになってしまう。物的証拠が無ければタブロイド誌の記事にするしかない。オニールはこれは最悪の解決方法だとする。が決定済みとし、ジョナスと、カーターに任務はまかされた。 カーターたちは、ジュリアたちをつれて施設案内を試みる。 100メートル以上の地下を下り、プロメテウスを見せる。正式名「X303」の姿だ・・・ テープが足りるかしら?とジュリアはいう。 |
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プロメテウスを見て、あれだけの機体を打ち上げるにはサターンロケットが20機以上いる。カーターはドノバンらに、あの機体はエイリアンと人類の技術をあわせて作り出された三世代目の宇宙船で、製作にリトルグリーマンが関わったと・・? するとカーターは実際にはグレーです。キーとなるシステムは、1978年にフェアバンクス沖に墜落した宇宙船のものを開発した。とする・・・が当然ウソである。 クリスタルの説明をするが、撮影の準備に取り掛かる、テレビ局スタッフ。 慣性制御装置と人口重力装置により、高速エレベーター並みのGしか感じないだろうと・・・あとは生命維持装置のシステムが未完成のために、飛び立つことは出来ない。カメラスタッフが取材用に道具を出している合間に、見たことがある銃器が・・・ それは、なんと、ザットガンである。衛兵が何をしているか、向かうと、ザットガンを発射。二人(ギブソンとヒンリー)とも倒されてしまう。 ジュリアとアールを機関室へと案内し、エンジン出力のことを説明し、亜高速エンジンを使い毎秒17万6千キロまで加速が可能で、光速の半分の速度だと・・・ ジョナスは恒星間の移動には不足のためにハイパードライブを使いますと・・・ 裏では、着々とデータを手に入れる作業が行われている。カーターもその異常が分かり、コンピューターでハイパードライブのシュミレーションをしていたが、中断された。他のテストの予定は無いはずだが?? 機関室よりブリッジにギブソン軍曹に連絡を入れるがつながらない。まだ通信システムが未完成なのかも?とカーターは、ブリッジ方面に向かう。 機材に不備があってと、荷物を取りに向かおうとしている二人(レイノルズ・サンダース)であったが、カーターは不信を感じ、銃を持ったを蹴り、弾き飛ばすが、スミスが駆けつけザットガンを発射する。カーターは逃げる。ジョナスは、誰かが船を奪おうとしているために止めるのは無理にせよ、邪魔は出来ると裏工作を行う。 カーターはCC4107と言う部屋に閉じ込められてしまった。ジョナスも裏工作を行い、全システム検査を実行させ、フリーズさせる。制御クリスタルを取り出して、ジョナスは隠すのであった。ジョナスたちはすぐに捕まり、ジョンは、スミスに連絡を入れる。問題がおきたが、それは、コンピュータが診断プログラムでスタックしてしまった。そっちでなんとかしてほしいとするが、メインがロックしてしまっている。 すると、アールが、制御クリスタルの隠している場所から取り出して手渡すのであった。カーターは、バーナーなど、ここで使えるものをとりあえず探し出していた。 通信装置を分解始める。 ハイパードライブジェネレーターを起動させているのに気づいたジョナス。これはわざとであり、ハイパースペースウィンドウが開かねば、ネバタ州全土を巨大なクレーターに変え、爆発が起きるだろうと・・・ 要求さえ通れば爆発は無いとスミスは言うが?? オニールも慌てて駆けつける。デイビス少佐ぁーーと大きく叫び、何があったか尋ねる。09:00時X303が稼動モードに入り09:20船内の何者かよりの通信を受信。ハイパードライブエンジンを軌道。いつでも爆発を起こせると言っているという。船内のエンジンがオーバーロードに向かっていることは確認済み。ここの警備体制は地球上で一番と聞いていただけに驚きが大きい。カメラクルーと思われることをデイビスは話す。カメラクルーのことを調べなかったのかオニールは問い、全員がソメリアで勲章をもらっており元海兵隊員で今の放送ネットワークにも1年以上勤務しており、これは長期的に練られた計画化と考えられる。そこに、スミスから連絡が入る。ハイパードライブの現状を確認できたと思うと・・・開放してほしい囚人を二人上げる、シモンズと、エイドリアンコンラッドだ。3時間で二人が来ないときは、船を爆破すると脅迫してくるのであった。カーターは、通信装置をいじり、別回線で通信を試みる。 デイビスは、ハモンドに連絡をいれ、安全保障会議が招集されたことを聞く。船内からの呼びかけに通信員が気づいた。それはカーターからの連絡だ。オニールもそれを聞き、07甲板に閉じ込められたことを知る。さらにテレビクルーがザットガンを持っていると・・・NIDが絡んでいるとデイビスは、カーターに伝える。オニールは、この船は飛ばせるか問う。亜高速制御システムを破壊するように言うが、バーナーはあるが、トリニウム合金で作られた扉を開くには時間が足りないと・・・そして3時間の時間のことを教え、直ちに、行動を開始する。 一方ジョナスたちはというと、アールが、実はこの計画を知っており、莫大な金をもらい、動いていたのだ。この船から出て行くには二つの方法しかない、手錠姿か死体だと・・・誰が出て行くといったとスミスは言う。 カーターもバーナーを持ち扉を破りにかかる。 |
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シモンズを乗せた車にデイビスは同乗している。私が管理をしていればこんなことは起きなかったと皮肉ぶるあたりはいつものこと。そしてコンラッドも一緒に開放されることを教えられ、相棒なんかじゃない奴はゴアウルドだと・・ われわれの監視下に置けば利用価値が高いと思ったと語るが、取引があったことを知り、ゴアウルドが要求してきたことは分かっていると・・・だが、助けた見返りにシモンズは何を得たか問う。だがそれには答えないシモンズ。 第二段階に移ろうとしているスミスたち。新たにモジュールを書き換えられ、古い設定ではエンジンは起動しないことを知る。するとスミスはジョナスに銃を取り出し迫る。アールは計画にはそれは無かったことだと止めに入るが、即興だよと、アールを射殺してしまった。次は女だというとジョナスは仕方なくモジュールの入力に向かう。 コンラッドの車には、ティルクが同乗しつれてきた。ゴアウルドにしては無口な奴だったというが、ジャファのティルクも似たようなものだ。カーターは黙々とバーナーを使っているが、すでに3時間が経ってしまった。カーターの努力も報われず時間が来てしまったようだ。ジョナスもモジュールの書き換えを終わり、このまま宇宙に上がっても逃げられやしないぞというが 、ハイパードライブはどうだ?と聞く。 それに関しては手に負えはしないとジョナスはいう。が、そのときにコンラッドが現れた。「心配ない、私がいる」と シモンズはドッキングクランプを外しジョンは発進準備にかかる。宇宙に出てからも、カーター少佐ならなんとかするとティルクは言うが、実は、07甲板のエアロックは工事中で油圧が出来ない。宇宙に出る前に死んでしまう。 シモンズはデイビスに連絡をいれ、そろそろ出発したいとして、屋根を開けてくれるかな?という。デイビスは、もう少し待ってくれと油圧装置の調子が悪いというが、下手なあがきは止せと30秒以内に屋根をあけないと爆発だぞと脅しを効かせる。 カーターのバーナーによる扉の破壊は終わり、行動を開始する。 シモンズのカウントダウンは始まり、仕方なく屋根を開けるデイビス。X303は離陸を開始しそれを見るしかないオニールたち。X303は空高く宇宙に向かっていくのであった。 カーターは空調ダクトを抜けることに成功。だが、周回軌道に達しようとしていた。ティルクはX302を受け入れるドッキングベイはあるか尋ねるが、まだ飛べないと・・・ オニールはアヌビスから盗んだデスグライダーがある(宇宙母艦の怪)と。 X303のレーダーは未完成だとして、船底のベイから入ればわからないことをデイビスは言う。宇宙空間を飛行中のX303。その中でドノバンは、あの気味悪い声の人物はエイリアンなんでしょうと聞く。どうせ助からないんだから教えてくれてもいいでしょうと・・・ドノバンに挨拶に来たシモンズ。ジョナスクインとは初対面の彼は、新たなエイリアンの友か?と尋ねると、ドノバンは、ジョナスもエイリアンだったことに驚く。 どこへ行くつもりか尋ねる、無事に終われば開放してやると言い、ゴアウルドと組んで無事におわれるかな?と質問を投げかける。シモンズはハイパードライブの修理が終われば用は無いと・・・カーター少佐はどうなったか聞くとヒーローを演じようとして死んでしまったよと・・・ カーターはダクト内で亜高速エンジンのシステムをショートさせた。同じ頃オニールとティルクは船底でデスグライダーで到着。 亜高速エンジンの異常の発生を知り、シモンズは、銃を置いていけと言い、カメラクルー二人を向かわせる。今すぐハイパードライブに移行することは可能かコンラッドに聞くが、まだ修理中で、設計が荒すぎる。遅れた種族が恒星間軌道を書き換えるのを考えるのさえお笑い種だと・・・カーターはスミスたちに捕まりかけるが、オニールたちが駆けつけザットガンで3人とも気絶させた。 |
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ハイパードライブの修理が終わり、ゴアウルドが指示した座標にセットし直ちにハイパードライブを使いだす。デイビスのキャンプ基地では、X303が周回軌道から消えたことを知る。オニールたちはザットガンを持ち、ジョナスたちを探している。ハイパードライブをとめられるかカーターに聞くが、再プログラムされコードを変えられているために、とめられるか分からないと・・・ スミス、サンダーソンに連絡を入れるがつながらないことに気づいたシモンズは、向かおうとするが、コンラッドが突然襲い掛かってきた。シモンズは倒され、ジョンは、吹き飛ばされ気絶してしまう。シモンズは銃を撃ち、コンラッドを倒した。 オニールたちが操縦室に辿り着くと、ジョンが目を覚まし、コンラッドが死んでいるのを確認。人質はどこか尋ねると備品倉庫(04甲板)。カーターにブリッジを見張っていろと言い、オニールとティルクが探しに向かうが、突然シモンズが襲い掛かってきた。なんとシモンズの目が光った。つまりコンラッドが死に掛けたときに、シモンズにゴアウルドが移ったのだ。ティルクとオニールは倒されるが、ティルクが再びシモンズに戦いを挑む。シモンズは、斧を手に、殴りかかろうとするが、ハイパードライブから抜けたショックで機体が揺れる。その際にバランスを崩したシモンズは斧を落としてしまった。オニールは、その隙に扉制御の場所へと向かい、コントロールパネルを開き、外への空調扉を開き、シモンズを宇宙空間へ出してしまった。オニールたちは命からがら吹き飛ばされず扉を閉め、助かった。ティルクも何とか助かり軽く礼をする。 ジョンは仲間はどうなったか聞くが、仲間のことはどうでもいいとオニール。カーターは現在位置がわからないとし、惑星があるはずだと・・・メイボーンが惑星探査の指揮を執っていた頃エンシェント文字で書かれた名盤を見つけ、秘密の場所に大量の武器や機械が貯蔵されているとあった。シモンズが夢中になって・・・ だが肝心の座標が解読できなかったためにゴアウルドを必要とした。 あとは、輸送手段(X303)が、開発されるのを待つだけだった。おうちに帰ろうとオニール。彼らは、多分ハイパードライブを起動したときにナクアドリアの不安定要素を計算に入れてなかったんだろうと。 つまり・・・現在位置が分からなければ帰りのコースも設定できない。 これからどうするの??だれも答えられない・・・ ギブソンとヒンリーに食料を探させているが、望みは薄い。ハイパースペースで経過した時間を計算して、1200光年は離れている。役には立たないが・・・ そこにアスガード船が現れた。トールが助けに来たのだ。オニールはゴアウルドから救出してくれなかったら今の私は無かったと・・・ アスガードは、地球エリアのあらゆるハイパースペース活動をモニターしている。 軌道をそれて以来監視していた。助けに来てくれたのか問うが、その逆だという。 アスガードの母星がレプリケーターに占領されてしまった。君らと君らの船の助けがいると・・・ 続く・・・ |
感 想 |
突っ込みどころ満載のエピソード :カーターの3時間で開けた穴の大きさ :X302からX303までの日が短い :X303の費用はどのくらい? :コンラッドが修理しているところ エンディングに出てくるあの船はナンだったのかやっと謎が解けました(笑)しかし憎たらしいドノバンでしたが、後半は、もうそれ以上に憎たらしいことばかり言うシモンズが登場。久々の登場でちょっとは変わっているのかと思ったらやっぱり彼は彼でした(;´Д`) プロメテウスとは元々神話にも出てくる名前です。 これを見た後の感想はやっぱりあれだけの宇宙船が空に飛ぼうとしているんであれば、絶対に見られていますね。 |