スターゲイト
STARGATE
1994年 アメリカ
SFアクション
配給 TIME
東宝東和 121分

キャスト
監督: ローランド・エメリッヒ
製作: ジョエル・B・マイケルズ
オリヴァー・エバーレ
ディーン・デヴリン
製作総指揮: マリオ・カサール
脚本: ローランド・エメリッヒ
ディーン・デヴリン
撮影: カール・ウォルター・リンデンローブ
音楽: デヴィッド・アーノルド
 
出演: カート・ラッセル ジャック・オニール
ジェームズ・スペイダー ダニエル・ジャクソン
ジェイ・デヴィッドソン ラー
ヴィヴェカ・リンドフォース キャサリン・ラングフォード
アレクシス・クルス スカーラ TV版と同じ俳優
ミリー・アヴィタル シャーレ
ジョン・ダイエル コワルスキー中佐
レオン・リッピー ウェスト将軍
エリック・アヴァリ カザフ TV版と同じ俳優
ストーリー
1928年エジプトで発見されたある奇妙な物体。それを発掘している発掘隊の中には、ペンダントをした少女の姿が・・・

それから現代に写る・・

考古学者であるダニエルジャクソンは、学会の中で多くの考古学者の前で、エジプトのピラミッドは、異星人に作られたと発表する。しかしその発表は、誰もが批判してしまい、誰もが席をたって出て行ってしまった。(この内容は後のTVシリーズの中で友人が出てくる)雨の中渋々家に帰ろうとしていたダニエルの前に表れた女性(老婆)がダニエルに仕事の依頼でチケットを渡す。突然の事で驚くダニエルだったが、行く宛もないために、仕方なく、書かれた場所に向かった。

待っていた老婆の名前はキャサリン1928年の発掘現場にいた少女である。早速ダニエルは、仕事の内容どおりに案内された。
仕事はある考古文字を翻訳して欲しいということだ。そして内容がわからないとその文字を見たが、ダニエルが翻訳を始めると、
これは翻訳が間違っているとスラスラと書き直していく。
しかしダニエルにもわからないことが度々。ついにダニエルは、書かれていた文字について解読した。
その期間は、いろんな学者や軍でも解けなかった長い時間より最も短く2週間であった。
その効果、ダニエルは、かなりセキュリティに満ちた場所に連れて行かれる。そこには、なんと1928年にエジプトのギザで発見された物体スターゲイトであった。それは大きなリングで、記号が書かれている。ダニエルの説を素にスターゲイトを動かすことに成功。
するとすさまじい渦みたいな物が飛び出て、その後には、水のような壁が待っていた。基地の将軍であるウェストは早速地球から探索隊を送り込む事を決める。しかしあちらに向かえても帰って来れなければどうしようもないということでダニエルも同行することとなった。

ゲイトを越えたどり着いた一行は早速様子を見て回るが、出てみるとピラミッドであった、だが、これは地球ではなく銀河系であるが、かなり遠くの惑星アビドスだった。ダニエルは早速帰りに必要な記号を探すが、周りには石しか置かれておらず、この惑星に取り残された探検隊。隊長オニールは、キャンプ隊と探索隊の二手に分け早速行軍を開始した。

先に進むオニールたちは、働く住民の姿を発見する。そしてある奇妙な目をした大きなシンボルらしきものを発見する。それは、なんとキャサリンがエジプトで拾いダニエルに地球を出る前に渡された紋章と同じものであった。住民はダニエルの紋章を見て、すぐに崇拝を始める。それは太陽神ラーの使いと間違えた住民で早速ダニエルたちはあついもてなしを受け、オニールは、住民の中でスカーラという少年がオニールに興味を抱き、オニールの真似を始める。
たばこなどを見て、すぐに持ち出し、ライターを渡し、オニールは久しぶりに我が子に似た感覚を思い出していた。しかし、銃を持った瞬間オニールは、血相を変えスカーラに飛び掛る。スカーラは、それに驚き泣き出してしまう。実はオニールの実子は銃の暴発事故によって亡くしていたのである。
別室に案内されたダニエルは、長老カザフからシャーレを差し出され驚いていた。多くの言葉を話せるダニエルでも全く通じない。
そして字を書いてみようと試みるがシャーレによって足で消されてしまう。この惑星では字を書くことはいけないこととされているようだ。しかし地球をあらわすシンボル文字を書いて、書かれていた場所を知っているという。早速ダニエルは、その場所に向かうが、
死にかけた一人の男が死を免れる方法を求めて広い宇宙に旅に出た。
地球を見つけた彼が一人の少年を襲い、寄生した。彼は自身を神と名乗り住民を支配し、他の惑星へ移民させここで働かせた。
しかし地球で反乱が起き、ゲイトは埋められ、この惑星でも反乱が起きかねないと考え、情報の記録を無くす為に読み書きを禁止した。
そしてダニエルはついにゲイトの記号を発見するが、あまりに古い石のため、荒廃しており、崩れ落ちていたのであった。
肝心の後半の文字が見つからない。
しかしその夜、キャンプには事件が起きていた赤い目をした兵にキャンプの探検隊は次々とやられ、全滅していた。

ダニエルたちは、一時キャンプ地に戻るが、ピラミッドの上には大きな物体がそびえていた。キャンプが気になったオニールたちは早速なかに入るが、オニールは身の危険を感じ、地球から持ってきていた核弾頭を見るが、それはすでになくなっていた。
その後、再び赤い目をした兵が現れオニールたちに襲い掛かる。オニールたちは善戦するものの、全滅してしまう。
目を覚ましたオニールとダニエルの前には、ラーがいた。鎧で守られていた体が瞬時に人間の姿に代わっていく。
一瞬のスキにオニールはラーの兵隊が持っていた武器を奪って攻撃しようとするが、ラーの従者は全員子供で、撃つことが出来なかった。オニールは再び後ろから殴られ気絶してしまう。その時ダニエルは別の兵から撃たれて死んでしまった。ラーはダニエルのペンダントを見て、兵に別の場所に運ばせることにする。

目を覚ましたオニールは水牢に入れ、死んだダニエルは、石棺から起き上がった(この石棺もTV版でもよく見られます)
撃たれた傷跡も跡形もなくなくなっていた。ラーの前に向かうと、ダニエルは、オニールが持ってきた核弾頭をこの星で採掘された鉱石(ナクアダと思う)を一緒に送り込むことにより、この威力の100倍にまで膨れ上がるというのだ。そして地球にこれを送るとどうなるか問いただす。ラーが命じたのは服従を示すために住民達の前で仲間を殺すことであった。
そしてダニエルのペンダントを奪い、神は一人ということを示す。

一方シャーレたちは、地球人に加担したことを知り、襲撃を行った。だが、この攻撃は、住民に対し、反乱の意を覚えさせてしまう。
ダニエルから自分達の祖先の話を聞き、奴隷から解放されたいと願うようになってしまったのだ。

住民は、ラー兵に連れられて、見せしめの儀式が行われようとしていた。そしてダニエルは、オニールたちの前に武器を見せられ、
銃を向けるが、ダニエルは、群衆の中でシャーレとスカーラさらに数名がオニールたちの銃を持っているのを目撃した。
その瞬間、ダニエルは、ラーに銃を向け、スカーラたちは反撃を開始する。オニールたちもすぐに逃げ出し、反撃に加担する。
しかし空からはデスグライダーが飛んでくる。
逃げ惑いながら、洞窟に逃げ込んだオニール達。そして何故核弾頭を持ってきたのかをダニエルは問う。
すると、オニールは、脅威となるものを発見したら、ゲイトを破壊し、地球との帰還は諦めよ。というもの。
オニールは実子を事故で亡くし妻とも別れ、犠牲になることは承知の上であった。

そして、スカーラが書いた絵を見て、それが最後の記号であると感じ、
使命を果たすためにオニールはピラミッドに向かうが、すでにラーの部下によって支配されていた。民間人に紛れて、
中に入ったオニール達は反撃を開始、爆弾はラーによって既にゲイトに運ばれており、オニールはスイッチを入れた。
だが、ラーの兵が現れダニエルに向けエネルギーガンを撃つ、それをかばったのは、なんとシャーレであった。
シャーレは死んでしまい、ダニエルの心境は計り知れない。転送リングという別の場所に移動できるものを知った
ダニエルはすぐにシャーレを抱え、すぐに戻るとオニールに言い残し輪の中に向かう。転送が終わったと思ったら、そこにはラーの兵が現れた。オニールは、再び格闘になる。
ダニエルは、シャーレを石棺に入れて、自分と同じように治癒されるのを待つ。
短い時間で復活でき、ダニエルはすぐにゲイトに向かおうとしたが、そこにはラーが待ち構えていた。
ラーはハンドリボンを手にはめ、ダニエルに攻撃を始める。
ピラミッドで戦っているオニールは、ラーの兵の首を移動点におき転送リングを作動させ、
リングの転送によって、兵の首は切られ、リングが動いたことにラーは気を取られたうちに、
ダニエルはペンダントを奪い、リングで転送する。
ラーは反乱により、地球のように自分の支配が無くなるのを恐れ、母艦の離陸準備を始める。

オニールは爆弾のタイマーを解除しようとするが、止まらない。それはラーによって、改良され、解除できなくしているのだ。
オニールは戻ってきたダニエルと合流し、考え付いたのは、同じことであった。
宇宙に逃げたラーの母艦に転送されてくるものがあった。
それは残り数秒の核弾頭。すぐに転送をさせようとするが、間に合わず、
ラーは、母艦ごと爆破し、木っ端微塵となってしまった。

オニール達は外に出ると、地球から来ていたコワルスキー、メイクピースなどが敬礼をし、さらにスカーラも敬礼
オニールも同じように敬礼し、住民達はついに解放されたのである。

地球への帰路に向かうオニールたち。だが、ダニエルは、決めていたことがあった、それはアビドスに残ること。
それはシャーレとの婚約も意味し、ペンダントをオニールに渡し、別れを告げる。
オニールたち探検隊の長い戦いは、とりあえず幕を下ろす。

しかしこれはまだスターゲイトの序章でしかならなかった・・・
1年後のTVシリーズに続く
感想
映画で気に入ったからこそテレビ版に繋がる・・・という表現もあるし、テレビ版の原点見ようと思って、
映画見たっていう人もいるでしょうが、映画版見てからじゃないとわかりにくいっていうのもあります。
最初に発見されたスターゲイトの翻訳し、それを解明したのはダニエルであって、キャサリンは、結局は、
ラーのペンダントとヒントしかやっていないっていうのは事実。
しかし映画のオニールは冷徹すぎて人気がないですね。やっぱりテレビ版のRDA(リチャード・ディーン・アンダーソン)の人気の層が高すぎです。
とにかくこの映画では、カーターやティルクは出ていませんが、オニール、ダニエル、コワルスキー、メイクピースなどテレビシリーズにも出てくる人もいますし、さらにシャーレ、カザフ、スカーラとの出会いもあります。テレビ版見るには必見でしょう。
DVDも多く販売されていますが、チャプター版がやっぱり見やすいかも?
映画の内容としては、このときは一つの通信しか考えられていません。(テレビ版ではダニエルが別の場所を見つけるんですけどね)
それにハンドリボンとかデスグライダー、エネルギーガンなどテレビ版なじみの武器が多く見られ、
最初みたら名前とか全然わからないですよね(^-^;
ラーの兵にはゴアウルドが腹の中にいたと思うんですが、この映画では全く出ていません。
あれは後で考えられたものなのだろうか?
ストーリー 4
キャスト 4
アクション度 4
意外度 4
SF度 5
総合(満点6) 4
必見ポイント
・ラーの兵の鎧の強力さ
実はテレビシリーズになると、
地球の武器が発達したのか、
銃を集中的に撃つと倒すことが出来る。

・ラーの強さ
・スターゲイトのSF技術